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2010年04月19日
日本から中国へ、そしてアセアンへ
先日の中国ビジネス相談。
中国の日本企業がマレーシアに投資する場合の税務処理について、
中国とマレーシアに二国間の租税条約はあるか、というご相談がありました。
租税条約は国際的な二重課税や脱税を防止するために国家間で結ばれる
ものですが、通常、中国ビジネス支援室へのご相談は、日本-中国の
二国間の話が中心で、中国と第三国についてのケースはあまりありません。
私にとっても初めてのことだけに、探せるかどうか自信はありませんでしたが、
インターネットで検索してみると、中国国家税務総局のホームページに
中国が租税条約を締結している国・地域の一覧表・ならびに
条文(中国語・英語)をみつけました!
★我国対外簽訂避免双重徴税協定一覧表(中国国家税務総局ホームページ)
http://www.chinatax.gov.cn/n480462/n480513/n481009/index.html
これによると、中国とマレーシアは1985年に租税条約を締結していました。
(ちなみに日本は、各国に先駆けて1983年に中国と租税条約を締結。)
相談企業さんには、Eメールで条文をご提供しました。
ご相談内容をお聞きしながら、日本企業の事業展開は、日本から中国へ、
中国からアセアンへと、どんどん拡がっているのだなと感じました。
日本から見ているだけでは、全体の動きが見えづらくなっていきます。
中国ビジネス支援室の守備範囲も広がるばかりです・・・
のっぽパンダ
投稿者 blogmaster | 2010年04月19日 16:37