2015年10月22日 08:40

街歩きに絶好の季節がやってまいりました!

こんにちは、あか吉です。

10月も半ばを過ぎ、季節は「天高く馬肥ゆる秋」ですね。

この言葉は中国から来たもので、もともとは「馬が肥える秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」という警告を表す言葉だったそうですが、今では「空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し肥えてたくましくなる秋」ということで好時節を表す言葉になっています。

 

そんな澄み切った秋晴れの日は、街歩きに最適です。

 

企業家ミュージアムがある本町・船場界隈でもたくさんの街歩きが行われています。

先日、本ブログでご紹介した「船場を遊ぼう」のクロスワードラリーをはじめ、大阪あそ歩OSAKA旅めがねなどが主催する多彩な街歩きが企画されています。

 

今日は、そんな街歩きの中でもユニークな「大正オープンファクトリ―」を紹介したいと思います。

 

みなさん、大阪市「大正区」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?

現在放映中のNHK連続テレビ小説は船場を舞台にした「あさが来た」ですが、3年前、2012年の「純と愛」は大正区と沖縄を舞台にしていたのを覚えておられるでしょうか。

 

大正区は大正時代の初め頃から沖縄の方たちが多く移住してこられた街で、今でも美味しい沖縄料理や沖縄食材を扱うお店が多く、特に平尾周辺は「リトル沖縄」と呼ばれています。

JR環状線「大正駅」の発車メロディは、なんと沖縄県民愛唱歌である「てぃんさぐぬ花」です!

 

そんな大正区ですが、あか吉にとって「大正区」といえば「ものづくりの街」です。

 

明治16(1883)年、大正区の三軒家に大阪紡績(現・東洋紡)が設立されると、大正区は紡績業の中心となり、大阪は「東洋のマンチェスター」と呼ばれるようになりました。

また、同じ大正区の船町や鶴町でも近代化が進み、造船所、自動車工場などが設立されました。

米国を代表する自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)の工場も昭和2(1927)年鶴町に設立されたのを皆さんご存知でしょうか?!

 

因みに企業家ミュージアムの展示企業家の中で、現在大正区にある会社は、クボタ(恩加島)、中山製鋼所(船町)、日立造船(船町)などで、ミュージアムでは「大衆社会の形成~重工業発展の基礎を築いた企業家」としてご紹介しています。

 

その大正区で、普段なかなか見学できない「ものづくりの工場」を見学できるイベントが11月6日(金)と7日(土)に開催されます。

それが第1回「大正オープンファクトリー~大正区の"ものづくり"の工場を満喫できる2日間~」です!

 

ものづくりにご関心のある方はもちろん、通勤や通学で何気なく工場の前を通っていても、何をやっているか分からない...でも何をやっているかのぞいてみたい...という皆さま、ぜひご参加ください。

見学先の詳細やお申込み方法等はこちらのHPをご覧ください。 

☞ http://www.city.osaka.lg.jp/taisho/page/0000326062.html

 

秋の一日、大阪の企業家たちが残したものづくりの歴史や今を生きる企業家たちの取り組みに触れてみてはいかがでしょうか。

 

投稿者 museum | 2015年10月22日 08:40