2016年12月16日 11:17

玉岡かおるさんにご来館・ご講演いただきました!

こんにちはあか吉です。

さて、もうご覧になりましたか?大阪企業家ミュージアムで好評開催中の特別展示「明治・大正・昭和、激動の時代を駆け抜けた女性企業家―鈴木よねと広岡浅子―」

明治から大正時代、ほぼ時を同じくして神戸と大阪で活躍した関西を代表する女性企業家のお二人。「お家さん」として鈴木商店の発展を内から支えた鈴木よねさん、新しい事業に果敢に取り組み加島屋の再興に力を尽くした広岡浅子さん。ともに波乱万丈の人生を送られ、お二人ともテレビドラマや舞台化されています。ご覧になった方も多いかと思います。

 

それらドラマや舞台の原作になったのが、よねさんは玉岡かおるさんの『お家さん』、そして浅子さんは古川智映子さんの『小説 土佐堀川』です。

 

その『お家さん』の著者である玉岡かおるさんの講演会を12月14日、大阪企業家ミュージアムで開催しました!(パチパチ)

玉岡さんは2008年、この『お家さん』で第25回織田作之助賞を受賞されるなど、関西を舞台に活躍した女性にスポットをあてた名著を多数書いておられます。2011年に著された『負けんとき』では、広岡浅子さんの娘婿・広岡恵三氏の妹で、明治・大正・昭和と日本で数多くの西洋建築を手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズさんの妻である満喜子さんの生涯を描いておられます。

 

こうしたことから、よねさん、浅子さんのお二人を語っていただくには玉岡さんしかいない!ということで、ご講演をお願いしたところ、快くお引き受けいただきました。

たくさんの参加者を前に、「鈴木よねと広岡浅子―2人の女性企業家の足跡をたどる」をテーマに、天照大神の時代から活躍してきた女性の様々な在り様について軽妙なトークでお話いただき、予定していた1時間30分があっという間でした。

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また、講演会に先立ち、特別展示もしっかりみていただきました。

DSCN1304.JPG 特別展示ポスターの前で

 浅子さんの直筆の手紙や廣岡家の法被(実物)、鈴木商店の大番頭・金子直吉氏による「天下三分の宣言書」(レプリカ)などの展示物を興味深そうにご覧になっていました。

 この特別展示も来年1月31日(火)までです。

あと一か月少し、まだご覧になっていない方はぜひご来館ください。

二人の女性から「あきらめずにやりぬく企業家精神」を感じていただき、新年を迎えるにあったってのパワーにしていただければと思います。

大阪企業家ミュージアムは今年は12月24日(土)まで。新年は1月5日(木)から通常どおり開館いたします。ぜひお立ち寄りください。

投稿者 museum | 2016年12月16日 11:17