2008年06月18日 16:13

レジスターファンは必見!

神戸、流通科学大学にある「中内功記念館」「流通資料館」を訪問しました。

流通科学大学は、大阪企業家ミュージアム展示企業家のひとりである中内功氏(ダイエー創業者)が設立。中内功記念館は流通科学大学創立10周年を記念して1997年にオープンしました。
あお吉、「見学してみたい!」と思いながらも、なかなか足を運べなかった施設です。

魚は魚屋さん、野菜は八百屋さん、お肉は肉屋さん・・・、といった既成概念を打破し、わが国にスーパーマーケットを定着させた中内氏。

この記念館では、年表や映像資料、ゆかりの品の数々を通して、「流通革命とは何なのか」「何が中内氏を流通革命に駆り立てたのか」流通革命に生涯をかけた中内氏の信念や情熱を感じることができます。


そして、流通資料館では、1957年、大阪市旭区の千林商店街にオープンした「主婦の店ダイエー薬局(ダイエー1号店)」の入口の様子を再現。また、中内氏が収集した1880年台以降のレジスター77台を一同に展示しています。

080612_1420~0001.jpg
▲ 真鍮製のアンティークレジスター

どのレジスターにも凝った装飾がほどこされています。館長さんのお話を聞くと、「当時、レジスターは看板であり、お店の信用のあかしだった」とのこと。これは、まさに芸術品!レジスターファンは必見です。

私にとってキャッシュ・レジスターの響きは、この世の最高の音楽である。

〔中内功著「わが安売り哲学」まえがき〕

館長さんは、
「この音こそ消費大衆の支持の証拠だったのです」
と語ってくださいました。

中内功記念館流通資料館とも、事前予約制で見学が可能です。

あお吉

投稿者 museum | 2008年06月18日 16:13