2007年12月04日

中国の新・企業所得税法

昨日、中国国家税務総局税収科学研究所の訪日団メンバーを講師に迎えて、「中国税制セミナー」を開催しました。セミナーでは、中国の環境・省エネルギー関連の政策・税制に関する講演のほか、来年(2008年)1月1日に施行される中国の新・企業所得税法についても言及されました。

施行まで1ヶ月と迫っているものの、まだ発表されていない企業所得税法の細則(実施条例)について、細則の草案が11月28日開催の国務院常務会議において審議されたこと、その結果をふまえ草案を修正したうえで国務院から正式に公布されること、前例にならえば公布には2週間程度かかる見込みであること、などのお話がありました。(中国国内では、この草案は「原則承認」されたと報道されています。)

セミナーではこのほかに、外資優遇税制の経過措置、内部留保に対する課税、増値税還付率引き下げなど質疑応答も活発に行なわれました。

中国では、企業所得税法、労働契約法など進出日系企業の経営に大きな影響を及ぼすと考えられる法改正が続いています。これからもタイムリーに情報をご提供できるように、事業を企画していきたいと思います。「こんなテーマ・講師で講演会を企画してほしい」というご要望がございましたら、ぜひ事務局までお寄せ下さい!

のっぽパンダ

投稿者 panda | 2007年12月04日 13:53


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