2014年09月12日 15:26

大阪再発見!

自然の猛威が続きますが、秋晴れの日も徐々に増えてきました。

まち歩きにも良い季節になりましたね。 

 

あお吉は、旅行をすると、まち歩きを必ずします。その時、まずチェックするのが町名や通りの名前。古くからの町名をそのまま残していれば、ありし日の姿を想像する手掛かりにもなるかなと思い、ついつい目がいってしまいます。

 

大阪も歴史をしのばせる地名、町名などが多くあります。

難読地名もたくさんありますね。立売堀、放出、兎我野町・・・・。

道修町も難読地名のひとつであり、特徴のある町です。大阪企業家ミュージアムに団体見学で来られる他府県の学生さんに「道修町」の読み方を質問すると、一番多い答えが「どうしゅうちょう」。「どしょうまち」とはなかなか読んでもらえません。ここは、古くは、薬種商が集積した地域で、今でも、医薬品関連のオフィスビルが軒を連ねています。

 

さて、この道修町を含んだエリアで、北は大川、土佐堀川、東は東横堀川、南は長堀川(今は埋め立てられています)、西は西横堀川(今は埋め立てられています)に囲まれた『船場』というエリアがあります。豊臣氏の時代に軍馬を水浴させた「洗場」、古来の戦場になった地「戦場」など、様々な由来がありますが、水の利の地形から、船着き場の意味から『船場(せんば)』と呼ばれるようになったという説があお吉にはしっくりきます。

 

「大阪の商業の特色は同業者が同一地区に集団的に店舗をはっていたことである。」(『大阪商人』(宮本又次著)と言われるように、江戸時代、『船場』の中でも、北・中・南、さらには町ごとに同業者が軒を連ねていたそうです。

 

大阪企業家ミュージアムでは、この『船場』をテーマに、10月から連続講座を開催いたします。<船場の地図>、<船場の商いと企業家>、<船場の食文化>から、大阪を再発見していただく講座です。各講座では、講演会の後に館内ミニガイドも予定しており、さらには、各回に特典も設けています。

 

詳しくはこちらをご覧下さい。⇒2014年度「講座・おおさかを知る」

                   『船場』の歴史・商い・食文化 

                   10月25日(土)<船場の地図>

                   11月8日(土)<船場の商いと企業家>

                   11月15日(土)<船場の食文化>

皆様のご参加をお待ちしております。

投稿者 museum | 2014年09月12日 15:26