2013年10月23日 13:55

「芸術の秋、仏様の秋」

急に寒くなりましたが、皆様、体調を崩されていませんでしょうか。
あお吉恒例の美術館・博物館めぐりの季節がやってきました。
今秋は、“仏様”をテーマにしているところが多いような気がしますが、
皆さんはどこか行かれましたか?
あお吉は、お気にいりの藤田美術館、香雪美術館、泉屋博古館に行ってきました。

泉屋博古館(http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/)は「仏の美術」(10/20まで)、
香雪美術館(http://www.kosetsu-museum.or.jp/)は「仏教美術の輝き」、
藤田美術館(http://fujita-museum.or.jp/)は「美しき日本」がテーマで、
いずれも、仏像や仏教に因んだ展示物をたくさん見ることができました。

仏像・仏画に並んで目についたのが、聖徳太子の像や絵でした。
泉屋博古館と香雪美術館ともに、東方に向かって拝む二才の聖徳太子像
(南無聖徳太子像、南無仏太子像)が展示されており、「和を以て尊しと成す」
という言葉を大切にしている企業家が多いことをあらためて思い出しました。
藤田美術館には、聖徳太子はなかったのですが、快慶作の木造地蔵菩薩立像が
とても美しかったです。まさに「美しき日本」という感じでした。地獄に落ちた人々を
救うために雲に乗って飛ぶ姿なのだそうですが、お顔を見つめていると心が落ち着いて
くる気がしました。お堂ではないのですけれど。
 
もちろん、仏様を美術品として見るのは・・・という意見もあるかもしれませんが、
廃仏毀釈により、壊されたり、棄てられたり、何らかの事情で手放されたりした
仏様が回りまわって美術品としてよみがえってくるのは、あお吉としてはいいのでは
ないかなと思います。

さて、美術品といえば、髙島屋史料館。http://www.takashimaya.co.jp/archives/library/
こちらの史料館もすごいですよ。
そして、前にもご案内させていただきましたが、髙島屋史料館の田中副館長さんを
お招きしてお話しを聞く講演会「髙島屋180余年の歩みとこれから」(10月29日開催)が
開催間近です!飯田新七の企業家精神から、企業活動の中で所蔵された美術品や
資料のアーカイブ構築のお話しまで盛りだくさんです。皆様のお越しをお待ちいたしております。
 
 (お申込みはこちらをご覧下さい)「髙島屋180余年の歩みとこれから」(10月29日開催)
   http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf13/131029takashimaya.pdf

投稿者 museum | 2013年10月23日 13:55