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2015年05月21日 09:37
アサヒビールの展示品が替わりました!
こんにちは、あか吉です。
季節はずれの台風がやってくるなど天候が例年になく不順ですが、皆様体調を崩されていませんか。
さて突然ですが、企業家ミュージアムの展示企業家105名の中で同じ姓の人が何人いるかご存じでしょうか?
伊藤忠兵衛さん初代と二代(伊藤忠商事、丸紅)、浦上靖介さんと郁夫さん(ハウス食品グループ本社)、大原孫三郎さんと總一郎さん(倉敷紡績、クラレ)、和田源三郎さんと満治さん(イズミヤ)。
この四組とも親子ですから、同じ姓は当然ですね。
片岡さんも二人おられます。日本生命保険の片岡直温さんと、辰野片岡建築事務所や大阪商工会議所第13代会頭の片岡安さん。安さんは直温さんの娘婿。こちらも実は姻戚関係にあります。
では、姻戚関係がなくて同じ姓は?
伊藤忠兵衛親子と伊藤喜十郎さん(イトーキ)、市川銀三郎さん(象印マホービン)と市川忍さん(丸紅)、小林一三さん(阪急電鉄)と小林愛三さん(ダイヘン)、中山太一さん(クラブコスメチックス)と中山悦治さん(中山製鋼所)、そして今回のブログのテーマである鳥井信治郎さんと鳥井駒吉さんです。
この御二人の鳥井さん。
御一人は「やってみなはれ」精神で国産ウイスキーのパイオニアとして活躍されたサントリーの鳥井信治郎さん。
そしてもう御一人は、日本人の嗜好にあう本格的な国産ビール製造に果敢に挑んだアサヒビールの鳥井駒吉さん。
同じ鳥井姓ですが、お二人には姻戚関係はないそうです。
ウイスキーとビールという「洋酒」を日本に根付かせた功労者のお二人が同じ鳥井姓とは、あか吉はミュージアムに来るまで知りませんでした!
さて、本題です。
この5月、アサヒビールの鳥井さんの展示が一部替わりました!
鳥井駒吉さんの展示パネルの前にあるゆかりの品を、これまでの書状から、1892年発売の第一号ビール(レプリカ)が引き札(ちらし)の中から飛び出すような躍動感あふれる展示に入れ替えました!!
この引き札をみていると、"日出ずる国に生まれたビールへの誇りと、昇る朝日のごとき将来性"を願って「アサヒビール」と名付けた創業者・鳥井駒吉さんの熱い息吹を感じます。
さらに、駒吉さんの展示パネルの右前方には、大阪麦酒時代の吹田工場の写真をバックに、向かって左から、第一号ビール(1892年、レプリカ)、大日本麦酒時代(1906年頃)、アサヒゴールド(1957年)、アサヒスーパードライ(1987年)の四世代のビール瓶が配置されており、ラベルを見ているだけで日本のビールの歴史を感じることができます。
写真では少し分かりにくいと思いますので、ご来館の上、ぜひご覧ください。
これからビールが美味しい季節です!
発泡酒や第三のビールなど、毎年新しい商品が登場し我々の喉を楽しませてくますが、この展示を見ているとビールの王道の力強さを感じます。
ミュージアムで日本のビールの歴史を築いてきた企業家精神に触れた後で、グイッと飲むビールもまた格別ではないでしょうか(笑)。
ご来館をお待ちしております!!
投稿者 museum | 2015年05月21日 09:37