2013年05月23日 08:39
企業家ミュージアム ★メールマガジン★ 第4号!
>>2013年5月22日(水)発行<<
みなさん、こんにちは。
「企業家ミュージアム メールマガジン」第4号は、5、6月に予定しております
催し物をご案内いたします。
ぜひ、ご参加ください!
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5月、6月のオススメ!
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【1】 <5/21スタート!>
大阪企業家ミュージアム特別展示
日本のまほうびん101年 ~日本の魔法瓶は、大阪生まれだった~
【2】 <5/25スタート!>
楽しく学ぶ企業家精神!:講談で聞く企業家
【3】 <6/1~6/28>
大好評につき本年度も開講します!:2013年度『講座・企業家学』
【4】 <6/5~6/14>
大阪赴任者のための「90分で学ぶ!大阪産業の歴史と企業家達」
【5】 <土曜解説会 6/8まで>
土曜解説会&「大大阪観光」(昭和12年)上映会開催のご案内
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【1】 大阪企業家ミュージアム特別展示 5/21~8/30
日本のまほうびん101年 ~日本の魔法瓶は、大阪生まれだった~
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1912年(明治45)、八木亭二郎氏が日本で初めてまほうびんの製造を開始して
101年。以降、象印マホービン株式会社創業者・市川銀三郎氏、タイガー魔法瓶
株式会社創業者・菊池武範氏など多くの企業家がこの大阪で魔法瓶事業に挑戦
しました。
大阪の地場産業といわれ、世界に飛躍した“まほうびん”。各社の商品の変
遷、エピソード等をご紹介するとともに、その足跡をたどりながら、その企業家
精神をご覧ください。
なお、本特別展示は、まほうびん記念館にて開催されました特別企画展「日本
のまほうびん生誕100年」(2012/10/1-2013/5/16)の展示パネル等を元に実施し
ます。
期 間 :2013年5月21日(火)~8月30日(金)
協 力 :まほうびん記念館
オルゴ株式会社、株式会社グロリア魔法瓶製作所、
象印マホービン株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、
ダイヤモンド魔法瓶工業株式会社、ピーコック魔法瓶工業株式会社
▼詳しくはこちら
http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/130521kgk.pdf
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【2】楽しく学ぶ企業家精神!:講談で聞く企業家
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「より楽しく!」をテーマに、講談師 旭堂小二三さんをお招きし、企業家につい
て語っていただく講座を合計6回開催します。
企業家は、安藤百福、石橋信夫、上山英一郎、江崎利一、鳥井信治郎、五代友厚の
6人を今年度は予定しています。
名調子で聴く「企業家ヒストリー」。あわせて、企業家ミュージアムスタッフによ
る補足解説と館内見学も実施します。
各回とも新作講談30分、補足解説30分、館内見学30分の合計90分を予定。
土曜日の午後、”楽しく”企業家たちの熱い想いに触れてみませんか?
▼詳しくはこちら
http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/kkk2013.pdf
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【3】大好評につき本年度も開講します!:2013年度『講座・企業家学』
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企業家について総合的に研究する学会「企業家研究フォーラム」(会長:宮本又郎
大阪大学名誉教授)と連携し、業界を築きリードしてきた企業家にスポットをあて
た連続講座です。本年2月にプレ講座を開催し大変ご好評いただきました。
そこで2013年度も6月と11月に開講します!
6月は食品関係の企業家たち。サントリーの鳥井信治郎・佐治敬三親子、今や国民
食となったインスタントラーメンの安藤百福と奥井清澄、新しい食文化を生み出し
た大社義規と藤田田、ビール業界を牽引した磯野長蔵と樋口廣太郎、そして最後に
は江崎グリコ記念館の見学。
社会人の皆さんはもちろん、経営・経済を学んでいる大学生・大学院生の皆さん、
そして業界研究に取り組む就職活動中の皆さん、ぜひぜひ、ご参加ください!
▼詳しくはこちら
http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/kgk2013.pdf
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【4】 大阪赴任者のための「90分で学ぶ!大阪産業の歴史と企業家達」
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6月5日から14日にかけて、毎年好評の見学会、大阪赴任者のための「90分で学ぶ!
大阪産業の歴史と企業家達」を計6回(各回同一内容)開催します。
古代から天下の台所といわれた江戸時代までを30分で紹介し、明治以降は、大阪産
業の歴史とあわせて各時代に活躍した企業家の志や創意工夫をガイドが解説をしなが
ら60分で館内を見学。
大阪に初めて赴任された方はもちろん、大阪勤務は長いが、あらためて勉強してみ
たいという方に「わかりやすく、面白い」と好評の見学会です。
▼詳しくはこちら
http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/oskk1306.pdf
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【5】土曜解説会&「大大阪観光」(昭和12年)上映会開催のご案内
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大阪企業家ミュージアムスタッフが「企業家の名言とその背景」として、お一人の
企業家に焦点をあて、その方の名言あるいは座右の銘を、その方の生涯とともにご
紹介する『土曜解説会』を実施します。
また、当日の大阪企業家ミュージアム近隣では、東横堀界隈を楽しむ一カ月として
『e-よこ逍遥2013』(http://e-yokobori.jp/docs/syouyou2013.pdf)が開催されて
います、大阪企業家ミュージアムでもこのイベントにあわせ、期間中の土曜日は、
昭和初期「大大阪」の時代の雰囲気を伝える貴重な映像資料「大大阪観光」の上映
会をあわせて開催いたします。
5 月25日 大日本除虫菊創業者「 上山 英一郎 」
6 月 1日 クボタ創業者 「 久保田権四郎 」
6 月 8日 サントリー創業者 「 鳥井 信治郎 」
▼詳しくはこちら
http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/oskk1306.pdf
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■編集後記■
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
5月、6月の土曜日は、「土曜解説会&『大大阪観光』上映会」、『講座・企業
家学』、そして「講談」と盛りだくさんのセミナーを開催しています。
新緑の清々しい東横堀界隈の散策とともに、ミュージアムの企画をぜひぜひお楽
しみください。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
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【発行日】 2013年5月22日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601 FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 08:39
2013年05月21日 11:21
5月21日から特別展示「日本のまほうびん101年」を開催
暑うなってきたな~
毛皮の身にはたまらんわ・・・
確かこの間までは、
「寒いのはかなわんわー、毛皮一枚の身にはこたえるわ」
次は
「春は、あかん。花粉症で目はかゆいし、鼻はとまらんし・・・」
って、いうてたな
りょく吉、文句ばかりいうとったらあかんで。
物事、いい風に、前向きに考えな
おっちゃんかて、去年は同じこというとったやんか。
随分、変わったもんや
『人間というものは、決心と心掛け次第でどのようにでもなるものだ』(大原孫三郎)
いうてな、いつまでも昨日のままやないで~
わかった。明日から見習うわ
明日からかい!
まあ、ええやんか。
しかし、喉かわいたな~。冷たいもんほしいな。
冷たいもんならあるで!
なんや、あるんなら、早よ、くれ!
グビグビ・・・・ゴックン
ふー、よう冷えとったわ。生き返るわ
しかし、これなんや?
マイボトルや!
人間はおもろいもん考えるな~
けど、なんでこれ冷たいままなんや?
わかった、さっき、冷蔵庫から移したところなんやな
ちゃうちゃう。朝方いれたから、もう3時間はたっとるで
これはな、魔法瓶なんや
魔法瓶ってなんや?
魔法瓶、いうのはな。熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまんま保存できるんや。
へー、まさに魔法やな
けど、なんでそうなるんや?
それ、誰が作ったんや?
どんな種類があるんや
知りたいか?
だから、聞いとるんやンか
いけずやな
悪い悪い
簡単にいうとやな、真空を利用しとるんや。
そや、丁度、今週から、大阪企業家ミュージアムで「日本のまほうびん101年~日本の魔法瓶は大阪生まれだった~」をやっとるから、そこで説明したるわ。
えー、ここで教えてくれてもええやんか
まあまあ、真空って、どんなもんかがわかる簡単な実験器具もおいとるから、それも使いながら説明するわ
実験か。それならいくわ。
実験は大好きや
そうと決まったらはよ行こう
そんなに急に引っぱったら、あかん!
腰が・・・・
へーー、急にひっぱったらあかんのか。
じゃあ、どれくらい急にひっぱったらギックリ腰になるか実験や!
あほ!
説明ききたいんやろ。
そんなあほな実験せんと、さっさといくで
了解!
ほな、おっちゃん、大阪企業家ミュージアムまで競争や
元気なやっちゃ。
年寄りにはこたえるわ・・・
投稿者 museum | 11:21
2013年05月16日 19:13
企業家ミュージアム ★メールマガジン★ 第3号(臨時)!
>>2013年5月15日(水)発行<<
みなさん、こんにちは。
「企業家ミュージアム メールマガジン」第3号の本号は、5月に開催を予定して
います特別展示をご案内いたします。
大阪企業家ミュージアムでは、105人の企業家を展示する常設展示とは別に、年4回
特別展示を開催しています。5/17(金)までは、「挑戦・創意工夫~今活躍する企業
家たち」を開催していますが、5/21(火)からはまほうびん記念館の協力を得て、
魔法瓶に焦点をあてて展示をします。
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大阪企業家ミュージアム特別展示 5/21~
日本のまほうびん101年 ~日本の魔法瓶は、大阪生まれだった~
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1912年(明治45)、八木亭二郎氏が日本で初めてまほうびんの製造を開始して
101年。以降、象印マホービン株式会社創業者・市川銀三郎氏、タイガー魔法瓶
株式会社創業者・菊池武範氏など多くの企業家がこの大阪で魔法瓶事業に挑戦
しました。
大阪の地場産業といわれ、世界に飛躍した“まほうびん”。各社の商品の変
遷、エピソード等をご紹介するとともに、その足跡をたどりながら、その企業家
精神をご覧いただければ幸いです。
なお、本特別展示は、まほうびん記念館にて開催されました特別企画展「日本
のまほうびん生誕100年」(2012/10/1-2013/5/16)の展示パネル等を元に実施し
ます。
期 間 :2013年5月21日(火)~8月30日(金)
入館料 :大阪企業家ミュージアム入館料(大人1人300円)に含みます
問合先 :大阪企業家ミュージアム 電話 06-4964-7601
場 所 :大阪企業家ミュージアム
主 催 :大阪商工会議所 大阪企業家ミュージアム
協 力 :まほうびん記念館
オルゴ株式会社、株式会社グロリア魔法瓶製作所、
象印マホービン株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、
ダイヤモンド魔法瓶工業株式会社、ピーコック魔法瓶工業株式会社
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■編集後記■
お読みいただき、ありがとうございました。
『大阪365日事典』によると「大正15年の5月15日に三越と大丸は時同じくして
土足入場制に踏み切った。」そうです。大正時代、大阪市内には、三越、大丸、
十合、高島屋、白木屋等々の百貨店が競い合っていました。大阪の婦女子はこれ等の
店をまわり、食堂で食事をするのが一番の楽しみだったとか。それまで、下駄や草履
は、入り口で脱がされ、下足札をもらうのが当たり前でした。両店とも「御履物の
ままでお買物!」とうたいあげ、客の入りは3倍、売上も2倍になったといいます。
いつの時代も、その時代の常識に果敢に挑戦をする企業家達。5/18~6/8の土曜日は、
そんな企業家の活躍した時代の映像を見てみませんか。
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▼バックナンバーはこちらの「月刊アーカイブ」をご覧ください
http://www.osaka.cci.or.jp/museum/blog/
本メールは、大阪企業家ミュージアムが主催するセミナー参加などを通じてメール
アドレスをご提供くださった方々にお送りしております。
今後、こうした情報提供が不要である場合は、その旨、このメールの返信にてお知
らせください。
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【発行日】 2013年5月15日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601 FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 19:13
2013年05月15日 21:13
開講迫る!2013年度『講座・企業家学』
こんにちは、あか吉です。
あっという間にゴールデンウィークが終わってしまい、次の休みを指折り数えている
あか吉です(笑)。
桜が終わり、チューリップが終わり、ゴールデンウィーク中に満開となったツツジも終
わり、今はバラの季節がやってきました。
企業家ミュージアムの住人であるあか吉にとって「バラ」といえば、髙島屋さん!
バラのマークの髙島屋♪♪(企業家ミュージアム「第2ブロック大衆社会の形成~消費
社会の幕開け~」で第4代・飯田新七氏を展示しています)
デパートの包装紙はそれぞれのイメージに合った素敵なデザインが多く、街ゆく人が
手にもつ紙袋をみるとすぐにどこのデパートでお買い物されたかが分かりますね。
その中でも、髙島屋さんはすぐに分かります!
今はゴージャスなバラのリースのデザインですが、最初のころは一輪のバラがお行儀
よく整列していた図柄だったそうです。
その後、バラとリボンの組み合わせとなり、そして今のリース状のものになりました。
どれをとっても可憐でとても品があるデザインですね。
このバラのデザインですが、今から61年前の昭和27年、飯田慶三社長のもとで、シンボ
ルフラワーとしてバラを採用したことに始まります。
包装紙をはじめ、カレンダーや年賀状にも使われ、店内放送や、高島屋提供のラジオ番
組のバックミュージックに『ラビアンローズ』という曲が使われたそうです(『髙島屋百五十
年史』より)。
バラの花は世界の人々に愛され親しまれる気高き花。企業イメージがそんな素敵な花
とだぶるというのは素晴らしいですね。
社名、ロゴマークなど、会社の象徴となるものは、経営者それぞれの思いが込められて
いることが良くわかります。
そういう背景を知ると、包装紙ひとつをとっても、今までと違ったように見えるのは不思議
ですね。
さて、4月にご案内した企業家について深く知る連続講座・2013年度『講座・企業家学』
の開講が近づいてきました!
6月は「飲食品関係」。
日本の食の世界で活躍した企業家の熱い想いに触れる絶好の機会です!
6月1日はサントリー、8日は日清食品と明星食品、15日は日本ハムとマクドナルド、22日
はキリンビールとアサヒビール、そして最後は28日の江崎記念館の見学です。
最終回以外は土曜日の午後3時からと、参加しやすい日時です。
まだ残席があります!
社会人の方はもちろん、経営学、経済史を専攻する大学生、大学院生の皆さんにもぜひ
聴いていただきたい講座です。多くの皆様にご参加いただきたいと思います。
詳しくはHP(http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/kgk2013.pdf)か、事務局06-4964-
7601にお問い合わせください。皆さんのご参加を心よりお待ちしています!
投稿者 museum | 21:13
2013年05月08日 08:50
企業家ミュージアム ★メールマガジン★ 第2号!
>>2013年5月7日(火)発行<<
みなさん、こんにちは。
「企業家ミュージアム メールマガジン」第2号の本号は、ご案内のとおり、
毎日新聞月曜日夕刊に掲載している企業家の名言や座右の銘をコンパクトにま
とめた『大阪の道標』を掲載します。
ミュージアムで紹介している企業家たちの珠玉の名言、座右の銘をお楽しみく
ださい!
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★今月の名言!(第1回)★
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「逆命利君、これを忠と謂う」
広瀬宰平 初代住友家総理人 (1828~1914)
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広瀬宰平の終生の座右の銘。出典は中国の古典「説苑(ぜいえん)」。
主君、国家の命令であっても、それが主家や国家のためにならなければあえてその
命令に逆らう。それが真の忠義である。
広瀬は1828(文政11)年滋賀県の生まれ。11歳より住友の別子銅山に勤め、別子銅
山支配人を経て、住友家経営トップの初代総理人(後の総理事)となった。
江戸時代の日本は、世界有数の産銅国であった。明治維新では、新政府軍の別子銅
山接収を「産業貿易立国には産銅事業が必要であり、これを経験のない者に任せる
ことは国益に反する」と訴え、継続経営の許可を守った。また、本店重役が経営難
により別子銅山を売却しようとした時は重役と大激論を交わし、血涙を注いで売却
を食い止めた。
1870(明治3)年には住友家新年会の席上、「相変わりておめでとう」とあいさつ
し、旧を捨て、新を取り、住友家の近代化を訴え、1874(明治7)年には周囲の反
対を押し切り、仏人技師ラロックを雇い別子銅山の技術革新を実施した。
広瀬は、また「逆命利君」の人物を広く登用した。衝突もしたが、彼らは国家百年
の計は、住友家が率先して行うと考え実行していった。広瀬宰平の人生はまさに
「逆命利君」の言葉どおりのものであった
<毎日新聞 2012年4月9日 夕刊>
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【5/18 土曜解説会】 広瀬宰平氏を30分(11時~11時30分)でご紹介
大阪企業家ミュージアムスタッフが「企業家の名言とその背景」として、お一人の
企業家に焦点をあて、その方の名言あるいは座右の銘を、その方の生涯とともにご
紹介する『土曜解説会』にて、5/18 広瀬宰平氏をご紹介いたします。
また、当日の大阪企業家ミュージアム近隣では、東横堀界隈を楽しむ一カ月として
『e-よこ逍遥2013』(http://e-yokobori.jp/docs/syouyou2013.pdf)が開催されて
います。大阪企業家ミュージアムでもこのイベントにあわせ、期間中の土曜日は、
昭和初期「大大阪」の時代の雰囲気を伝える貴重な映像資料「大大阪観光」の上映
会を開催いたします。
皆様のお越しをお待ち申し上げます。
上映会 10時30分~11時
解説会 11時~11時30分
5 月18日 住友中興の祖 「 広瀬 宰平 」
5 月25日 大日本除虫菊創業者「 上山 英一郎 」
6 月 1日 クボタ創業者 「 久保田権四郎 」
6 月 8日 サントリー創業者 「 鳥井 信治郎 」
開催場所:大阪企業家ミュージアム
定 員 :30名 (当日先着順)
参加費 :大阪企業家ミュージアム入館料(大人300円)のみ
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広瀬宰平氏については、企業家ミュージアム<第1ブロック:近代都市大阪の誕生
>で、近代産業の揺籃期を担った人物の一人として展示しています。
▼大阪企業家ミュージアムで展示している企業家についてはこちら。
http://www.kigyoka.jp/exh/ent/index.html
(ご参考)広瀬宰平氏ゆかりの記念館
広瀬歴史記念館 http://www.sumitomo.gr.jp/related/hirose/
〒792-0046 愛媛県新居浜市上原2-10-42 新居浜市広瀬歴史記念館
別子銅山記念館 http://www.sumitomo.gr.jp/related/index02.html
〒792-0846 愛媛県新居浜市角野新田町3-13
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■編集後記■
お読みいただき、ありがとうございました。
明治の企業家たちは維新の混乱をくぐり抜け、「国を思い、国のために尽くす」
まさに「報国の精神」を貫いた強者たちです。
これら国を築いた明治の企業家から、高度成長期の経済を牽引し豊かな日本を築
いた昭和の企業家まで、まさに日本の近代産業史をみることができる企業家ミュ
ージアム。
企業家の事績に加え、近代産業史にご関心のある皆さまもぜひご来館ください!
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▼バックナンバーはこちらの「月刊アーカイブ」をご覧ください
http://www.osaka.cci.or.jp/museum/blog/
本メールは、大阪企業家ミュージアムが主催するセミナー参加などを通じてメール
アドレスをご提供くださった方々にお送りしております。
今後、こうした情報提供が不要である場合は、その旨、このメールの返信にてお知
らせください。
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【発行日】 2013年5月7日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601 FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 08:50
2013年05月07日 18:56
中之島散歩をすれば企業家に出会う!
こんにちは、あお吉です。
皆様、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたか?
あお吉は、中之島散歩に行ってきました。新緑がとてもきれいでした。
中央公会堂の地下レストラン(http://osaka-chuokokaido.jp/facility/room/restaurant.html)
でオムライスを食べてまずは腹ごしらえ。地下といっても、窓越しに外の風景が見え、
明るいレストランでした。
この中央公会堂(http://osaka-chuokokaido.jp/index.html)は、皆さんご存知のとおり、
株式仲買人・岩本栄之助氏がお父さんの遺産に、自身の手持ち財産を加えた100万円
を寄付し、建てられました。赤レンガ造りの素敵な建物ですが、懸賞付き設計競技で1等
を取った岡田信一郎氏の設計原案をもとに、大阪企業家ミュージアムの展示企業家でも
ある辰野金吾氏と片岡安氏が実施設計しました。
お隣の大阪府立中之島図書館(http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/tatemono.html)
は、これもまた、重厚な建物ですが、外にある説明書きを見ると、住友家の寄付を受けて
建設されたそうです。大阪企業家ミュージアム館内のパソコンでは、この寄付をした住友
吉左衛門友純氏について、デジタルアーカイブで見ることができる他、館内資料として
「住友春翠」を読むことができます。また、住友中興の祖である広瀬宰平氏を主展示エリ
アでご紹介しています。
中央公会堂から道路を挟んで建つのが、大阪市立東洋陶磁美術館(http://www.moco.or.jp/index.php)。
この美術館は、住友グループから安宅コレクション寄贈の申出を受け、大阪市によって建
てられました。韓国・中国の素晴らしい陶磁器が揃っているのに加え、館内は自然の光を
取り入れた展示室や、360度鑑賞できる回転台など、より良く鑑賞できるよう工夫が凝らさ
れています。安宅コレクションは、安宅英一氏が収集したもので、英一氏のお父さん、
安宅弥吉氏を大阪企業家ミュージアムでご紹介しています。
散歩といっても、この3つの建物は実は隣接しています。大阪の歴史がギュッと詰まった
場所であり、社会・文化面での企業家の活動を肌で感じていただける場所でもあります。
中之島で企業家の社会・文化面での活躍を知り、大阪企業家ミュージアムで産業面での
活躍を知る。中之島が先か、大阪企業家ミュージアムが先かは皆様方にお任せします。
是非、大阪企業家ミュージアムにもお越し下さい!
投稿者 museum | 18:56