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2012年10月02日 11:34
関西には多くの企業が運営するミュージアムがあります。
そのうちの一つ、象印マホービン株式会社が運営する「まほうびん記念館」では、10月1日から「日本のまほうびん生誕100年」を記念し、象印マホービンだけでなく他社の製品も含め『まほうびん』の歴史を特別企画展として実施しています。
『まほうびん』という一つの製品が、各社の創意工夫でどのように変遷していったかを豊富な製品展示で知ることができます。
コルクで蓋をしていた構造から、傾けるだけで注ぐことができる構造に変わり、次には、押すだけで注ぐ、更には残量を見えることが出来るようにする。
デザインも用途も時代のニーズにあったものが試行錯誤され、様々なユニークなアイデアの製品もあわせて展示されています。
また、館内常設展示では、『まほうびん』の構造を特徴づける「真空の利用」について学ぶことができる設備や象印マホービンの昔懐かしいコマーシャルを見ることもできます。
なお、見学は事前予約制ですのでご注意ください。(予約先電話番号 06-6356-2340)
大阪企業家ミュージアムでは、象印マホービン創業者「市川銀三郎」氏を館内で展示しています。
また、タイガー魔法瓶創業者「菊池武範」氏を館内のパソコンで調べることができる「デジタルアーカイブ」で知ることができます。
大阪企業家ミュージアムとまほうびん記念館は、場所も堺筋線で二駅と近くにありますので、是非、あわせて大阪企業家ミュージアムにもお越しください。
この他、同じく10月1日から高島屋史料館においては「海外向け染織作品下絵展~世界を魅了した高島屋の輸出染織品」が開催されています。
特に気になっているのは、1900年のパリ万博に出品された「波に千鳥図」です。
19世紀の最も有名な女優サラ・ベルナールが購入したという逸話のある作品です。
こちらも堺筋線でいけますので、あわせて見学にいかれてはいかがでしょうか。
投稿者 museum | 2012年10月02日 11:34