2008年9月30日
広州交易会
9月17日、広州交易会(中国輸出入商品交易会)の事務局である中国対外貿易センターの任向東副主任が大阪商工会議所を表敬訪問されました。
広州交易会は1954年から毎年春秋2回開催されている中国最大の展示会。第104回を迎える今回から会場を「琶州展示館」へ移すとともに、会期は2期制から3期制に改め、開催規模を延べ54,000小間、100万平米へと拡大するとのお話でした。
会期ならびに出展対象品目は次のとおりです。
第1期 10月15~19日 家電、電機、機械など
第2期 10月24~28日 日用品、ギフトなど
第3期 11月2~6日 アパレル、食品、医療機器など
詳細は、広州交易会のホームページまで。ホームページはこちら。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 15:10
2008年9月29日
『大阪名物』
「新大阪駅でいちばん売れるお土産は、八つ橋と赤福らしいね。」
そう教えてくれたのは、大阪市にある出版社「創元社」にお勤めの先輩。
八つ橋は京都、赤福は伊勢(三重県)のお土産。
「え~、どっちも大阪名物ちゃうのに。」と一瞬驚いたものの、そういえばのっぽパンダにも思い当たるフシが・・・。
出張や旅行の手土産に八つ橋やゴーフル(神戸)を持っていったことがあります。
いざとなると大阪の手土産には困ってしまって。
そこで、くだんの先輩が紹介してくれたのがこの本、『大阪名物』。
著者や編集者が足で稼いだというこの本には、大量生産ではない「ここだけでしか買えない」逸品を中心に、和・洋菓子、漬物、惣菜、調味料、酒・飲料、日用雑貨、手工芸品など合計73点が紹介されています。
お値段は、1点数百円から数万円まで幅広いので、好みと予算に合わせて選べそうです。
「本家小嶋」の芥子餅は食べたことあるけど、同じ堺でも「八百源来弘堂」の肉桂餅はまだ食べたことないな~などと思いながら、自分がが知っているものを数えてみましたが、73点中10点にも及びませんでした。大阪人としてまだまだ修行が足りません・・・。 (>_<)
次の機会にはこのなかから手土産を選びたいな~と思います♪
みなさんもぜひ読んでみてください。
創元社『大阪名物』の詳細はこちら。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 09:31
2008年9月25日
新型インフルエンザ対策~来るべきパンデミックに備えて
新型インフルエンザの流行が懸念されています。感染爆発(パンデミック)が起こった場合、社員やその家族を感染からどう守るか、事業継続のために海外の拠点や取引先との関係をどうするかなど、企業として検討すべき事柄は多くあります。
そこで大阪商工会議所では9月3日に国際ビジネス実務セミナー「来るべきパンデミックに備えて ~事業継続マネジメントと海外拠点の衛生管理~」を開催し、多くのご参加を得ました。
現在、世界の新型インフルエンザは、「ヒト-ヒト感染は無いか、または極めて限定されている」とされる「フェーズ3」にありますが、次の段階、「ヒト-ヒトへの新しい亜型の感染が確認されているが、感染集団は小さく限られている」という「フェーズ4」になると政府に対策本部が設置され、フェーズ4地域からの出入国者の自粛や検疫体制の強化が図られることになっています。
厚生労働省のホームページには、事業所・職場における対策ガイドライン(2007年3月策定)が掲載されており、その改定版が今秋にもとりまとめられる予定になっています。
ホームページには、個人でできる対策についても紹介されていて、マスクやゴーグルなどの感染防止のための物品や、不要不急の外出を避けるために最低限(2週間程度)の食糧・日用品等を準備しておくことが推奨されており、早速、私も少しずつ準備を始めました。
保存食を買いに行くと、おなじみのカンパンや缶詰のほか、レトルト食品、お水を入れるだけで食べられるごはんやお餅、アツアツが食べられるよう燃料も一緒になったものなど、色々な種類があって、味のバラエティや、保存年限、値段を考えながら選びました~。
災害心理学には、日々平穏な生活を送っていると、それがずっと続くものだと思ってしまう「正常性バイアス」という考え方があるそうです。火災報知器がなったけど、どうせ誰かのいたずらだろう、機器の誤作動だろうと思って逃げなかった、誰しもそんな経験はあるのではないでしょうか。
何事も起こらず、平穏な生活が続いてくれればそれがいちばんですが、ここは「正常性バイアス」を取り去って、万一に備えておきたいものです。
厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報はこちら。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 13:25
2008年9月24日
「体に感謝」~心に残ったお話シリーズNo.6
「まいど」
ほんまもんの大阪弁。
目をつむっていると、
まさかスリランカ人だと思わない。
日本在住20年、
彼の日本での生活は大阪から始まった。
一生懸命働き、
ビジネスを立ち上げ、
たくさんの友達、素敵な家族もできた。
裸一貫からスタートし、
ここまできた自分に誇りも感じている。
何より、今まで頑張ってくれた
自分の体に感謝している。
感謝の仕方を教えてもらった。
お風呂にはいるとき、
お礼をいいながら体を洗うそうだ。
「足さん、ありがとう」
「腕さん、ありがとう」
「肩さん、ありがとう」
不思議パンダ
投稿者 panda | 14:08
2008年9月18日
第1回 (株)華鐘コンサルティング(その2)
のっぽパンダ:
コンサルティングで心がけていることは何ですか?
楊部長:
現場でお困りの企業のお客様をサポートするには、法律の解釈も当然重要ですが、それ以上に、現場で当面する問題をどうやって解決するか、方針を立て、中国語の書類を作成し、交渉する部分が大切です。グループ130人の力をあわせて「実務に強い責任あるコンサルティング」をしていきたいですね。
のっぽパンダ:
中国ビジネスに取り組む日本企業へアドバイスをお願いします。
楊部長:
政府の組織は縦割りで、工商行政管理、税関、税務など部門ごとに見解が違うことが多いので、「中国の政府当局はこういっている」ではなく、どの部門の人がどういう立場で言っていることなのかを整理して考えてみてほしいですね。
また、自社で現地法人の運営をすべてみるのか、あるいは本業に専念するために周辺業務はアウトソーシングするのか、業務の性格を見直して、上手に外部の専門家集団を活用することも大切ではないでしょうか。
~インタビューを終えて~
楊部長は小学校から大学まで日本で教育を受けただけあり、流暢な日本語で分かりやすくお話いただきました。
学生時代は、たまたまボディービル部の部長と寮で同室になったのが縁でトレーニングをはじめ、1997年全日本学生ボディービル選手権で優勝したそうです!背中・脚の筋肉の美しさと柔軟性が評価されたのだとか~。写真は選手権の「演技」の様子です。(楊部長提供)
すごい筋肉!!!
日本企業のサポートに超多忙な毎日を送る楊さんですが、疲れた日も24時間営業のジムに行ってトレーニングをすると、スッキリするそうです。タフな仕事をやり遂げるには、トレーニングで体を鍛えることが大切なのですね。そんなお忙しいなか、インタビューを受けてくださり、ありがとうございました!
日本の対中投資は2005年の65.3億ドルをピークに、2年連続で20%以上減少し、対中投資ブームは一巡したと言われていますが、世界の対中投資は2006年に若干減少したものの、2007年は過去最高の826億ドルに達しています。(出所:日中投資促進機構)
華鐘さんへのご相談も2~3割は新規の進出、大商中国ビジネス支援室に寄せられた相談でみても新規進出についてが約1割を占めており、中国への関心は根強いものがあります。
(株)華鐘コンサルティングのホームページはこちら
のっぽパンダ
投稿者 panda | 13:22
2008年9月17日
第1回 (株)華鐘コンサルティング (その1)
「中国ビジネス 元気印!」の第1回は(株)華鐘コンサルティングです。
(株)華鐘コンサルティングは、上海現地法人2社とともに華鐘コンサルタントグループを構成する日本親会社です。朱鎔基前総理の上海市長時代に、外国企業誘致のためにはプラットフォームを整備する必要があるとして、当時上海にすでに進出していたカネボウにコンサルティング会社設立の打診があり、1994年、上海市政府傘下企業との日中合弁にて設立されました。現在は、上海、北京、広州、蘇州、大連、大阪に拠点があり、弁護士や公認会計士を含む社員130名を抱える総合コンサルティング会社です。
インタビューにこたえてくださったのは、コンサルティング部長の楊楽陽さん。
のっぽパンダ:
最近の日本企業からの相談の傾向を教えて下さい。
楊部長:
日本の対中投資ブームは一巡したと言われていますが、現在でも相談の2~3割は新規の進出案件です。取引先からの要請があった、あるいは日本市場が成熟してしまい、海外に活路を見出したい、その一歩が中国であるというケースもあります。
また、中国進出の前段階、マーケティング調査のお話も多いです。当社は外資系では初めて、外国企業から受託して全国、全産業の調査を行える「国家統計局認定社会調査許可企業」の資格を取っています。
すでに進出した企業からは(1)M&A、(2)労務、(3)会計・財務、(4)事業再編・撤退などのご相談も多くあります。
(1) M&A
最近はM&Aで対中投資をスピーディに行なう企業も増えているほか、増資、持分の譲渡あるいは買収、そのためのデュー・デリジェンスなどがあります。
(2) 労務
中国の労働法制が整備されてきたことや、労働者の意識が変化してきたことで、労務問題の相談も増えています。 労務問題は人が関わる問題だけに、法解釈が分かったとしても現場で具体的にどのような方針でどう相手と交渉するか、対応が非常に難しい問題です。
当社のスタッフには弁護士、会計士などの専門家もおり、これまでの経験の蓄積もふまえて、様々な角度から意見を出し、お客様のケースにマッチした方針を立てて対応しています。
(3) 会計・財務
会計・財務関連では決算、納税、監査などをアウトソーシングしていただき、企業の皆様が本業に専念できるようサポートしています。我々のサービスを利用していただくことで、日本本社が現地法人の状況を把握できる仕組みをつくる、あるいは不正を未然に防ぐ第三者牽制が働くようになります。
また、社員の突然の退職にも備えることができます。優秀なスタッフであればあるほど多くの仕事を抱えており、辞めた途端に色々なことが分からず、仕事がストップしてしまうという状況に陥ってしまいがち。そんな場合でも、当社のスタッフが状況を把握しているので、必要に応じてお客様をサポートできるのは安心だと思います。
(4) 事業再編・撤退
古くに中国へ進出した企業のなかには、労賃アップをはじめとするコスト上昇での競争力失墜、自社で生産するより外部から購入したほうが安上がり、自社で作っても有効な差別化ができない、などと判断した場合は、現地法人を清算して中国企業からの調達に切り替えようとする動きも最近出てきています。
(つづく)
投稿者 panda | 10:13
新コーナー「中国ビジネス 元気印!」スタート♪
のっぽパンダは国際部でアジアを担当していますが、その大部分が中国関連です。
中国ビジネスで活躍する企業さんと接することも多く、ぜひそんな方々をご紹介したいと思い、今日から新企画「中国ビジネス 元気印!」をスタートします。
どうぞお楽しみに~!
のっぽパンダ
投稿者 panda | 09:14
2008年9月 9日
ハングルに挑戦
最近、ハングルをかじっています。
自己紹介だけでもできたらいいなと思うのですが、これが難しい!!
新しく外国語を学ぶのが難しいのは当たり前なのですが、これまで中国語をやってきた私は、平板に読むのがいいハングルも中国語に引きずられて四声(抑揚)をつけてしまいます。
「大阪商工会議所」は、
ハングルでは、 オオサカ サンコン フェイソ
中国語では、 ダーバン(大阪) シャンコン フィイースォ
私が発音すると、ハングルの「フェイソ」に中国語「フィイースォ (hui4yi4suo3)」の四声がついてしまいます。発音がどことなく似ているだけに、余計にまぎらわしくて。むむむ。(--;)
語学は「おなかとうさぎ」で書いたとおり、「習うより慣れよ」、ですね。ぼちぼちがんばります。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 14:01
2008年9月 5日
「仕事に注ぐエネルギー」~心に残ったお話シリーズNo.5
香港の起業家と話をしていた。
自分のビジネスだけでなく、
障害者のための事業やボランティア活動にも
精力的に取り組んでいる。
ヨットも好きで
週末は海で過ごすのが習慣とのこと。
世界各国をとびまわり、
公私ともに多忙な彼に聞いてみた。
「仕事に注ぐエネルギーは全体の何割ですか?」
少し間があって、
「それは仕事を楽しんでいない人の質問だよ。
仕事が楽しいと、どこからどこまでが仕事だなんて決められないよ。」
不思議パンダ
投稿者 panda | 09:13
2008年9月 2日
インド商業会議所表敬訪問
インド商業会議所 (Indian Merchants' Chamber) のM.N.チャイニ会頭(=リライアンス・インダストリー社長)が野村会頭を表敬訪問されました。
インド商業会議所と大阪商工会議所は1994年に事業提携し、国際ビジネス交流イベント等を通じて、関係強化を図ってきています。
チャイニ会頭は最近、インドの関心は韓国、中国、ヨーロッパに向かっているものの、日本とは環境技術をはじめとしてビジネスの可能性は大きいこと、また、インドは民主国家なので、進歩はゆっくりだが安定して成長していることなどをお話になりました。
国際協力銀行が実施した「2007年度海外直接投資アンケート調査結果」によると、日本の製造業企業は今後中期的(3年程度)な事業展開先として、中国に次いでインドを有望な展開先ととらえ、注目しています。これは、若年層が多い人口構成、つまりマーケットの可能性や、安価な労働力、優秀な人材に対する期待感の表れでしょう。
今年設置する「新興国市場研究会」ではインドもとりあげ、積極的に情報提供をしていく予定ですので、奮ってご参加ください~。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 16:52