2015年06月02日 09:52

「講座・企業家学」開講しました!

こんにちは。りょく吉です。

 

6月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。6月といえば梅雨、今は梅雨に入る前で、晴天の暑い日が続いていますが、梅雨に入りますと、肌寒い日があると思えば、反対に蒸し暑い日があったりしますので、皆さん、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。

 

りょく吉もミュージアムの担当となって早や2カ月が過ぎました。この間、館内をご案内した皆さんからは「企業家がよく理解でき、身近に感じられた」「説明を聞いて元気が出てきた」といったうれしい感想を数多く寄せていただきました。心優しき来館者の皆さんに感謝すると同時に、企業家の事績や大阪の歴史をより分かりやすくお伝えするため、もっと精進せねばと気を引き締めているところです。

 

さて、ミュージアムで6月と言えば、そう「講座・企業家学」です。この講座は、これまで日本の経済・産業をリードしてきた企業家たちがどのような思いで事業に取り組み、今日の基盤と繁栄を築いてきたかについて、5回シリーズでその分野の専門家が解説するアカデミックな講座で、これまで「食品」「家電」「流通」などをテーマに実施してきました。

 

そして、今回、6月講座のテーマは「鉄道」。大阪に乗り入れている私鉄5社の創業者等の足跡をたどります。先週の5月30日(土)に京阪電鉄で第1回目がスタート、当日は、跡見学園女子大学の老川教授より「創業者の渋沢栄一と太田光ひろの『積極経営』」と題して講演いただきました。東京の財界人でありながら京阪電鉄の設立に深くかかわった渋沢栄一、大阪~名古屋間の開業をめざして新京阪線(のちの阪急京都線)の開業やロマンスカーの導入を行った太田光ひろ、この二人に関するお話は、知らないことも多く興味深いものでした。

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これから、同講座は6月6日(阪急)、6月13日(近鉄)、6月20日(南海)、6月27日(阪神)とあと4回続きます。手前味噌ですが、関西の私鉄の企業家についてまとめて聞けるこのような機会は他ではあまりなく、ミュージアムならではと自負しています。まだ、日によっては若干名ご参加いただけますので、鉄道の歴史、経営などに興味ある方は至急にお問い合わせ、お申し込みください。http://www.osaka.cci.or.jp/b/pdf15/kgk2015.pdf

 

実は、りょく吉の2歳半の孫も大の鉄道ファン。「機関車トーマス」が大好きで、いつも一緒にトーマスのビデオを見ているのですが、残念ながら、今回参加するには幼すぎ。将来、こういった講演会に一緒に出かけられたらいいなと思っています。

投稿者 museum | 2015年06月02日 09:52