□会員企業訪問・現場視察 プレスツアー開催記録
(プレス関係者にご同行頂いた佐藤会頭視察先)
⑮2015年(平成27年)5月28日(木) 「淀川を活用した観光振興を探る」 
佐藤会頭は、本会議所が2月に「淀川の活性化と賑わい創出に向けた提言」をとりまとめたことを踏まえ、5月28日午後、毛馬閘門から淀川に出て淀川大堰などの大川・淀川流域を船上から視察した。大阪経済記者クラブ所属の記者など12名のプレス関係者も同行した。本会議所では水都大阪の再生に向けて淀川の親水空間を活用した取り組みを近畿地方整備局などに提案。例えば、淀川大堰に閘門を設置することにより舟運ビジネスの活性化や上流と下流地域のネットワーク構築を働きかけているほか、淀川沿いの桜街道化や、十三大橋の架け替えにあわせた新たな集客拠点の創出により、淀川流域全体での観光地化を目指すよう求めている。
⑭2013年(平成25年)8月8日(木) 「3Dプリンター活用による製造業の競争力強化策を探る」 
本会議所では、製造業の国際競争力強化に欠かせない機器として注目を集める3Dプリンターの活用策につき、近畿商工会議所連合会ベースでも研究会を立ち上げ活動を開始しております。そこで今回は業界ナンバーワンシェアの米国Stratasys社製3Dプリンターを取り扱う丸紅情報システムズ㈱と、同社の3Dプリンターを試作品製作に活用している㈱十川ゴム堺工場を視察。ものづくりを大きく変革させる可能性を秘めた3Dプリンター活用の将来像を模索します。訪問先詳細は以下の通り。なお当日は、議員会社の大起水産㈱が今年5月堺中央綜合卸売市場内に開設したオープンした海鮮レストラン堺店にも立ち寄り、見学します。
【丸紅情報システムズ㈱】昭和40年設立。資本金10億9,810万円、従業員数776名。世界に2万6,000台超の導入実績で業界ナンバーワンシェアの米国Stratasys社製3Dプリンタ / 3Dプロダクションシステムを取り扱う。FDM(熱溶解積層)方式のシステム9機種、PolyJet(インクジェット)方式のシステム10種を販売している。
【㈱十川ゴム】大正14年創業。資本金4億7,102万9,860円、従業員数750名。ゴムホースや樹脂ホース、ゴムシートなどのゴム工業製品や押出・成形、型物を製造。研究開発の提案力強化とスピード化のために平成21年から3Dプリンターを導入し、試作品製作に活用している。
⑬ 2013年(平成25年)5月8日 大阪港へのクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」視察
大阪商工会議所では、平成23年度から「千客万来都市OSAKAプラン」において、中国などアジアからのインバウンドを促進する「旅遊都市化推進プロジェクト」を推進している。その一環として、平成24年8月から大阪市と連携して「大阪港クルーズ客船誘致推進会議」を立ち上げ、大阪港へのクルーズ客船誘致活動を行っており、業界セミナーやシンポジウム、視察会などを適宜実施している。そこで今回のプレスツアーでは5月8日に大阪港に寄港する大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」を視察。ダイヤモンド・プリンセスは、日本で建造された中で最大の客船として2004年にサファイア・プリンセスと共にデビュー。ともに三菱重工長崎造船所の技術が光る大型客船で、ディーゼルとガス・タービンを組み合わせた発電機、海に一切投棄しない廃物処理装置など、地球環境を配慮している点でも一目おかれる客船。メインダイニング・ルームは5ヵ所も設けられている。今回は2086人の観光客が来日。1200名の乗員とともに中国から出航し、8日に大阪訪問の日程が組まれている。
⑫ 2012年(平成24年)10月3日 国際戦略総合特区の活用を通じたメディカル・ポリスの形成
(1)第3回 関西医療機器・開発・製造展(MEDIX KANSAI)インテックス大阪で10月3日(水)~5日(金)に開催の西日本最大級のものづくり専門展 「関西 ものづくり ワールド」(主催:リード エグジビション ジャパン株式会社)。 ものづくりの最先端技術が一堂に集まる展示会として定着し今年で15回目。今回は出展が過去最高の800社、来場者登録数は36,000名を見込む。「医療機器・開発・製造展」は、東京でも4年前から実施されている。大阪商工会議所は、当事業の立ち上げの際、関連する専門家の紹介等企画面で協力を行った。ブースを視察する株式会社飛鳥電機製作所(大阪市北区、代表取締役=吉村眞一氏)は、大阪商工会議所が平成15年から実施する産学官医による医療機器開発のプラットフォーム「次世代医療システム産業化フォーラム」のメンバー。
(2)淀川キリスト教病院今年7月に開設した最新の医療機器が整備された先進的な病院を視察。同病院は1955年(昭和30年)に米国長老教会の医療宣教師フランク・A・ブラウン初代院長により創立。キリスト教の理念に基づき、周産期医療、ホスピスを始め、ソーシャルワーカーやボランティアの設置など、日本の医療現場において新しい取り組みを実施。来年度以降、うめきたにクリニックを開設し、人間ドック、健診サービス等を展開する予定。大阪大学付属病院とともに、経済産業省のヘルスケアビジネス展開事業を今年度から実施し、うめきたや北大阪等のエリアにおいて、新しい医療周辺ビジネスの育成を図る。大阪商工会議所は、同事業において企業連携関連分野に協力する。当日、視察する「アンプルピッカーロボット」は、パナソニック㈱が開発した調剤ロボット。将来的には、ロボットが人間に代わって各病棟フロアにまで薬を運ぶ計画。
(3)大阪大学付属病院 未来医療センター先進医療の発展をめざし、トランスレーショナルリサーチ(TR)や、医師主導治験を実施できる体制が整備されている。創薬、再生医療、医療機器等多様な分野で新規性の高い研究が行われ、企業との連携も活発で、事業化をめざすプロジェクトを多く有する。大阪商工会議所は、未来医療センター開設当初から企業との連携強化についての協力を行っている。当日は同センターの澤芳樹センター長等よりレクチャーを受ける。最先端研究のひとつであるBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)に関わる事業化案件や、近く臨床試験が予定されている再生医療に関連した細胞培養装置等につき説明を受ける。
⑪ 2012年(平成24年)8月10日 タカラベルモント株式会社
大正10年創業。資本金3億円、従業員1316名。鋳物工場から理容椅子の製造に参入し、理美容設備機器の国内シェアは第1位。歯科・医療用機器、化粧品、エステ、ネイルなどにも事業領域を拡大し、海外事業所も25カ所に上る。
⑩ 2012年(平成24年)5月24日 株式会社向井珍味堂(平野区)
昭和27年創業。粉末食品(きな粉、七味唐辛子、青のり、ごま等)の製造販売を行う。資本金1000万円。従業員41名。高品質にこだわり、徹底した品質管理体制を構築、害虫の殺卵技術に関する特許権も取得している。また、関西で3分の2のシェアを占めるきな粉を使ったオリジナル洋菓子(きな粉ロール、胡麻チョコ等)の開発・販売でも注目を集める。大阪商工会議所の支部が開催する商談会「産業交流フェア」を活用し、製あん会社と共同で地域ブランド「きな粉あん」を開発した。
⑨ 2012年(平成24年)2月6日 塩野義製薬株式会社医薬研究センター(豊中市)
関西イノベーション国際戦略総合特区の対象事業分野の1つである医薬品開発の実情を探るため、塩野義製薬株式会社(代表取締役=手代木功氏<大阪商工会議所副会頭>)が平成23年8月に開設した医薬品開発の最新鋭研究所「シオノギ医薬研究センター」を訪問。一般非公開の医薬品開発の現場を視察するとともに、今後の研究活動の方向性、特区への期待などについて意見交換した。
⑧ 2011年(平成23年)10月11日 鳥取県
鳥取県に平井伸治知事を訪ね、鳥取自動車道(中国横断自動車道姫路鳥取線)の開通により大阪と2時間半で結ばれた同県との経済交流活性化に向けて意見交換するとともに、国際的に貴重な地形や地質である「世界ジオパーク」に認定された山陰海岸の観光資源を視察し、関西広域連合を活用した産業・観光振興の可能性を探った。
⑦ 2011年(平成23年)2月5日 西日本旅客鉄道株式会社九州・山陽新幹線車両試乗
「千客万来都市OSAKAプラン」において、西日本との交流拡大に向けた「旅游都市化推進プロジェクト」の具体化を検討する一環として実施。開通前の山陽・九州新幹線直通車両「N700系」に試乗(新大阪→岡山間)した。
⑥ 2011年(平成23年)1月11日 株式会社シード(都島区)
大正4年9月創業。文具製造業(プラスチック字消し、ゴム字消し、修正テープ)。資本金4000万円。従業員80名。青いケースの消しゴム「Radar」ブランドというロングセラー商品を持つ文具製造の老舗。平成元年、世界で最初に修正テープを考案・開発する。平成22年、水と電気だけで使用済みコピー用紙等の古紙を再生紙に加工する装置を開発。機密保持、環境配慮という時代の要請に応えた新製品として、注目を集めている。
⑤ 2010年(平成22年)12月2日 大阪市中央卸売市場(福島区)
「千客万来都市OSAKAプラン」において、大阪市と協働する「旅游都市化推進戦略プロジェクト」の具体化を検討する一環として訪問。果実せり、野菜・水産卸売場を見学し、市場関係者と意見交換した後、安治川船着場から八軒家浜船着場まで「アクアライナー」に乗船して、大川クルーズを体験した。
④ 2010年(平成22年)8月20日 飛宏科技日本株式会社(中央区)
平成22年4月、大阪外国企業誘致センター(O-BIC)などの支援により大阪に進出。本社である台湾の「フェイホンテクノロジー」社は、電源関連製品製造。従業員1万人以上、資本金116億円で世界第7位の電源メーカー。
③ 2010年(平成22年)8月17日  株式会社oneA(鶴見区)
大正12年創業。各種表示灯(回転灯、信号灯、遊戯器具)製造。従業員167人。資本金4500万円。ベトナムでの委託生産の可能性を模索するため、ホーチミン工科大学出身者の社員採用、ベトナム人研修生の受け入れなどに取り組んでいる。
② 2010年(平成22年)7月9日 マッスル株式会社(淀川区)
昭和63年5月創業。産業用機器製造販売。資本金1110万円。従業員43名。平成10年、米国人工呼吸器メーカーとの共同開発により電装品一式の開発に成功し、米国食品薬品局(FDA)から認定取得。カナダ、韓国、シンガポール、台湾、タイ、香港にも販売網を広げる。上海万博「日本産業館」のデザインプロデューサー・喜多俊之氏から依頼を受け、東大阪や八尾の中小企業15社で製作した外壁昇降ロボット3体は、「日本の勤勉なサラリーマンの象徴」として大きな人気を集めた。
① 2010年(平成22年)5月12日  有限会社魚竹蒲鉾店(平野区)
昭和28年4月創業。魚肉練り製品の製造・販売・卸売業。資本金300万円。従業員33名。平成21年度には財団法人大阪産業振興機構による地域ブランド支援事業「おおさか地域創造ファンド」の助成を受け、大阪湾の魚で作った練り製品「春夏秋冬魚庭(なにわ)天」の開発に取り組んでいる。また、大阪商工会議所の東住吉・平野支部が、毎年秋に開催する地域活性化イベント「産業交流フェア」にも出展