2018年09月21日 09:19

"関西五棉と繊維企業の諸相"をテーマに『講座・企業家学』を開催!

こんにちは、りょく吉です。猛暑は去りましたが、秋雨前線が活動中...。早く晴れてくれないかなーと願っています。

さて、大阪企業家ミュージアムは、6月に引き続きこの11月も、企業家研究フォーラム(企業家活動を総合的・学際的に研究する学会。会長=山田幸三・上智大学教授)との連携により、『講座・企業家学』11月講座(5回)を開催します。

今回のテーマは「関西五棉と繊維企業の諸相」。

大阪は今日でも「繊維のまち」「糸へんのまち」と表現されることがあります。その理由は、江戸時代から「河内木綿」と言われる綿作が盛んだったこと、さらに明治になると近代的な洋式紡績機械を導入して大阪紡績(現・東洋紡)が設立され、その成功をみて次々と紡績会社が誕生し、大阪は「東洋のマンチェスター」と呼ばれるまでに繊維産業が発展した―という歴史的な背景があるからでしょうね。

繊維の製造に欠かせない綿花の輸入や、製造された綿製品の輸出を担ったのが繊維商社であり、「関西五棉」とは伊藤忠、丸紅、日本綿花(現・双日)、東洋棉花(現・豊田通商)、江商(現・兼松)を指しています。

今回の『講座・企業家学』では、特に「東棉・ニチメン」「東洋紡績」「江商」「富士紡績」「伊藤忠商事・丸紅」を取り上げ、その沿革や経営について斯界の研究者が発表することになっています。

大阪の産業史に興味がおありの方、また繊維産業に関わる仕事をされている方にはぜひとも聴講していただきたい講座です。5回分を一括でお申し込みいただきますと、受講料が20%割引になりますので、ご検討ください!

2018年度『講座・企業家学』11月講座詳細↓

http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201804/D25181110010.html

投稿者 museum | 2018年09月21日 09:19