2015年11月04日 10:51

関西文化の日

こんにちは。りょく吉です。

11月に入り、今年も早や残り2カ月となりました。月日の経つのは本当に速いですね(年をとるごとにその速さを実感しています。トホホ・・・)。秋の深まりとともに朝夕が冷え、冬がそこまで来ていることが感じられる今日この頃ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、11月3日は国民の祝日「文化の日」でしたが、ここ関西には、関西ならではの「文化の日」、「関西文化の日」が設定されています。皆さんは「関西文化の日」をご存じでしょうか。「関西文化の日? よく知らないな」という方のため、簡単にご紹介しますと、この日は、より多くの人に関西の豊かな文化資源に接してもらい、文化息づく関西を広くアピールしようと、関西を中心とする2府8県(福井・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・徳島)の博物館・ミュージアム約600館で入館料が、『なな、何と無料になる!』日なのです。(写真は「関西文化の日」のパンフレットの表紙)

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600館もの施設で入館料が無料なんて、関西もなかなかやるでしょう。「関西文化の日」は11月3日の「文化の日」のように、祝日で仕事や学校が休みというわけではありませんが、一般市民にとっては、「気軽に文化に親しめる」とてもありがたい日。子どものころから「無料」という言葉にめっぽう弱く、「無料」と聞くとすぐに反応してしまうりょく吉は、今回はどこの博物館、ミュージアムに行こうか、その下調べに大忙しです。

 

ちなみに、今年度は多くの施設で11月14日(土)、15日(日)に一斉に実施されますが、各館の実情に応じての設定となりますので、参加施設や実施日等の詳細については「関西文化の日」のホームページをご参照ください。http://www.kansaibunka.com/bunkanohi/  もちろん、大阪企業家ミュージアムも「関西文化の日」に参加しており、11月14日・土曜日、そして普段は閉館している日曜日の11月15日も開館します。2日間とも入館料無料です。

 

当ミュージアムでは常設展として、明治以降、大阪を舞台に活躍した企業家105人の優れた事績を貴重なゆかりの品とともにご紹介しており、企業家の英知、勇気、情熱等を学んでいただけます。また、館内では「近代大阪育ての親」と称された大阪商工会議所初代会頭・五代友厚の没後130年を記念した特別展も12月18日まで開催しています。五代友厚は現在、NHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインのあさを導く師匠役としても登場していますので、ご承知の方も多いことでしょう。

 

昨年度の「関西文化の日」には関西一円の564の施設が参加し、約48万人もの方が訪れました。48万人――関西には博物館などの文化施設で知的満足度を高めようとする人が多い証ですね。最近、博物館・ミュージアムなどに行ってないという方、ぜひともこの機会を活用し、いろいろな施設を巡ってみてください。きっと行く先々で知的好奇心を満たす新たな発見があり、「文化の秋」を満喫していただけること、請け合いです。その際には、当ミュージアムへのお立ち寄りもお忘れなきように。特別展の五代さんともどもスタッフ一同で皆さんのご来館をお待ちしています!

投稿者 museum | 2015年11月04日 10:51