2012年8月31日 クリエーション・コア東大阪(東大阪市)

 8月31日に東大阪商工会議所の招きで講演を行った佐藤会頭は、終了後に嶋田亘東大阪商工会議所会頭らの案内で、クリエーション・コア東大阪の視察を行った。
 同施設は、技術力の高いものづくり企業が集積している大阪東部地域に設置されたものづくりに関する総合的な支援機関。大阪府ものづくり支援課など行政機関・支援機関のほか、
経験豊富なコーディネーターが中心になりモノづくり企業の様々な活動を後押している。
 200ブース近い常設展示場や、宇宙航空研究開発機構(JAXA)関西サテライトオフィスを視察した佐藤会頭は、「まとまった形で展示されていることで、
大阪の中小企業の技術レベルと集積度の高さを実感することができる。」と述べ、今後の活動に期待を示した。
CIMG2623.JPG「フセラシ社の常設展示の前で、記念撮影する佐藤会頭(右)と嶋田東大阪商工会議所会頭(左)」

2012年8月10日 タカラベルモント株式会社(中央区、西成区)

CIMG2442.JPG吉川秀隆社長(左)から歯科医院用椅子につき説明を受ける佐藤会頭(右) ■タカラベルモント
 佐藤会頭は8月10日、タカラベルモント(中央区東心斎橋)を訪問し、同社ショールームや大阪工場(西成区北津守)を視察するとともに、吉川秀隆社長と意見交換を行った。平成22年3月の会頭就任後、佐藤会頭が継続してきた企業・現場訪問は、今回で通算100カ所目となった。同社は、大正10年創業。理美容院で使われる椅子の製造・販売から、歯科・医療機器、化粧品などの分野にも業容を拡大させてきた。今年4月には、理美容機器業界のトップメーカーとして、デザイン開発や業界発展への貢献が評価され、「知財功労賞」経済産業大臣表彰を受賞。同社を視察した佐藤会頭は、「近代大阪を作り上げたモノづくりの魂、創業者精神を感じる。大阪にこうした素晴らしい企業があることを広く伝え、他の経営者にも元気を与えたい」と話した。また、これまでの現場視察については、「百聞は一見にしかず。100回聞くより、1回現場を訪れた方が分かることは多い」と振り返った。

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2012年8月1日~2日 東北地方被災地視察

 大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭、西田賢治常務理事・事務局長は、昨年に続き東日本大震災の復興状況を把握するため、東北(岩手県、宮城県)を視察した。
 8月1日(水)には、気仙沼、陸前高田、大船渡、花巻を巡り、花巻商工会議所の宮澤会頭らと懇談。翌2日(木)には、南三陸町、石巻雄勝地区等を訪問し、南三陸町では商工会の須藤弥代治会長らと意見交換を行った。
 視察後、佐藤会頭は、「各地で瓦礫の処理は徐々に進んでいるものの、広範囲にわたる甚大な被害の爪痕が改めて目に焼きついた。仮設店舗などで懸命に復旧・復興に取り組む人々と、それを支えるボランティアの活動に強い感銘を受けた。復興再生への道のりは長く厳しいものにならざるを得ないが、震災後1年半近く経つにもかかわらず、遅々として進まない国による復興再生計画の迅速化が肝要」と語り、併せて事業再開に向けて頑張っている方々が、グループ補助金などを円滑に活用できるよう関係先に働き掛けたいと述べた。
2012年8月1日 東北視察 1枚は復興商店街の写真.JPG「佐藤会頭による被災地視察は昨年に続き2回目。本年は復興された仮設商店街などを視察」20.JPG

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2012年7月17日 有光工業株式会社奈良工場(田原本町)、株式会社十川ゴム奈良工場(五條市)

CIMG2136.JPG「有光社長(左)の案内で工場内を視察する佐藤会頭」■有光工業
  大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は、17日、有光工業の奈良工場(田原本町)、十川ゴムの奈良工場(五條市)を現場視察した。
  今回訪問した両社は大正後期から昭和初期にかけて、大阪市が大大阪と呼ばれていた時代に、いずれも大阪市西区で産声を上げたというモノづくり企業。
  有光工業の有光幸紀社長は、各種産業用ポンプの製造を通じ、環境に優しく「水」を有効に活用する高品質な製品を市場に提供していると紹介した。今後もドライミスト式細霧システムなど、省電力、省エネなどに役立つ他社にマネのできない製品開発に取り組みたいと述べた。


CIMG2173.JPG「防振管継手を手にして記念撮影に応じる佐藤会頭(右)と十川相談役」 ■十川ゴム
  十川ゴムの十川敬二相談役は、ゴムを通じて蓄積したノウハウにより、ガス、自動車、油圧用ホースから、医療点滴用ゴム栓まで、あらゆる業種に付加価値の高い製品を供給しているのが同社の強みと紹介。創業時より三方よしの経営理念を掲げて経営に取り組んでいると語った。

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2012年6月11日 西川産業(大阪市淀川区)

◎会頭西川産業CIMG1750.JPG「西川産業の西川正一取締役社長(左)に感謝状を贈呈」■西川産業
  佐藤会頭は、11日に西川産業(大阪市淀川区)を訪問。同社の西川正一社長、濱松剛士取締役・管理部長らと懇談した。同社は、日商の呼びかけに応じて東日本大震災の被災事業者に工作機械向け切削部品などを無償提供。会議所ネットワークを通じて、仙台、大船渡、釜石の各商工会議所経由で7社・機関に延べ600万円相当の部品が譲渡された。
  訪問では、仙台商工会議所の鎌田宏会頭からの感謝状を西川社長に渡し、佐藤会頭が改めて感謝の意を伝えた。西川社長は、「わが社は創業者が近江八幡の出身で創業63年目。新入社員研修では大阪企業家ミュージアムを活用している。工作機械メーカーや製造各社の直需販売店として、日本のモノづくりを支える流通システムの役割を担っている」と自社を紹介。また、最近の動向について「2009年はリーマンショックの影響が取引先各社において顕著であったが、10年以降は、生産財メーカー各社の設備投資も徐々に持ち直してきている。また、タイの水害で被害を受けた切削メーカーが500台の機械を入れ替える計画もあり、特需も見られる。一方、海外進出した日本企業が人件費以外のコスト高を憂慮し、国内に回帰する傾向も見られる」と分析。これに対し、佐藤会頭は今後も製造業の最新動向などを教示頂けるとありがたいと述べた。

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2012年5月24日 大阪味噌醸造株式会社(西区)、黒門市場商店街(中央区)、株式会社魚萬珍味堂(中央区)、株式会社向井珍味堂(平野区)

20120610◎味噌CIMG1572.JPG「フリンリー・アントニー社長(右)より天然醸造味噌の製造工程につき説明を受ける佐藤会頭」■大阪味噌醸造

 大阪味噌醸造(西区)は、1906年の創業。現在、英国人のフレンリー・アントニー社長(4代目)と井上知子取締役が経営の舵を取る。
 アントニー社長は「日本人の食生活が変化し、近年ご飯を食べる人が減少。そこで味噌を隠し味として洋食に用いるなど、新たな用途開発や、通信販売による販路拡大に取り組んでいる」「将来は出身の英国でもPRしていきたい」と語る一方、創業地の九条地域を取り巻く環境は、大阪ドームや大型流通店舗の進出により大きく変わろうとしていると説明した。
 佐藤会頭は、100年以上にわたり天然醸造味噌の製造に尽力してきた取り組みに感銘を受けたと語り、「食い倒れの街が生んだ大阪産味噌」を今後も引き続き、消費者に提供して欲しいと激励した。同社の訪問には西支部の西川典男支部長(丸十服装会長)も同席した。


20120610黒門①.JPG「黒門市場商店街の山本副理事長の案内で視察」■黒門市場商店街、魚萬珍味堂
 佐藤会頭らは黒門市場(中央区)を視察。黒門市場商店街の副理事長を務める伊勢屋商店の山本善規会長から、黒門の名前の由来や、近年の中国人観光客の増加について説明を受けた。








20120610魚萬珍味.JPG「網干康史専務(右)より業務用食材の安全性検査につき説明を受ける佐藤会頭」 その後、同商店街に店舗を構え、業務用食材の製造加工・販売を営む魚萬珍味堂の本社(同中央区)を視察。網干輝雄会長や網干康史専務から業務案内を受けた。
 佐藤会頭は、「網干会長が先頭に立って支えきた黒門市場が、大阪人の食文化を支える流通拠点であることを再認識した」「とりわけ、魚萬珍味堂では、旬の素材を生かした加工法や、調理される和食料理人への心配りに加え、全国3,000件の取引先に14,000種類を超える食材を日々迅速に提供しているとお聞きし、大変感銘を受けた」と語り、大阪をはじめ、関西の豊かな食文化を支える役割を担っていると感想を述べた。





■向井珍味堂
 佐藤会頭らは、向井珍味堂(平野区)を訪問。同社工場を見学するとともに、中尾敏彦社長と意見交換を行った。 同社は、きな粉・青のり・ごまなどの粉末食品を製造・販売。高い品質管理技術と、自社製品を使ったオリジナル洋菓子の開発で注目を集めている。大商南支部 が事務局の展示商談会「産業交流フェア」に毎年出展、昨年は製あん会社と共同開発した地域ブランド商品「きな粉あん」を出品した。 佐藤会頭は、「よく大阪土産が少ないとの声を聞く。こうした地域ブランド商品の販路を広げ、大きく育ててほしい」と述べ、新たな大阪土産の開発に期待を示した。
◎向井珍味堂CIMG1616.JPG「唐辛子の製造工程で中尾社長より説明」 ←写真未定

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2012年5月9日 大阪スタイリングエキスポ2012

CIMG1497.JPG「大阪に縁のあるプロダクトデザイナーやメーカーなどのリビング用品が多数展示・販売された。」   佐藤会頭は、5月9日(水)に高島屋大阪店で開催された「大阪スタイリングエキスポ2012 リビング展」の会場を視察した。当日は消防ホースの余剰生地を活用した防水性能に優れたカバンなどオリジナリティ溢れた商品が多数出展され、大阪らしいライフスタイルを追求する展示品が来訪者の関心を引きつけていた。佐藤会頭は、淀川・鵜殿のヨシ紙を使ったランプシェード等を製造するアトリエMayの出展経営者と親しく懇談。枚方市や北大阪商工会議所とも連携し、地元ブランドとして売り込んでいってはどうかとアドバイスを行った。

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