2010年8月20日 株式会社栗田機械製作所(西区)、繁栄商店街振興組合(港区) 飛宏科技日本株式会社(フェイフォン・テクノロジージャパン)(中央区)
「栗田佳直社長(左)から説明を受け、フィルタプレス製造工程を見学する佐藤会頭(右)」
■栗田機械製作所
佐藤会頭は、8月20日、此花・西・港支部管轄地域内を訪問した。
フィルタプレスメーカーとして世界に先駆けて自動化の開発に成功し、あらゆる加圧ろ過の要望に即座に対応するなど高い技術が評価されている栗田機械製作所 (西区)では、栗田佳直社長らから説明を受け、工場を見学。栗田社長は、「販路開拓と海外展開が課題」と中小企業のおかれている厳しい現状を会頭に伝えた。
「同社のタッチパネルにつき説明を受ける佐藤会頭(左)」■飛宏科技日本株式会社
佐藤会頭は、アジア各地との連携が深化する在阪企業の実態を把握するため、8月20日には、大阪に進出した台湾企業の日本法人・飛宏(フェイホン)科技日本を訪問した。飛宏科技日本は、大阪外国企業誘致センター(O-BIC)などの支援により今年4月に大阪に進出した。台湾の本社「フェイホンテクノロジー」社は、 世界第7位の電源メーカーで、日本での販路開拓を目指している。佐藤会頭は、原田克平社長らと懇談し、外国企業が大阪に進出する際の課題などを聞いた。
「繁栄商店街を取り巻く周辺の環境について説明を受ける佐藤会頭」■繁栄商店街振興組合
佐藤会頭は、8月20日、地域との関係を大切にして活発に活動している繁栄商店街(港区)を視察。同振興組合の難波利正理事長や近藤洋史専務理事と課題や現在取り組んでいる 商店街の門前街化構想「韋駄天(いだてん)商店街2010」や「韋駄天尊会所の開設」について意見交換した。
2010年8月17日 株式会社コラピア(北区)、株式会社oneA(鶴見区)
「酒井和子社長(左)から店舗改装計画について説明を受ける佐藤会頭(右)」■コラピア
佐藤会頭は、8月17日中津にある(株)コラピアを訪問。当地でメロディ薬店など営む酒井和子社長と意見交換を行った。同社長は、「医薬品の小売業態は伸び悩み状況にあり、健康食品の卸売を新たなビジネスの柱に育てようと取り組んでいる。周辺地域には大手ドラッグメーカーの出店なども計画されており、商工会議所に経営相談の上、早急に店舗改装などに取り組みたい」と語り、佐藤会頭は「お手伝いできることがあれば何でもおっしゃって下さい。一緒に頑張りましょう」と応えた。
「ベトナム人従業員、研修生と意見交換する佐藤会頭」
■oneA
各地との連携が深化する在阪企業の実態を把握するため、8月17日にベトナムの人材を活用するoneAを訪問した。oneAは、信号灯や遊具機器などのメーカー。現在、ベトナム人の従業員2人、研修生4人を受け入れている。佐藤会頭は、川上良康社長の案内で同社工場などを視察後、ベトナム人従業員らと意見交換し、同工場で学んだこと、将来の夢などを聞いた。
2010年7月13日 株式会社淀川製作所(守口市) 鶴橋地区商店街 視察(東成区、生野区) パナソニック㈱エナジー社 住之江工場(住之江区)
「環(Meguru)」に試乗する佐藤会頭■淀川製作所
佐藤会頭は、7月13日、淀川製作所(守口市)を訪問した。地元中小企業の仲間を集め、約半年をかけて完成させた小型電気自動車の製造現場を見学した。見学後、同社の小倉庸敬社長と意見交換を行うとともに、電気自動車「環(Meguru)」に試乗した。小倉社長は、「当時は『リーマン・ショック』直後のどん底で、どこも暗い話題ばかり。人工衛星のまいど1号で有名になった大阪の中小企業の底力を電気自動 車でも示し、大阪から明るい話題を発信したかった」と、開発のきっかけを披露。佐藤会頭は「中小企業だけで電気自動車を開発したことは立派。次は受注生産 による量産化を」とエールを送った。
「商店街観光ツアーなどで集客に知恵を凝らす鶴橋界隈の商店街を視察」 ■鶴橋地区商店街
佐藤会頭は7月13日、東成・生野支部の有光幸紀支部長(有光工業社長)や松山正樹副支部長(東成区商店街連盟連合会会長)ほか地元商店街の役員と懇談した後、鶴橋地区の商店街を視察した。当日は、以前、同地区で大商が商店街とともに開催した商店街観光ガイドツアー仕立てで巡覧。落語家の桂都んぼさんをガイド役に商店街内の各店舗を見て回った。 韓国民族衣装店ではチマチョゴリの説明を受け、有名キムチ店ではキムチの試食、マグロ専門店ではマグロのカマの試食、クジラ専門店ではクジラベーコンの試食なども実施された。 また地元でもあまり知られていない落語小屋「雀のおやど」では、桂都んぼさんがミニ落語を披露した
「リチウムイオン電池工場の概要につき説明を受ける佐藤会頭ら」■パナソニック・エナジー社住之江工場
佐藤会頭は、7月13日、住之江・住吉支部の越井健支部長(越井木材工業会長)らとともに、住之江区平林地区のパナソニック・エナジー社のリチウムイオン電池住之江工場を訪問した。当日は佐々井洋一工場長から工場概要やリチウムイオン電池の製造工程の説明を受け、ショールームや施設内外を監視する防災センター等を見学。同施設屋上から南側の平林地区で今秋埋立て予定の貯木場などを視察した後、友澤美明副支部長(住吉住之江産業会会長)、仲本良信副支部長(住之江区商店会 連盟会長)、田中貞夫副支部長(住吉区商店会連盟会長)らと地域商工業の状況や将来像について意見交換した。
2010年7月9日 マッスル株式会社(淀川区)
「玉井博文社長(右から3人目)から製品開発の状況につき直接説明を受ける」 佐藤会頭は、上海万博で日本産業館の壁を黙々と登り降りする姿が話題を集めた「夢ROBO」の生みの親、マッスル(淀川区)の玉井博文社長を9日、訪ねた。
5月に上海万博の日本産業館を視察した佐藤会頭は、「夢ROBO」の姿に目が釘付け。「同館の喜多俊之・デザインプロデューサーから、時間も予算もない が、ぜひとも独創的なロボットをつくってほしいとの要請を受けた。心当たりの大手メーカーに打診はしたが、片っ端から断られた。そこで世界の檜舞台で、中 小企業が技を披露できる格好の機会と考え、在阪中小15社で手分けし、3カ月で完成させた」と玉井社長がエピソードを披露した。
「夢ROBO」を創出した大阪の中小メーカーの技術力。その新たな展開への期待を軸に意見交換が続いた。
2010年7月8日 大阪市立デザイン教育研究所(天王寺区)、矢野紙器株式会社(天王寺区)、京阪関目駅周辺商店街(城東区)
「大阪市立デザイン教育研究所「同校生徒が実習する製作現場を視察する佐藤会頭、飯田支部長ら」
■ 大阪市立デザイン教育研究所
佐藤会頭は、8日、飯田圭児天王寺・阿倍野支部長(近鉄百貨店社長)らとともに、同支部管内の事業所紹介DVD「バーチャル勧業展~あべてん e―EXPO2010」の制作現場視察のため、大阪市立デザイン教育研究所(阿倍野区)を訪問。佐藤会頭は、田孝一所長、教授、講師、学生らと動画編集作 業を視察した後、編集を終えた動画の中間プレゼンテーションに参加、活発な意見交換の場にも加わった。
「矢野孝社長(右)から、会社概要や障害者就労支援策などにつき説明を受ける。」■ 矢野紙器
続いて、同DVD収録企業の段ボール製品製造業、矢野紙器(天王寺区)を訪問した。工場の視察後、工場に隣接する、引きこもり者社会復帰支援施設でもある 飲食店「カフェだんぼうる」で、矢野孝社長と障がい者を積極雇用する方針について意見交換。矢野社長の熱き思いに感銘を受けた佐藤会頭は、同社の社会貢献 にエールを送った。
「宮田俊志支部長(大阪府商店街振興組合連合会相談役)らとともに、森田副支部長と関目商店街振興組合の伊藤榮理事長の案内で京阪関目駅周辺商店街 を視察。」■ 京阪関目駅周辺商店街
佐藤会頭は、8日、京阪関目駅周辺商店街の視察と地域事業者代表との意見交換を実施した。
城田鉄工本社ビルを訪問した佐藤会頭は、旭・城東・鶴見支部の前田俊二副支部長(城東鶴見工業会会長)、森田雄三副支部長(城東区商店会連盟会長)から地域商工業の状況について説明を受けた。
その後、宮田俊志支部長(大阪府商店街振興組合連合会相談役)らとともに、森田副支部長と関目商店街振興組合の伊藤榮理事長の案内で京阪関目駅周辺商店街 を視察。関目商店街内の駄菓子の扇屋(2009大阪市あきないグランプリ店舗部門優秀賞受賞)で地元事業者代表と商工業の発展について活発に意見交換した。
2010年6月11日 株式会社カサタニ西宮工場(西宮市)
「笠谷勝美社長(大商議員、左)から、シリコンウェハー加工工程の説明を受ける」 佐藤会頭は、6月11日にはカサタニ西宮工場を訪問。最新鋭の「太陽電池用シリコンウェハーのスライス加工」を見学するとともに、大商議員を務める笠谷勝美社長ほか同社幹部と意見交換を行った。
笠谷社長は、新興国との競合が激化する中、国内でのものづくりを衰退させないため、研究開発や設備投資などに関する公的支援策拡充の必要性を強調。環境・エネルギー分野に関しても、ユーザーへの補助のみならず、供給サイドへの助成にも配慮を求めた。
佐藤会頭は「今後の大商事業や要望活動に生かしたい」と述べた。
2010年6月9日 福島聖天通商店街(福島区)
福島聖天通商店街「売れても占い商店街の幟で彩られた通りを視察」
6月9日、佐藤会頭は福島区の福島聖天通商店街を訪問し、同振興組合(宮川誠理事長)の役員と懇談した後、商店街を視察した。
02年から「売れても占い商店街」として情報発信をしている同商店街は現在、毎月第4金曜日に約30人の占い師が出店するイベント「売れても売れても占いデー」を開催し、300人近い来街者で賑わいをみせている。
「商店街は出張できない。集客が課題であり、キーマンとキーワードを鍵に新たな活性化策に取組んでいる」との役員の意気込みに感銘した佐藤会頭は「消費者 の目線で問題をとらえ、解決を図っている商店街だ。商店街が元気になれば街が元気になる。街が元気になれば商店街が元気になる」との持論を披露しエールを 送った。
2010年6月8日 千日前道具屋筋商店街(中央区)、日本ポリグル株式会社(中央区)、淡路本町商店街(東淀川区)、東淡路商店街(東淀川区)
「千日前道具屋筋商店街の幹部らと懇談する佐藤会頭」■千日前道具屋筋商店街
大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は、8日、中央支部を訪問するとともに千日前道具屋筋商店街を視察した。
佐藤会頭は松本孝・中央支部長(三和実業社長)、千田忠司・同副支部長(大阪市中央区南商店会連合会長千日前道具屋筋商店街振興組合理事長らの出迎えを受け、まず、千日前道具屋筋商店街が全国の修学旅行生を受け入れている「大阪の商い体験」プログラムや、中央支部などとともに飲食店の開業を支援している「ミナミベンチャーウィーク」などについて千田会長から説明を受けた。続いて、岡本敏嗣・宗右衛門商店街振興組合理事長からは、昔の宗右衛門町の風情を取り戻すための看板撤去や、電線地中化など環境浄化への取り組みが紹介された。
また、谷利正・上六商店会長、伊達徹・心斎橋筋商店街振興組合理事長、春木洋次・北心斎橋商店会長から各商店街の現状や課題、取り組みについて説明があり、活発な意見交換が行われた。
その後、佐藤会頭は、食器、調理器具、食品サンプルなど飲食店向けの商材を扱う店が多い千日前道具屋筋商店街を、千田会長の案内で興味深げに視察した。
■日本ポリグル
平成22年6月8日(火)には、中央区の日本ポリグル㈱を訪問。代表取締役会長の小田兼利氏、同社社長の小田節子氏らと面談した。小田会長は、阪神淡路大震災の際に飲料水の確保に苦労した体験をもとに、3年がかりでポリグルタミン酸による凝集反応をコア技術にした自然に優しい水質浄化剤を開発したと説明。2002年に自ら起業して事業化を進める一方、現在では、これらの浄化剤をバングラデシュなどの新興国市場に広めるべく、経済産業省などの支援も得てBOPビジネスの展開に取り組んでいると語った。
「小田会長(右から2人目)は、池の水に水質浄化剤を加えて凝集反応を紹介」
■淡路本町商店街(東淀川区)、東淡路商店街(東淀川区)
佐藤会頭は、6月8日、新淀川支部の管轄地域内の商店街を訪問後、地元商店街役員と懇談した。当日は、同支部の岩波清久支部長(日本ピラー工業社長)らとともに、橋本透副支部長(東淀川区商店会連盟会長)と新崎治彦振興委員の案内で、淡路駅周辺の淡路本町商店街と東淡路商店街を巡回し、地域の現況や個々の商店の状況などについて視察した。 懇談会では、淡路駅周辺地区の土地区画整理事業の概要について説明を受けた後、商店街の現状と課題について活発な意見交換が行われた。
「淡路本町商店街を岩波支部長(左)の案内で視察。橋本副支部長(中央)より説明。」
東淡路商店街周辺で進む土地区画整理事業を見学。
2010年5月18日 株式会社山本金属製作所(平野区)、有限会社魚竹蒲鉾店(平野区)
佐藤茂雄会頭は、5月18日、東住吉・平野支部の更家悠介支部長(サラヤ社長)らとともに、同支部管轄地域内の元 気なモノづくり企業2社を訪問した。現場第一主義の佐藤会頭は「新事業に前向きにチャレンジしている経営者の生の声を聞くことは、今後の中小企業活性化に 関する事業を考える上で大いに参考になる」と語った
「当日は同社の山本憲吾社長の案内で工場内を視察」■山本金属製作所
佐藤会頭は、金属加工業の「山本金属製作所」(大阪市平野区)を訪問し、山本将義会長と懇談・意見交換した後、山本憲吾社長の案内で工場を視察し た。製造業にとって厳しい経営環境下にありながら思い切って研究開発型の企業へ舵を切るために、息子に社長を譲ったことや人材育成に向けた取り組みな ど、山本会長からモノづくり企業の熱い心意気を聞いた。
魚竹蒲鉾店「大阪産(もん)の蒲鉾作りに頑張る竹中祥之社長(左)」
■魚竹蒲鉾店
次に、09年度の「おおさか地域創造ファンド」の助成事業に採択された事業を展開している「魚竹蒲鉾店」(平野区)を訪問した。大阪港で獲れた魚介類を用いた 練り製品「春夏秋冬魚庭(なにわ)天」を開発中である竹中祥之社長から、開発に向けた動機や苦労話を聞いた。佐藤会頭も「大阪産(もん)」の新鮮な味わい を試食し、「ぜひとも大阪地域ブランド創出に頑張ってほしい」と激励した。
2010年5月22日 国立循環器病研究センター(吹田市)、株式会社カネカ大阪工場(摂津市)
「同センター外観」■国立循環器病研究センター
平成22年5月12日(水)に国立循環器病研究センター(吹田市)を訪問した。当日は橋本信夫理事長、研究開発基盤センターの妙中義之センター長(研究所副所長)から説明を受け、その後、人工心肺開発の動物実験や企業との共同開発製品などを視察した。同センターは、1977年設立以来、ナショナルセンターとして大きな役割を果たし、2010年4月には独立行政法人として改組。本会議所では大阪におけるメディカルポリス国際拠点形成を目指すべく同センターと緊密に連携を行い、創薬、基盤技術、医療機器分野における関連産業の育成を支援している。
「大阪工場の外観」
■カネカ大阪工場
5月12日(水)には引き続き、㈱カネカ大阪工場(摂津市)を訪問。新規事業開発部・常務理事より会社概要、ライフサイエンス振興ビジネスの取り組みについて説明を受け、その後、血管内治療用カテーテルの製造施設を見学した。同社では、血液浄化システムなどの医療機器を開発しているほか、発酵・バイオ技術を活かした製法により、パン酵母や、機能性食品素材のコエンザイムなど、多岐にわたる製品を市場に提供。本会議所の次世代医療システム産業化フォーラムにも積極的に参画している。