2014年03月22日 09:15

一人で訪れても良し、団体で利用しても良し

こんにちは、あお吉です。
ようやく穏やかな日差しが感じられる日が増えてきましたね。
美術館でも春季展がそこここで始まっています。

美術館や博物館を訪れる時、皆さんは一人で行きますか?誰か他の人、あるいは大勢のグループで行きますか?

先日、博物館関係者の研究会を覗いたところ、最近の博物館教育理論の研究者の間では、“コミュニケーション”がキーワードになっているというお話がありました。ワークショップやギャラリートークが増えているのは、こうしたことが背景にあるのですね。
そうした議論の一方で、一人でゆっくり見たいと思う来館者も多く、 “コミュニケーション”とは相反するという意見も出ていました。

あお吉は、基本は一人で訪れてじっくり鑑賞することが多いのですが、ギャラリートークを聞いたり、他の人と一緒に、あーでもない、こーでもないと話をしながら見たりするのも好きです。

一人でゆっくり訪れるのが好きな美術館の一つに香雪美術館(http://www.kosetsu-museum.or.jp/)があります。大阪企業家ミュージアムの館内展示企業家のひとりである朝日新聞社の創業者・村山龍平氏が蒐集した日本・東洋の古美術品などを収蔵する美術館で、阪急御影駅から歩いて5分、神社に隣接したとても静かなところにあります。

先日、企画展「森田りえ子 花らんまん」を鑑賞してきたのですが、静かな館内は明るく健やかな色調の花と舞妓さんの絵で溢れ、ひと足先に春を感じることができました。

美術館や博物館を他の人と一緒に訪れる良さは、こんな感じ方、考え方もあるんだ!という新しい視点を発見できることでしょうか。共感することが多ければ、連帯感も生まれます。

大阪企業家ミュージアムは、一人でも、団体でお越しいただいても楽しんでいただけるミュージアムです。
お一人でじっくりご覧いただき、目標とする企業家を見つけていただいても良し、新入社員研修など団体でご利用いただき、連帯意識をより深めていただくのも良し、家族で今昔を話題に会話を弾ませ楽しく過ごしていただくこともできます。
それぞれのスタイルでご来館いただければと思います。

なお、団体でお越しの場合は、事前にご予約いただければスタッフが館内をご案内いたします。
個人でのご来館の場合でも、ご質問等があれば、黄色いエプロン姿のボランティアスタッフに気軽にお声をかけて下さい。

投稿者 museum | 2014年03月22日 09:15