2013年3月18日
丹羽・前中国大使講演会
中国ビジネス支援室が2003年の開設から10周年を迎えるのを記念して、
3月に、前駐中国特命全権大使の丹羽宇一郎・伊藤忠商事名誉理事をお迎えして、
講演会を開催しました。7階の国際会議ホールがほぼ満員になる盛況ぶりでした。
講演テーマは「これからの日中関係~外交最前線でみた日本と中国」。
歴史に起因する日中両国の国民感情のギャップは今後20~30年間、
好転しがたいと指摘しつつ、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、
たとえ嫌な相手だったとしても会い、言うべきことを言う。それが外交だ。」と
自論を述べ、対話を継続する外交の重要性を訴えました。
また、海外ビジネスの基本は、現地へ足を運び、現地事情を十分に把握すること
と述べ、中国においては、日本の安心・安全を前面に打ち出すことや、
自ら投資するのではなく中国と組むことで「持たざる経営」へ移行すべきことなどを
提起されました。
のっぽパンダ
投稿者 panda | 17:46