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2015年03月20日 17:41
企業家ミュージアム★メールマガジン★ 第52号!
>>2015年3月20日(金)発行<<
みなさん、こんにちは。
今回の「企業家ミュージアム メールマガジン」は、毎日新聞月曜日夕刊に2012年
4月9日から2014年1月27日まで掲載していた、企業家の名言や座右の銘をコン
パクトにまとめた『大阪の道標』の第23回です。
ミュージアムで紹介している企業家たちの珠玉の名言、座右の銘をお楽しみください!
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★今月の名言!(第23回)★
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やってみなはれ
鳥井信治郎(とりいしんじろう)サントリーホールディングス創業者
(1879~1962)
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「やってみなはれ」のチャレンジ精神で洋酒の国産化に成功したのが鳥井信治郎で
ある。
1879(明治12)年、大阪の両替商の次男として生まれ、13歳の時に大阪・道修町
の薬種問屋・小西儀助商店に奉公に出た。西洋の輸入薬品やブドウ酒を扱うこの
店で洋酒の製造法や調合技術を身に着け、20歳の時に鳥井商店(現サントリーホール
ディングス)を開業、輸入ブドウ酒の販売を始めたが、日本人の味覚に合わず思う
ように売れなかった。何としても日本人の口に合うブドウ酒を造るという気概で精
魂を傾け、1907(同40)年、スペイン産ブドウ酒をベースに甘みを加えた
「赤玉ポートワイン」を発売、大正末に市場の60%を占めるに至った。
信治郎はこの成功に安住せず、スコットランド以外で製造不可能とされるウイスキ
ー造りに挑戦。反対する周囲を「自分の仕事が大きくなるか小さいままで終わるか、
やってみんことにはわかりまへんやろ」と説得し、29(昭和4)年、初の国産ウ
イスキー「白札」を、8年後に「角瓶」を発売した。
同社2代目社長・佐治敬三がビール業界への進出を告げた際も「やってみなはれ」
という言葉が信治郎から発せられた。チャレンジ精神を端的に表したこの言葉は、
常に新しい価値を提供する同社の原点だ。
<毎日新聞 2012年12月3日 夕刊>
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鳥井信治郎については、企業家ミュージアム<第2ブロック:大衆社会の形成
― 食生活の洋風化を推し進める>で、新たな食文化の創造者のお一人として
展示しています。
▼大阪企業家ミュージアムで展示している企業家についてはこちら。
http://www.kigyoka.jp/exh/ent/index.html
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■編集後記■
お読みいただき、ありがとうございました。
高視聴率で放送中のNHKの朝のドラマ「マッサン」。
ドラマの中で、ワイン、ウイスキーづくりで洋酒の時代を牽引した鴨居欣次郎
のモデルとなったのが、鳥井信治郎さんです。
毎朝、企業家達の溌剌としたエネルギーを感じることができた「マッサン」も
3月で終わりですね。淋しい限りです・・・。
と思っていたところに、来年の秋からの朝ドラ「あさが来た」のモデルが広岡
浅子さんという朗報が飛び込んできました。
大阪を舞台に、江戸から明治、大正時代までを駆け抜けた実業家であり、女性
教育の推進者であった広岡浅子さん。
どんな元気な女性が登場するのか、今から楽しみです。
映像ではありませんが、企業家ミュージアムの展示や閲覧いただける社史・伝
記の中にもたくさんの企業家達のドラマがあります。
ぜひ、波瀾万丈の企業家達のドラマに触れにミュージアムへお越しください。
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【発行日】 2015年3月20日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601
FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 2015年03月20日 17:41