2008年07月09日 12:51

オススメ図書のご案内

もうすぐ梅雨明けでしょうか。

朝から厳しい暑さ、、、。
そろそろ、蝉の鳴き声も聞こえてきそうですね。

さて、6月4日付のブログ「オススメ新着図書のご案内」にて紹介いたしました書籍「鰹節(上巻・下巻)」を読了された方も多いかと思います。

鰹節だけでは、
「何か少し物足りない」
という方に、この書籍をお勧めしたいと思います。

「昆布」社団法人日本昆布協会

P1000638.JPG
▲重厚な装丁。圧巻の全1511ページ。色はもちろん昆布色。


特に興味深いのが、昆布の歴史を紐解く第1編。

「大阪築城と昆布」の項では、
 大阪城築城のとき、石を運ぶのにたくさんの昆布が使われた・・・
 水につけた昆布を敷きつめ、その表面のヌメリを利用してその上に石を滑らせて運んだ・・・
といった説が紹介されています。

そのほかにも、「コンブという名の由来」など面白いテーマが満載。
昆布ファンの皆様には必読の書です。

写真やイラストをふんだんに使用し、とても読みやすい小倉屋山本さんの社史「なにわの昆布の物語~小倉屋山本創業百五十年記念誌~」とあわせて楽しみたいですね。

日本昆布協会さんのホームページでは、こんぶを使ったお料理のレシピ、だしを取った後のこんぶ活用法、こんぶの選び方・保存方法など、情報が盛りだくさん!
ちなみに、ブログの名前は「こんぶろぐ」です。

あお吉

投稿者 museum | 2008年07月09日 12:51