2015年04月03日 12:49

春に想うこと

こんにちは。4月から9年ぶりに大阪企業家ミュージアムに戻ってきました3代目りょく吉です。 

春はサラリーマンなど勤め人にとっては、別れと出会いの季節ですね。異動や転勤でこれまで慣れ親しんだ人たちとの別れがある一方、新しい土地、新しい部署で新たな人たちとの出会いがあります。

かく言うりょく吉も、これまで何回、このことを経験してきたことでしょうか。これまでいろんな出会いがありましたが、振り返れば、それがその都度、自分にとってプラスになったと感じています。今回はミュージアムで来館者の方々はじめ展示企業家のご関係者などとの新たな出会いを通して、また、自分も成長できるように頑張りたいと思います。みなさん、これからどうぞよろしくお願いします。

さて、4月に入り、真新しいスーツに身を包んだ、一目で「新入社員」とわかる初々しい「若者たち」を街中のあちらこちらで見受けられるようになりました。爽やかな若葉の季節に若者というのはいいですね。これから「やる気」さえあれば、若木が枝を伸ばすように、自身の頑張り次第でどんどん伸びていけるのですから。

ただ、人生、どんなに頑張ってみても、自分ではどうすることもできない、いかんともしがたい「壁」にぶち当たることがあります。「何でやねん・・・」と思っても、そこは腐らず、気分を変えてやり直しましょう。

そんな時に登場するのが「大阪企業家ミュージアム」です。りょく吉の若い時には、大阪企業家ミュージアムはありませんでしたが、今はいつでも気軽に立ち寄れる「ミュージアム」があり、皆さんを待っています。へこんだ時には「ミュージアム」で先人企業家たち105人と向き合い、その知恵や高い志に触れ、気持ちをプラス思考に変えましょう。

もちろん、これは何も若い人たちだけに限ったことではありませんので、どの年代の人でも迷いや悩みが生じたらお越しください。「あっ、こんなやり方があったんだ」とか「今は成功者と言われている企業家たちも、こんなに苦労していたんだ。自分もがんばろう」ときっと思っていただけることでしょう。

初ブログでいきなり説教くさいPR話をしましたが、ついでにもう一つ申し上げますと、社会人生活39年目を迎えたりょく吉の実感ですが、まさしく年月は「光陰矢のごとし」であり、「少年老い易く学成り難し」だということです。年々、歳を取るのが速くなって、気が付いたら還暦を迎えていました。

ですから、新入社員など若い人たちには何でもいいから、自分で「目標」を立て、「これを成し遂げよう」という強い「気持ち」だけはぜひお持ちいただきたいと思います。そうしないと、「少年老い易く学成り難し」のとおり、結局何もしなかった、できなかったということになります。

今のりょく吉の心境――「もう一度、若いころに戻れないかなあ、そうしたらあれもするのに、またこれもしたいのに・・・」――このような『後悔先に立たず』の心境に陥らないためにも。

投稿者 museum | 2015年04月03日 12:49