2009年5月29日
「海外人事基礎講座」
5月22日、「海外人事基礎講座」を開催しました。羽衣国際大学の長澤宏教授より、海外人事管理の基本的な考え方と海外要員の資格要件、処遇の仕方、海外給与決定方式など網羅的に解説いただきました。
勤務環境も生活環境も異なる海外で働く社員をどのように処遇すればよいのか、絶対的な正解はないだけに、人事担当としてもお悩みのことも多いと思います。
4時間に及ぶ講演の後の質疑応答では、「海外勤務者が求める海外勤務手当ての引き上げは過大と思われるところもあるが、どう考えたらよいか」、「海外勤務をすると、マンションを買えるくらい貯金できると社内で噂になり、海外勤務の希望者がたくさんでている現状はどうしたらよいか」など、具体的な質問が次々にでました。
長澤先生からは、海外勤務者の待遇(給与)を引き下げるのは非常に難しいこと、一人当たりの人件費を例えば1割削減するよりは、今いる海外勤務者の人数を1割減らす方が容易なこと、そのためには海外勤務者に現地人材の育成に取り組んでもらうことが大切だ、というお答えがありました。
限られた時間で触れることのできなかった内容もありますが、長澤先生はホームページ上で海外人事管理に関する解説を掲載しておられるそうです。「検索エンジンで『長澤宏 海外人事』をキーワードに検索してください」とのことでした。ご関心の方はご参照下さい。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 09:45
2009年5月20日
関西財界訪中団 ~北京の春の風物詩「柳絮」
4月12日~15日、大阪商工会議所は関西の経済8団体とともに「関西財界訪中代表団」(共同団長=野村明雄大商会頭、下妻博関西経済連合会会長)を中国・北京へ派遣しました。(私は事務局として参加しました。)
派遣結果概要は大商ニュース4月25日号でご報告したところですが、そのほかのこぼれ話をパンダ日記でご紹介したいと思います。
北京入りした日曜午後は公式行事はなかったので、バスで市内見学に出かけたのですが、ちょうどこの日、北京の春の風物詩「柳絮(りゅうじょ)」という柳のタネの白い綿毛がたくさん舞っていました。
写真で全面に白い綿が飛んでいるのが見えるでしょうか?
1年でもこの柳絮が飛ぶのは、わずか数日。久しぶりにみました。
北京に駐在になって、初めて柳絮を見た時、まるで大きな綿雪が降ってくるような光景に、「ロマンチック~!」と感激したのですが、実際に触ろうと外に出ると、口に入るわ、鼻に入るわと結構厄介で、感激は一瞬で消えました・・・。窓越しに見るくらいがちょうどいいです。
こちらはお馴染み、オリンピックスタジアムの「鳥の巣」。間近にみると、大きかったです。北京オリンピックの感動を思い出しました。
個人的には2年ぶりの北京訪問でしたが、あまりの町並みの変貌に、ただただ驚きました。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 09:05
2009年5月18日
鳥取県境港とウラジオストック、トンヘ(韓国)を結ぶ貨客船が就航
鳥取県によりますと、6月下旬、境港から韓国のトンヘを経て、
ロシアのウラジオストックを結ぶ定期貨客船の運行が開始されます。
運行するのは韓国・トンヘ市のDBSクルーズフェリー社で、15000トン級
の船舶を用い、旅客の定員600名、貨物は160TEUの積載能力があります。
運行スケジュールでは、境港を出港後、翌日にはトンヘ、翌々日にはウラジオ
ストックに到着します。
韓国・トンヘ市は日本ではあまりなじみがありませんが、半島の東側に位置し、
ソウルまでは高速道路で約3時間の距離。
鳥取県庁では、「環日本海航路活性化プロジェクトチーム」を40人体制で立ち上げ、
新航路の利用促進に奔走中とのこと。
「関西の多くの企業が韓国、ロシアとの貿易に境港を使ってほしい。また、
観光客の増加も期待している。」とPRに力が入っています。
ロシアや中国、韓国、日本などからなる環日本海経済圏が提唱され、その可能性が
大きいことは認められているものの、具体的な経済交流の拡大にはまだまだ課題も
あります。交通網整備はそのひとつですが、定期航路が順調に実績を伸ばす
ことが期待されます。
定期航路についてのお問合せは下記まで。
鳥取県関西本部 電話06-6341-3955
ちょいわるパンダ
投稿者 panda | 14:30
2009年5月15日
セルビア投資セミナー
4月15日、ボジダル・ジェーリッチ セルビア共和国副首相の来阪に合わせ、大阪で初めて「セルビアビジネスセミナー」を開催しました。
セルビア共和国は南東欧、バルカン半島西部に位置し、約740万の人口を擁する国で2007年には7.5%にも上る経済成長率を記録しています。
セミナーでは、ジェーリッチ副首相が南東欧の新しい市場として、EU加入を目指した政府の取組みやIT、自動車など主要産業を紹介し、幅広い分野における今後のビジネスチャンスを説明しました。普段、あまり接点のない国ではありますが、日本からはJTやオリンパスなどが進出しています。
また、セルビアは、南東欧諸国の中で唯一、ロシアと自由貿易協定を結んでいる国でもあります。
BRICsの一国であるロシア市場を見る上でも、セルビアの動向から目が離せなくなりそうです。
もみあげパンダ
投稿者 panda | 18:13
2009年5月 7日
中国の情報収集お役立ち!「ジェトロ チャイナモニター」
日本貿易振興機構(ジェトロ)では、3月にメールマガジン「ジェトロ・チャイナモニター」を発刊しました。
この「チャイナモニター」では、
(1)中国政府が打ち出す政策
(2)地域別のポジティブ・ネガティブ情報
が毎週配信されます。
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中国経済に関する情報収集にお役立てください。
登録される方はこちらまで
※「ジェトロ本部発行のメールマガジン」の一番下に載っています。
本メルマガをご紹介くださった、ジェトロ海外調査部中国北アジア課長の真家陽一さんが、先般、初めての単著『米金融危機が中国を変革する』を出版されました。4年10ヶ月にわたり北京で中国経済をウォッチした集大成です。こちらもご活用ください。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 17:31