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2014年12月11日 20:01
特別展示 「企業家の名言とゆかりの品」
おっちゃん、この回っているのはなんや
これか、SP盤のレコードや
レコード?
CDやDVDの前はこのレコードで録音したものをきいていたんや
へー
ところで、これ誰の声や?
誰やと思う。りょく吉も名前は聞いたことのある人の声やで
こんな声の人知らんで・・・
ホラ、ここ聞いたらわかるんちゃうかな
男の声(レコード)
「私のやっているのは、みな最初から評判よかったものは一つもないんだね(笑)
あの鉄道だって、どうなるだろうか、あんなものは解散するにきまっているとかいわれた・・・」
鉄道で・・・、最初解散するといわれていた・・・、で、わいが知っている名前
わかった!
阪急創業者の小林一三さんやな
正解!
へー
これが小林さんの声か・・・
他の人の声もいろいろあるけど、この人たちも企業家?
そのとおりや
司会は杉道助さん。大阪商工会議所会頭やな
座談会出席者は、小林一三さん。阪急阪神東宝グループの創業者
クボタ創業者の久保田権四郎さん
東洋紡績(現:東洋紡)の関桂三さん
住友銀行(現:三井住友銀行)の岡橋林さん
当時の大阪を代表する企業家ばかりやな
当時って?いつの話や
すまんすまん
昭和28年、1953年やな
大阪商工会議所75周年を記念して、「大阪経済の今昔を語る」いうテーマで
記念放送座談会がされたときのもんや
半世紀以上前やな
全部聞きたいんやけど、いつでも聞けるんか?
それに何分ぐらいかかるんや?
今回の特別展示の期間中(2014/12/10-2015/1/23)はいつでもきけるで
ただし、古いレコードやから、それをコピーしたCDの方を館内では流しているんや
時間は約30分やな
それと来館者の中でご希望があれば、無料でこの座談会を文章にした当時の
大阪商工会議所の機関紙のコピー(白黒)をお渡ししているんや。
聞けるのは、特別展示期間中だけか・・・
そういえば、今の特別展示は何を展示しているんや?
「企業家の名言とゆかりの品」と題して
企業家の名言や座右の銘をパネルで一堂に紹介するとともにゆかりの品を展示しているんや
このSP盤もそのゆかりの品の一つとして展示しているんや
他には何があるんや
千趣会創業メンバーのお一人、行待さんが先月お亡くなりになったことはこのブログ
でも書いたんやけど、今回の特別展示では、千趣会の創業の頃からの色々な製品を展示しているんや
『モノではなく、生きる感動を売れ!』(千趣会会長 行待裕弘 2012年) には、
こんなことが書かれているんや。
ちょっと長いけど引用すると
「私(行待氏)は小社の草創当時から、比較的、企画部門、クリエイティブ部門、
いわゆる「モノをつくる」ということに携わってきました。
創業社長の髙井さんは、どちらかというと仕入れ業務に長けており、
創業してからすぐに募集をかけて入社した池田悟氏は販売を得意と
していましたから、役割分担としてはちょうどよかったといえます。
・・・お客様の「なんとなくこんなものが欲しい」という気持ちの、
ちょっとだけ先を行って、「あなたの欲しいのは、こういうモノでは
ないですか」という発見をして、提案することを千趣会はやろうとしてきた
つもりなのです。
・・・自分たちの提案した商品でお客様の笑顔をつくれ、未来の社会の
ありようもつくりうるのだと考えれば、これはなかなか楽しい商売だと
いえるのではないでしょうか。
後追いで売れる商品を追いかけるだけではなく、初めて自分たちが
それをつくるという「オリジナルな商品開発」に千趣会はこだわりを
持ち続けています。」
そんな製品を色々展示しているんや
みているとおっちゃんの家にもあったものが随分あって懐かしいわ
これなんか、小さい頃におっちゃんが壊しておかんに怒られてな・・・
おっちゃんの思い出話はいらんて・・・
それより、あっちのモニターにうつっている「書」は?
(思い出話もたまにはきいてくれてもええやんか ブツブツ)
あれも行待さんの書かれたものや
行待さんは自分の言葉でたくさんの書をかかれているんやけど、
量が多いので書の展示は一点で、モニターで43点の書をみていただいているんや
いろんな言葉があるな~
おっちゃんは、いろんな企業家のいろんな言葉や座右の銘のなかでどの言葉が一番好きや?
好きな言葉ばかりやけど・・・しいていえば
「商売は2×2=5」
いや、「真似というものは、もとのものより必ずよくなければならない」
それとも・・・
おっちゃん、きりないからもうええわ
もうえんんか
もうええ・・・・
自分でゆっくり見るわ
それがいいと思うわ
館内では明治18年と昭和30年の大阪の地図も展示しているんや
二つの地図を見くらべると、大阪いう都市が随分大きく様変わり
しているのがよくわかるやろ
館内で展示をしている企業家の方々は、この明治から昭和にかけて、
いろんな思いをもって挑戦していったんや
戦争もあれば不況もあった。
自然の災害もあった、いろんな困難があった
けど、彼らはそれを乗り越えていったんや
ぜひ、そんな彼らが大切にしていた言葉や座右の銘を読んで、
自分の心に残る言葉をもちかえってもらいたいと思っているんや。
だからおっちゃんにはおっちゃんの心に残る言葉があるし、
りょく吉にはりょく吉の心に残る言葉があると思うんや
わかったは、おっちゃん、わいも自分の心に残る言葉を探してみるわ
決まったら、また教えてな
了解!
楽しみにしてな
投稿者 museum | 2014年12月11日 20:01