2008年08月29日 13:56

大阪商工会議所130周年企画展 好評開催中!

2代目りょく吉です。

今、大阪企業家ミュージアムでは企画展を開催しています。

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大阪の恩人「五代友厚」、住友中興の祖「広瀬宰平」、多くの企業・人材を生み出した「藤田伝三郎」。この3人をゆかりの品や資料で紹介しています。3人の共通点として「事業を通じて社会に貢献する」があげられます。

例えば、五代友厚は、官僚をやめるとき、友人に、「国家的見地に立って一般商工業を鼓舞奨励して、わが国民業の新興を図り、もって、国家国民の富強に努めんとす」と語ったといわれます。

広瀬宰平は、「問わんと欲す 国家経済のこと」(=事業によって国家経済を問う)」という言葉を残しています。

藤田伝三郎は、その伝記によれば、木戸孝允(=桂小五郎)から「富国強兵の強兵は自分に成算がある。しかし富国のことは実業経験がある有為の人物が商工業の発展のためその増進に努力しなければ国家の前途は不安でならない」と言われ、実業界にて国家に貢献することを決めたといいます。

また、あわせて時代背景を語る資料として、江戸時代の買物案内や名所案内、明治中期の写真などを展示するほか、五代友厚関係文書6500点をパソコンにて館内で閲覧をしていただくことが可能です。

暑いさなか、しかも9月13日までと短い期間の企画展ですが、どうかごゆるりとご覧ください。

りょく吉

投稿者 museum | 2008年08月29日 13:56