2019年09月07日 16:33

ママ友との一泊旅行で企業家の作品に遭遇

こんにちは、りょく吉です。

9月に入り、ようやく真夏の暑さが和らいできました。日中はまだまだ蒸し暑いですが、夜になるとコオロギの音が聞こえます。秋の到来が待ち遠しいですね。

さて、皆さんは「ママ友」という言葉をご存じですか?子供を介して生まれるお母さん同士の友人のことです。りょく吉は、子供達の保育園時代から一緒に子育てに奮闘してきたママ友と毎年一泊旅行をしています。

旅行といっても家族のある身、なかなか遠出はできません。今年は8月下旬に大阪府河内長野市にあるあまみ温泉南天苑という老舗旅館で羽を伸ばしてきました。

行ってみて初めて知ったのは、こちらの旅館の建物が、日本銀行本店をはじめ近代日本を代表する建築物を数多く手がけた辰野金吾の手によるものであったことです!

辰野金吾は大阪企業家ミュージアム(第2ブロック)に展示している、大阪で活躍した企業家の一人。明治38年(1905年)、門下生であった片岡安とともに「辰野片岡建築事務所」を開設。

大阪株式取引所、南海鉄道難波停車場、大阪市中央公会堂など大阪を代表する建築物を手がけ、大阪の都市計画や景観の近代化に大いに貢献しました。

南天苑のホームページによれば、辰野片岡建築事務所が手掛けた堺市の大浜公園に娯楽保養施設「潮湯」の別館で家族向けの入浴・遊戯・休憩施設だった「家族湯」が、現在の南天苑本館として移築されたのだとか。

趣のある数寄屋作りの建物は、身も心もゆったりと包み込んでくれるような優しさに満ちており、りょく吉はすっかりリラックスして帰ってきました。

皆様も機会がありましたらぜひ一度お訪ねいただき、辰野金吾と片岡安が残した歴史的作品に触れてくださいね!

 ※ご参考「南天苑」→http://www.e-oyu.com/

南天苑.jpeg

投稿者 museum | 2019年09月07日 16:33