2016年09月29日 10:50

秋の過ごし方いろいろ

みなさんこんにちは。

今年は秋晴れと言える日が少ないですね。でも、御堂筋の銀杏並木を見上げると、銀杏がぎっしり。季節の移り変わりを感じながらまち歩きをするにはもってこいの季節になりました。

1609御堂筋(小).jpg1609御堂筋銀杏(小).jpg

                                                          

まち歩き以外にも読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋・・・と、様々に表現されますが、気候の良い秋をみなさんはどのようなにお過ごしでしょうか。

 あお吉は、美術館巡り三昧です。

今年はまず、藤田美術館http://fujita-museum.or.jp/index.html)に行ってきました。

藤田美術館看板(小).jpg 1605藤田美術館入口(小).jpg

ご存知のとおり、大阪企業家ミュージアムの常設展示で紹介している企業家(http://www.kigyoka.jp/exh/ent/block1.html)のお一人、藤田伝三郎氏と、そのご子息が蒐集された美術品を所蔵している美術館です。展示室は、築100年を超える同家の蔵で、自然光も取り入れた、落ち着いた雰囲気の美術館です。冷暖房設備はなく、気候の良い春と秋に企画展示が開催されます。

現在、「桃山から江戸へ」というテーマで、焼き物、掛け軸等の素晴らしいコレクションが並んでいます。

大阪企業家ミュージアムの常設展示でご紹介している企業家たちには、茶道、能等を嗜んでおられた方が多く、関連して美術・工芸品を数多く蒐集し、広く公開をされています。

蒐集のきっかけの多くは、幕末から明治の混乱期に、多くの文化財が海外へ流出したり、コレクションが散逸したりという状況を憂いて、買い集めたということのようです。

藤田家では、「かかる国の宝は一個人の私有物として秘蔵するにあらず、広く世に公開し、同好の友とよろこびを分かち、また、その道の研究の資料にせまほしく」(藤田美術館の掲示より)と、社会文化の向上発展に寄与する目的で美術館を開館されました。

神戸市には村山龍平氏関連の香雪美術館、池田市には小林一三氏関連の逸翁美術館、京都市には野村徳七氏関連の野村美術館などなど。美術館の他にも、博物館、資料館、ショールーム等の施設を開設している企業もあります。こうした施設と企業家ミュージアムをセットでご覧いただくと、より深く企業家たちの精神に触れることが出来るのではないかと思います。

ショールームでは、タカラベルモントさんが、世界最大級のプロフェッショナルビューティーの情報発信地「TB-SUQARE」を9月16日(金)、心斎橋にOPENされました。業界への貢献の思いから、1970年に大阪万博に「タカラ・ビューティリオン」を単独出展された創業者・吉川秀信氏の精神を継承しておられるそうです。

10月26日(水)には、タカラベルモントさんからご担当者をお招きし、95年の歩みと同社に息づく創業者の企業家精神についてお話を伺う講演会を開催します。

ぜひ、講演会にご参加いただき、秋の夕刻を充実したものにしていただければと思います。

 

【申込受付中!】

10月26日(水)18時-19時

       タカラベルモント創業95周年

『世界はひとつ』~創業者・吉川秀信から続く企業家精神

     タカラベルモント95年の歩みとこれから

http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201608/D25161026010.html

 

投稿者 museum | 2016年09月29日 10:50