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2013年07月31日 10:13
りょく吉 講談にはまる
おーい、りょく吉
もう大阪企業家ミュージアムは閉館やで
電気消すで
誰の声かと思ったらおっちゃんか。
しかし、ひどい声やな。夏風邪か?
なんや背筋がさむーなるような、おどろおどろしい声やな
ひどい言い草やな。
これでも話せるようになっただけましなんやで。
ところで、りょく吉、そんなとこに正座なんかして、何やってんね
講談や!
これが、張り扇のかわりでこれが釈台のかわりや。
ピシャン !
「時は1959年・昭和の34年も押し詰まってまいりました師走は12月23日。
大型倉庫の建設を契約しておりました新三菱重工から、信夫の下に
電話が入ります。
お!りょく吉、なかなか名調子やんか。
そうやろ。そうやろ。
先週、きいてから何度も何度も練習したんやで。
おっちゃん、講談ってほんま、おもろいな~
ほんまやな。
大和ハウス工業・創業者の石橋さんが、戦争で下半身が動かなくなった時の
看護師さんとのやりとりなんて、泣けたで~
わいは、やっぱ、「スピードこそ最大のサービスだ」の名言の
もとになった、3月10日竣工予定の倉庫を1月24日に完成させてくれと
頼まれた時の石橋さんやで。
困難に出会った時に、逃げずに、どうやったらできるかを必死に考える
あれが企業家の姿勢なんやな。
ほんま、おもろうてためになったわ。
そういってもらえると嬉しいわ。
これで、今年度実施の『講談で聞く企業家』も6回のうち2回が終了や。
次回は、9月28日(土)
「神様になった企業家
~KINCHO(大日本除虫菊株式会社)創業者 ・上山英一郎」さんや
えー、9月かいな
もっと、はよう講談聞きたいわ。
それやったら、旭堂小二三さんのホームページに出演予定が
のっているで
「真夏の怪談 ならまちナイトカルチャー」
なんか、どや。
夏は、やっぱ怪談やで
怪談か、ええな。
おっちゃん、連れてってーナ、
あ!
やっぱ、あか吉 か あお吉といくわ
なんや?
一緒に行こうや
だってな~
夜の暗い中でおっちゃんの怖い顔見るだけでもホラーやなのに
今のおっちゃんの声ときたら、地の底から湧き出るような声やで
怖すぎやわ
ほうか、怖いか、怖いか
カチッ
(灯りが消えました)
うらめしやー
ウギャー
おっちゃん、怖すぎや!
やめてくれー
(こりゃ、おもろいわ)
ウラメシヤー
ウラメシヤー
・・・・
その後、おっちゃんは、りょく吉を怖がらすために、怖い声を出し過ぎて
声ガレがなおらなくなってしまいました。
~おわり~
投稿者 museum | 2013年07月31日 10:13