2014年07月08日 16:38

道修町今昔

じとじと、むしむし・・・・不快指数の高い日が続くと辛いですねぇ。
でも、梅雨のこの時期に雨が降らなければ、夏場に水不足で困るので、ここは我慢の季節ですね。

あお吉は、梅雨の晴れ間を見つけて道修町を歩いてみました。

道修町1丁目では、こんな懐かしの看板を掲げている漢方薬店がありました。

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道修町2丁目には、昨年9月に移転してきた、公益財団法人武田科学振興財団が運営する医薬関係の資料館「杏雨書屋(きょううしょおく)」があり、春夏の特別展示の他、常設展示も公開されており、研究者でなくても見ることができるようになっています。

その斜め向かいには、薬の神様を祀る少彦名神社があります。神農さんのキャラクターパネルが飾ってありました。昔からの大衆薬品も展示されていて、親しみやすい神社です。

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この神社の社務所ビルの3階にくすりの道修町資料館http://www.sinnosan.jp/dosyoumathi-index.htmlがあります。こちらは、道修町の歴史、生薬の展示、古文書の数々の他、大正時代の道修町の町の様子がジオラマで再現されていました。

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現在、医薬品業界の再編制が進み、会社の数自体がかつてに比べて減ってはいるものの、道修町1丁目から4丁目まで歩いてみると、やはり医薬品関係の会社が多いなぁと感じました。

大阪企業家ミュージアムでは、医薬品・化学関係の企業家として、武田長兵衛(5代)、田邊五兵衞(12代)、塩野義三郎(初代)、藤澤友吉、森下博、上山英一郎を常設展示コーナーでご紹介しています。さらに、現在開催中の「地図・絵葉書・写真で見る企業家」で展示している明治39年の地図をご覧いただくと、道修町1丁目から4丁目はずらりと薬種商が並んでいるのが一目でわかります。

ご来館をお待ちしております。

投稿者 museum | 2014年07月08日 16:38