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2016年04月16日 09:16
クラブコスメチックスさんの企画展に行ってきました!
こんにちは、あお吉です。
新緑がまぶしい季節になりました。
新入社員の皆さんには、新しいことばかりで大変な時期だと思いますが、一雨ごとに、ぐんぐん伸びていく若葉のように、様々なことを吸収し、一人前の社会人となり大いに活躍していただきたいと思います!
さて、まだまだ学びが必要なあお吉は、クラブコスメチックスさんの企画展を見に行ってきました。
展示場は、本社ビル1階。
地下鉄中央線阿波座駅1号出口を出て、見上げると、頭に花飾りをつけた2人の女性が並ぶ大きなマークが目に入ってきます。
同社のシンボルマール、双美人マークです。
今回の企画展のテーマは「"素顔の美を増す"化粧品~中山太陽堂に見る商品戦略」。
会場内は、明治末から昭和初期までの商品群を年表とともに紹介するところからスタート。年表と商品を見比べていくと、スキンケアの時代からスタートし、現在にも通ずる"時短"商品まで。着物から洋装へ、そして職業婦人の登場など、時代の変化とともに取扱い商品が変わっていく様子が良くわかりました。
あお吉が特に目をひいたのが、こちら。
クラブ洗粉 専売特許缶です。
1回に使用する分量が出てくる仕組みになっており、貴婦人やご令嬢をターゲットに高級感をもたせた容器になっています。なんと、明治44年から販売されていたそうです。
ターゲットを考えた容器の工夫もさることながら、販売方法も多彩です。
百貨店になかなか行けない遠方のお客様向けに通信販売も手掛けられていたそうです。
この他にも、贈答品用として作られたと思われるクラブ化粧品の詰合せ函(箱)や、明治時代の広告など、110周年を迎えた「クラブ洗粉」の商品戦略を中心に、華やかで興味深い展示内容でした。
クラブコスメチックス(旧、中山太陽堂)の創業者・中山太一氏は、大阪企業家ミュージアムの常設展示でご紹介している企業家のお一人です。市役所等の公的機関に先駆け、いち早くフォード車を購入して、宣伝カーとして活用するなど、斬新な手法の宣伝活動を展開された企業家で、「生活を彩る新しい工夫とモノづくりに挑んだ挑戦者たち」のお一人としてご紹介しています。
クラブコスメチックスさんの企画展示と当ミュージアムの展示をセットでご覧いただくことで、時代の変化に対応し、創意工夫で新しいモノづくりにチャレンジしていった企業家達の思いにより触れることが出来ると思います。
ぜひ、ミュージアムと様々な企業家の関連の施設や美術館をセットで見学する楽しさを味わっていただければと思います!ご来館を心よりお待ちしております。
投稿者 museum | 2016年04月16日 09:16