2012年12月26日
ウクライナ副大臣による町田副会頭表敬
12月11日、ウクライナ経済発展貿易省のピンスキー・オレクサンドル副大臣が
来所され、町田副会頭、灘本専務理事と意見交換しました。
ピンスキー大臣からは、日本からの積極的な投資に期待するという発言があり、
町田副会頭からは、大商は中小企業の海外展開を積極的にサポートしていることを
ご紹介しました。
※懇談後、記念品を交換するピンスキー副大臣(中央)と町田副会頭(右)
翌12日には、「<ウクライナの投資潜在力>~関西地区での投資フォーラム」が
開催されました。チェルノブイリ事故を経験したウクライナ。副大臣はフォーラム冒頭に
東日本大震災の被災者ともたらされた被害に対するお見舞いを述べ、ウクライナの
経験が今後の日本に活かされるとお話されました。
ウクライナ経済は内需が堅調な一方、外需が不調で、現在、ウクライナ政府は、
投資誘致のために登記簡素化等の規制緩和、投資環境整備を進めており、
累積投資額(524億ドル)の0.3%に過ぎない日本に対して、今後の投資や
経済交流の活発化に期待する旨の発言がありました。
また、ソ連時代からのエネルギー効率の悪い火力発電所等が残っており、
(先進国の3~5倍もエネルギーを消費しているところもあるそうです)、
日本の省エネ・環境技術が活かせる分野もありそうです。
ウクライナは「遥か遠い国」というイメージでしたが、フォーラムでは
黒海~ボスポラス海峡~地中海~スエズ運河を通ると意外に近いという話が
あり、地図を見てみると、確かにトルコの目と鼻の先がもうウクライナです。
国際部に来て10年。これまでアジアを中心に担当してきましたが、
今年、初めてロシア・CIS担当となりました。今回、ウクライナのお客様を
お迎えするにあたり、情報収集するなかで、横綱・大鵬はウクライナと縁があり、
お父さんの出身地である東部・ハルキウ市に大鵬記念館があることを知りました。
まだまだ知らないことがいっぱいです。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 10:20
2012年12月17日
模倣品・海賊版〔輸入〕でお困りの方へ
先日、東京税関総括知的財産調査官、大阪税関知的財産調査官が
お見えになり、「輸入差止申立制度」についてご紹介いただきました。
同制度は、自己の権利(特許権、実用新案権、意匠権、商標権等)を
侵害すると認める貨物が輸入されようとする場合に、税関に対して、
当該貨物の輸入を差止め、認定手続を執るよう申立てることができる制度です。
今年1~9月の全国の税関における偽ブランド品等知的財産侵害物品の
差止件数は約2万件(前年同期約20%増)、差止点数は約91万点
(前年同期約77%増)。
仕出国(地域)別にみると、2年連続で中国からの物品が9割を超えています。
2008年には知的財産侵害物品の仕出国は、中国、韓国がそれぞれ4割強
だったものが、この数年で、中国に集中する形となっています。
商品としては、日本国内の流行を反映して、スマートフォン用の付属品や
合成樹脂製の靴の差止が多いそうです。
海外から日本への模倣品・海賊版の流入にお困りの方は、ぜひ一度
本制度の概要をご覧ください。
税関による知的財産侵害物品の取り締まり(税関ホームページ)
のっぽパンダ
投稿者 panda | 13:26