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2009年5月29日
「海外人事基礎講座」
5月22日、「海外人事基礎講座」を開催しました。羽衣国際大学の長澤宏教授より、海外人事管理の基本的な考え方と海外要員の資格要件、処遇の仕方、海外給与決定方式など網羅的に解説いただきました。
勤務環境も生活環境も異なる海外で働く社員をどのように処遇すればよいのか、絶対的な正解はないだけに、人事担当としてもお悩みのことも多いと思います。
4時間に及ぶ講演の後の質疑応答では、「海外勤務者が求める海外勤務手当ての引き上げは過大と思われるところもあるが、どう考えたらよいか」、「海外勤務をすると、マンションを買えるくらい貯金できると社内で噂になり、海外勤務の希望者がたくさんでている現状はどうしたらよいか」など、具体的な質問が次々にでました。
長澤先生からは、海外勤務者の待遇(給与)を引き下げるのは非常に難しいこと、一人当たりの人件費を例えば1割削減するよりは、今いる海外勤務者の人数を1割減らす方が容易なこと、そのためには海外勤務者に現地人材の育成に取り組んでもらうことが大切だ、というお答えがありました。
限られた時間で触れることのできなかった内容もありますが、長澤先生はホームページ上で海外人事管理に関する解説を掲載しておられるそうです。「検索エンジンで『長澤宏 海外人事』をキーワードに検索してください」とのことでした。ご関心の方はご参照下さい。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 2009年5月29日 09:45