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2014年2月10日   ㈱大阪木材相互市場 (港区)

CIMG7118.JPG「㈱大阪木材相互市場の会議室で花尻社長(左)から木材業界の動向について説明を受ける佐藤会頭(右)」  港区にある㈱大阪木材相互市場を訪問した佐藤会頭は、同社代表取締役社長で社団法人大阪府木材連合会の会長も務める花尻忠夫氏らと意見交換を行った。花尻社長は、「当社は大正13年12月の創業。
 港区にほぼ甲子園球場と同じ広さの24,000坪を擁しており、半分を賃貸物件として貸し出す一方、残り半分を木材用倉庫などとして活用している。
 当社が取扱う国産材は65%。その多くは奈良、和歌山、西日本各地より仕入を行っている。外材(海外からの輸入)は約35%。現在、当市場と買方契約を交わした業者は540社で、以前の半分程度だ。
 とくに昭和55年頃から需要が低迷し、木材店と看板を掲げていても所有する不動産を転用してガレージや賃貸マンションに切り替えているケースも多い。
 当社も最盛期には木材関連の売り上げが200億円程度あったが、現在では30億程度と大幅に減っており、不動産関連でビルを購入したり、北海道でメガソーラー事業を展開するなど事業形態が変化してきた。
CIMG7124.JPG「木材置き場内に設置されているショールーム「ウッド住まいる館」の外観」 ただ最近では木材利用ポイントの導入や消費税増税前の駆け込み需要もあり、仕入れ木材の荷動きが激しくなっており出荷も相次いだ。
日本の林業ビジネスは、ドイツなどと比べて木材を搬出する林道の整備が遅れたため、切り出しにコストがかかり、整備が進まず荒れてきている。」と状況を報告した。
 また懇談後、同社の社内ショールームであるウッド住まいる館を案内した花尻氏は、「間伐材の利用で森林を守り地域林業を活性化しようと取り組んできた。そこで京都大学防災研究所の河田恵昭・京都大学名誉教授(現関西大学社会安全学部教授)や川瀬博教授らの協力を得て、大阪府木材連合会との共同研究により安価で簡便な耐震補強工事を開発した。耐震工法「壁柱」は、間伐材の角材を連結させ、しなやかに揺れを吸収するものだ。」と紹介した。
 懇談・訪問を終えた佐藤会頭は、「㈱大阪木材相互市場が、地域の皆さんとの木材を利用した実地教育に積極的に取り組んでいるとお聞きし感銘を受けた。また大阪選出の北川知克衆議院議員は、環境庁の副大臣でもあり、日本の森林を守っていくためにも間伐材の伐採に積極的に取り組んでもらえるよう一緒に働きかけていきたい。」と述べた。

CIMG7135.JPG「「ウッド住まいる館」で、大阪府木材連合会との共同研究により開発された安価で簡便な耐震工法「壁柱」について説明を受ける佐藤会頭」CIMG7119.JPG「港区にある同社入口前で記念撮影。」

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2014年2月10日   大阪木材仲買会館 (西区)

CIMG7072.JPG「大阪木材仲買会館の外観をアイパッドで撮影する佐藤会頭」 2月10日に大阪木材仲買会館を訪れた佐藤会頭は、大阪木材仲買協同組合の雪本政通理事長、松山能久副会長らと懇談を行い、平成25年4月に竣工となった同会館の視察を行った。
 席上、雪本理事長らは、「当会館のある西区は、江戸時代から大阪の木材取引場として栄えた場所であり、昭和32年に建設した建物は老朽化が進み55年が経過したことから建て替えに至った。
 新会館は、木材利用の豊富なアイデイアと斬新な技術を取り入れた建物。耐火集成材「燃エンウッド」を使って施工されたビルは今回が初めてであり、耐火構造を施した都会型の大型ビルとして国内外から大きな注目を集め、開設以来11ケ月で全国から3千人を超える見学者にお越し頂いている。
CIMG7074.JPG「雪本政通理事長(右)と懇談を行う佐藤会頭。建物奥がエントランスルーム」  我々は新会館が木材業界のランドマークとなり、オフィスビルの木造化や内装材への利用など、新たな木材需要を掘り起こしていくことを期待している。
当会館建設の母体は大阪木材仲買協同組合。当組合は昭和22年10月に創立された大阪木材買方組合が母体で、戦後の木材統制の廃止に伴い改組され、昭和26年に組合員905名のもとに設立された。
 会館の建替にあたっては、平成21年に検討委員会を立ち上げ準備を進めてきた。コンセプトは建物の中にも外にも木のぬくもりに会えるオフィスビル。
木造架構が一堂に見渡せる吹き抜け空間のエントランスは、壁面、天井をはじめ全体が木のショールームだ。」と紹介。
 建物の設計を行った竹中工務店大阪本店設計部の白波瀬主任は、格子耐震壁や樹齢120年の楢の一枚板の受付カウンター、木オニキスガラス(檜をカンナがけした薄材)による日除けなど、細部にわたり木材を活用した施工技術を披露した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「斬新なデザインのビルで驚いた。建物に一歩足を踏み入れると心地よい木の香りに包まれ、健康に優しいオフィスだと実感できた。木造建築には多くの制限があるが、耐久性や防火面に配慮した建物であることも十分理解できた、日本国民全体が、森や木を守るためにも国産材の使用の重要性を再認識すべき時期にきている。間伐材の利用促進をを考える上で、暖房への有効活用なども一緒に考えていきたい。」と語った。

CIMG7085.JPG「大会議室で懇談する佐藤会頭。左から2人目が竹中工務店大阪本店設計部の白波瀬主任」CIMG7109.JPG「耐火集成材「燃エンウッド」の耐火機能について説明を受ける佐藤会頭(左)」

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2014年2月10日   宇仁繊維㈱ (中央区)

CIMG7048.JPG「布地見本と婦人服のサンプルについて説明を行う右から宇仁麻実子常務取締役、宇仁龍一代表取締役社長、宇仁栄子取締役総務部長、金原総務部課長」 佐藤会頭は、2月10日に婦人服地の製造・卸を行う宇仁繊維㈱(中央区)を訪問し、宇仁龍一代表取締役社長、宇仁栄子取締役総務部長、宇仁麻実子常務取締役(営業本部長)、金原吉隆総務部課長らと懇談を行った。
 宇仁社長は、「西脇市の老舗繊維メーカーを定年退職後、1995年に家族4人で創業し今年で15年目を迎える。これまでのビジネス体験を活かし、当社ではポリエステルなど合繊薄地テキスタイルに一点集中し、顧客提案型の営業企画と迅速な納品体制に磨きをかけて業容を拡大してきた。
 社員の平均年齢は27歳。ファッション感覚や美的センスのある美大や芸大出身者も多く、その豊かな発想を活かして婦人服メーカーの目指す商品にあった素材を提案している。日本製オリジナルテキスタイルの生地見本を常に2万点以上ショールームに常備。
小ロット生産、新素材・新商品開発にも対応している。
CIMG7053.JPG「19階のショールームにて自社ブランド「小紋工房」のインテリア小物について説明を受ける佐藤会頭(左)と説明を行う宇仁龍一代表取締役社長(左から2人目) 後発メーカーなのであれこれ広げず、弱者の論理でビジネスに臨み、パリの主要展示会「プルミエール・ビジョン」ではイッセイ・ミヤケさんと組んで当社ブランドを紹介している。」と近況を述べた。
 このほか同社では社員育成の観点から優良商工従業員表彰の年度最優秀表彰制度を活用し、社員モチベーション向上に役立てている。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「業歴はそれほど長くないが、社内に活気がみなぎっており、営業スタッフの教育はOJTを通じて日々実践しておられると感じた。
 大阪発の布地で日本から海外に発信してこうという経営姿勢に拍手喝采だ。変化のスピードがめまぐるしいファッションビジネス業界において、日本有数の織物産地である石川県内の協力工場と連携して高品質の生地製造を行うなど、日本の感性を活かした商品作りに欠かせない素材を提供しているのが強みだ。自社ブランドである小紋工房では、眼鏡入れなどインテリア小物300点を伝統ある魅力的な素材で提供するなど、船場地域で新たな風を呼び起こしている。」と感想を述べた。
CIMG7067.JPG「石川県の協力工場などの生産体制について説明を行う宇仁龍一代表取締役社長(左)」CIMG7064.JPG「本社ショールーム前にて記念撮影。左から佐藤会頭、宇仁龍一社長、宇仁麻実子常務、宇仁栄子取締役」

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2014年2月5日   ㈱アシスト (東住吉区)

CIMG6962.JPG「本社2階シュールームで中野取締役(右)からアシストの沿革について説明を聞く佐藤会頭(左)。」  2月5日に㈱アシストを訪問した佐藤会頭は、代表取締役会長の上西美智子氏、井東博子代表取締役社長、中野房己取締役・営業本部長と懇談を行った。
 上西会長らは、「当社は1969年(昭和44年)に現在地で上西建装株式会社として創業。
 その後1982年に現在の社名に変更、東京や福岡に営業所を設けるなど業容を拡大し、今年で45周年を迎える。現在の取り扱いアイテムは、階段の手すりや滑り止め、金具など約3,000点。迅速なデリバリーと親切な対応を心掛けており、本社に隣接する物流センターから日々製品納入(1日平均350件)やサンプル発送(1日平均50件)を行っている。
 当社の代表的な製品をご紹介すると、省エネ効果の優れた発光ダイオード(LED)を階段滑り止めや手摺りに組み込んだものだ。
 商工会議所の7階国際会議ホールでも導入して頂いている。このほか、 通常時に光を蓄えて発光する蓄光材を使うことで、夜間や停電時、また災害時の避難誘導として、安心・安全な歩行をサポートしているアシスト製品がある。
◎CIMG6978.JPG「発光ダイオードを組み込んだ階段滑り止め製品につき井東社長(右)から説明を受ける。」  当社の納品先は、問屋経由となる場合もあるので全てを把握することはできないが、大阪のフェスティバルホールやあべのハルカスなどでも導入頂いた。今年の目標は年商20億円。社員数は大阪に38人、東京5人、福岡8人。社員には年度当初に1年の計(目標)を立てさせているほか、業務改善の提案などを通じて、社員全員に営業企画のマインドを持ってもらうように心がけている。
 また社員同士のコミュニケーションを円滑にするため、5年おきにハワイへの研修旅行なども企画、夏には物流センターでビアパーティを行うなど、社内のチームワークを大切にしている。」と説明。
 また、なにわなんでも大阪検定の3級を2つも3つも持っている社員がいて、営業での会話に大阪の話題が役立っていると会議所事業の活用例を披露した。
 佐藤会頭は、「インテリア金物業界の経営環境が厳しいなか、創業以来、一度も赤字になっていないのは仕入れ先、販売先などのお得意先に加え、従業員も大事にする女性経営者らしい心配りの経営姿勢の賜物だと理解できた。営業部門を信頼すべき番頭さんに任せるなど、上西会長のリーダ-シップの裏側にたくましさと優しさを感じた。
会長自身も大商女性会の一員として自分磨きに修練されており、女性経営者の模範となる先輩だ。後継者も立派に育てておられ感激した。本日は女性経営者デーだった」と語った。
CIMG6994.JPG「物流センターに設けられた製品加工現場を視察する佐藤会頭(中央)と右が上西会長。」 CIMG7009.JPG「アシスト本社前にて記念撮影。左から中野取締役、佐藤会頭、上西会長、井東社長。」

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2014年2月5日   ゴールデンダンス㈱ (城東区)

◎CIMG6948.JPG「課題解決型医療機器開発事業について説明を行う中谷社長夫妻(左から)。」 佐藤会頭は、2月5日に城東区を訪れ、骨伝導専門メーカー・ゴールデンダンス㈱の中谷明子代表取締役社長、技術開発を担当する中谷任徳氏らと意見交換を行った。
 中谷社長は、「作曲家のベートーベンは難聴を患ったが、指揮棒を歯で噛み、ピアノに押し付けて骨伝導で音を聞き取ることで、作曲を続けることができたと言われている。
この骨伝導技術で人のために役立つモノづくりがしたいと考え、2002年に起業した。
設立当初は地元の信用金庫からの融資が頼りだった。
 業務が軌道に乗り、開発案件が増えてくるにつれて手狭となり現在のビルに移転した。当社は振動系デバイスの分野でもっとも多くの特許を取得している。
 この広い音域に対応した伝導技術により、外部の騒音に妨害されずにはっきりと音を聞き取ることが出来たり、逆に骨伝導で音を聞きながら耳から入ってくる音も聞くことも出来るため、高速道路の工事現場、風切音の大きな環境下など、危険な状況で働く方への通信手段として有効に活用されている。
CIMG6946.JPG「骨伝導機器をデモ体験する佐藤会頭。」 また当社では、耳をふさがず音声を聞けるヘッドフォンなどを開発。NHKの報道ニュースキャスターなどにも製品を提供している。
 さらに経済産業省の課題解決型医療機器等開発事業の支援を受け、関西医科大学などと医工連携。デザイン性に富んだ完全防水の補聴器などシルバー世代向けの製品開発も進めている。当面の課題は開発費用のペースを押さえながら新製品の販売を増やし、経営面での好循環を生み出すことだ。当社では大阪から世界初の医療機器の供給を目指しており、製造は外部に委託するファブレス形態だ。」と述べた。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「骨伝導ヘッド゙ホンを体験させて頂いたが、音声がクリアで驚いた。女性経営者の感性を生かして市場ニーズを商品化しており、メイドイン大阪の医療機器を海外に広めようという経営姿勢に身震いした。
 今後は骨伝導というネーミングが難しいので名前をボーンサウンドなどに変えることも一案だ。大阪電気通信大学、関西医科大学、近畿大学などとの医工連携も進んでおり心強い。ゴールデンダンスという社名はインパクトがあり、人生は金メダルという思いも良く理解できた。商工会議所でお手伝いできることがあれば力になっていきたい。」と感想を述べた。
CIMG6926.JPG「同社が開発した骨伝導ヘッドフォンなどの製品の数々。」CIMG6954.JPG「本社1階にて記念撮影 左から中谷任徳氏、佐藤会頭、中谷明子社長。」

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2014年1月27日   Caffe Pascucci(カフェ・パスクッチ) (中央区)

CIMG6856.JPG「店内で大阪に進出した経緯などのく説明を受ける佐藤会頭(左)と喜多先生(右)」 1月27日、佐藤会頭はプロダクトデザイナーの喜多俊之氏が空間及び、家具デザインプロデュースを手がけ、本場イタリアから初進出したCaffe Pascucci(カフェ・パスクッチ)を視察した。
 案内を行った喜多氏は、同店が日本第1号店として2013年11月18日大阪・御堂筋沿いにオープンしたことを紹介。
エスプレッソコーヒーなど本場イタリアのコーヒーがリラックスして飲めるよう、椅子やテーブル、ライトなどの配置やインテリアにも心を配ったと説明を行った。


CIMG6858.JPG「自社のコーヒー豆を焙煎する現場を紹介する写真なども飾られている。」
 また同店舗は、御堂筋沿いに面していることから通り沿いでもコーヒーが飲めるように工夫。都会の中で一息つけるオアシス的空間として注目を集めそうだ。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「喜多先生の監修で設計された店舗らしく、デザイン性に富んだなかにも温かな空間演出が大変印象に残った。
日本初進出の場所として大阪を選んでもらえたことに感謝したい。
既に韓国などでは相当な店舗数が進出しているとのことであるが、日本国内でも大阪をきっかけに全国展開されることを願っている。
ジョルジュ・アルマーニなどに続き、イタリア文化を象徴する店舗が御堂筋沿いに進出したことで、来年のミラノ万博に向けて交流を強化する弾みにになるのではないか」と述べた。
 今回の視察には在大阪イタリア総領事のマルコ・ロンバルディ氏も加わった。同店舗の所在地は大阪市中央区淡路町3-6-3 NM プラザ 御堂筋ビル1F。
CIMG6860.JPG「ディスプレーされた店頭販売物などを視察した。」CIMG6868.JPG「店内の椅子などについて説明を行う喜多俊之氏(左)と佐藤会頭(右)」

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2014年1月27日  大起産業㈱ (東住吉区)

CIMG6819.JPG「会議室にて懇談を行う佐藤会頭(左) 右から佐伯社長、成田部長、酒井常務」 佐藤会頭は、大起水産の佐伯保信社長(大商議員)、酒井泉常務取締役らの案内で、同社が1978年(昭和53年)に設立した大起産業㈱を視察した。
 同社は大阪市東部中央卸売市場に隣接(東住吉区)し、水産物等食料品の輸入、加工、卸売が業務の中心。
 また物販店向けなどに販売する寿司用酢飯などの炊飯工場も設置されている。佐伯社長は、「当社は元々魚屋であったが、魚をおいしく食べてもらうために寿司ビジネスを手掛けるようになった。魚のネタを活かす寿司用酢飯(シャリ)の開発にも尽力しており、冷えても翌日おいしく食べられるように米やお酢のブレンドなどに工夫を重ね、多くの物販店で採用頂いている。
 おかげで、これらの店舗では寿司ビジネスを展開することで鮮魚売り場の活性化にもつながってきているとのお話も頂いている。当社では既に年商150億円を超えているが、今後の新たな展開として冷凍寿司の開発にも着手しており、チキンラーメンの寿司版となるようなパッケージも開発の最終段階だ。
CIMG6837.JPG「大起産業の炊飯工事現場。ここでお酢が投入され、炊き上がったシャリが撹拌されていく。」 これは、今までの考え方を変えて、シャリは湯せんの蒸気で解凍する仕掛けだ。
このほか店舗展開のキーワードとなる”天下の台所”の商標も取得し登録。
 併せて酒類販売の許可も取得し、店舗内で新鮮な魚介類やお米に合う日本酒もセットで提供する計画だ。」と述べた。
 佐伯社長と懇談した佐藤会頭は、「魚のネタを単品で売るよりも寿司としてセットで売る発想に始まり、日本の食文化をトータルで売り込もうというスケールの大きな発想が素晴らしい。冷凍寿司の開発が軌道に乗れば日本文化を世界中に発信できる絶好の機会になる。ぜひ応援させて頂きたい。」と語った。

CIMG6842.JPG「寿司用酢飯(シャリ)の製造工程につき説明を行う佐伯社長(中央)」CIMG6853.JPG「大起産業㈱前にて記念撮影。右から佐伯社長、佐藤会頭」

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2014年1月27日  タマノイ酢㈱ (堺市)

CIMG6778.JPG「応接室にて懇談を行う佐藤会頭(右から2人目)と播野勤社長(左から2人目)」 堺市に本社のあるタマノイ酢㈱を訪問した佐藤会頭は、代表取締役社長の播野勤氏、取締役製造担当の播野貴也氏、執行役員マーケティング部長の谷尻真治氏らと懇談を行い、社内を視察した。
 1907年(明治40年)6月創業のタマノイ酢では、各種お酢関連製品の製造販売を展開。取扱い商品は、はちみつ黒酢ダイエット、すしのこ、パーポー、穀物酢、米酢など。
 同社の播野勤社長は、「今から1600年前、応神天皇の頃、お酢は和泉の国、堺の地に伝わった。その流れを汲むタマノイ酢の称号は豊臣時代に遡ることができる。
 明治40年、タマノイ酢を始め5つの蔵が集まり会社が誕生。今年で107年目を迎えた。
 現在では上海、シンガポール、香港、ニューヨークにオフィスを設け、海外でもブランド浸透に努めている。
 近年の生産量はほぼ横ばいで年間40万キロリットルだが、黒酢など付加価値をつけた製品や、大阪では酸味もやや甘目にするなど地域特性に合わせた商品作りも行っている。
CIMG6781.JPG「タマノイ酢㈱が開発してきた製品群」 また酢の持っている隠されたパワーを引き出すべく健康食品やライフサイエンス分野(がん予防)などへの進出や研究開発にも取り組んできた。
 そのため入社した人材を専門家に育てるフューチャーメディカルコースも設け、これまでに社内で医師3名を誕生させた。
 大和郡山にある工場・研究所では、一般の方にも広く製造過程を見学してもらえるようにしている。」と説明を行った。
 懇談を終えた佐藤会頭は、「これまでに蓄積した資産を活かし、次の世代へと価値ある製品開発に取り組む姿勢に学ばせていただいた。本社ビルには、社員に斬新な発想を促すフィットネスのジムがあるなどユニークな取り組みが随所にあり、会社の文化風土に感服した。お酢は日本酒に酢酸菌を加えて作るとのことだが、食を豊かにするのみならず、ライフサインエス分野にも繋がることを改めて教えて頂いた。かるしお寿司が病院食として喜ばれる日は遠くない。」と述べた。

CIMG6810.JPG「播野勤社長(右)からこれまでの取り組みにつき紹介を受けた。」 CIMG6782.JPG「本社ビル内部には、社員に斬新な発想を促すフィットネスのジムが設けられている。」

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2014年1月23日  フジマル醸造所 (中央区)

CIMG6685.JPG「フジマルワイン醸造所を訪問して大阪産ワインについて紹介を受ける佐藤会頭(右)」 佐藤会頭は、27日に大阪産のぶどうを使ってワインを製造しているフジマル醸造所を視察した。同醸造所では、4年前から当地(中央区)で大阪産ワインの製造を開始。
 今回の訪問は、佐藤会頭が昨年11月6日にOSAKA STYLING EXPO2013が開催された高島屋大阪店で島之内フジマル醸造所のワイナリーコーナーに立ち寄り、2013年版大阪産ワイン生産の取り組みなどを藤丸社長からヒアリングしたことから実現したもの。 
 案内を行った同醸造所の尾下氏は、「オーナーの藤丸氏は自らワインを製造するノウハウを吸収するため、ニュージーランドのワイン製造メーカー(クスダ)などで知識の吸収に努めてきた。その後カタシモワイナリー(柏原市)のバックアップを受け、2010年から委託醸造という形でぶどう作りから醸造までを開始した。
 大阪の柏原市や太子町は元々ぶどう作りが盛んな土地柄であるが、耕作者の高齢化や後継者不足が進んで、斜面などのエリアでぶどうを栽培する方が減ってきており、我々はこれらの耕作放棄地を少しずつ借受けてぶどう作りを始めた。
CIMG6688.JPG「佐藤会頭(左)に自社のワイン造りの経緯について説明する尾下氏(右)」 今では1.5haでぶどう栽培を行い、デラウェアなど数種類を作っている。
 ご存じのように、ぶどうは収穫までにかなり時間のかかる作物。当初の3年は実がならないこともあり、経営を安定させるため8年前には母体となるワインショップの開業から始め、少しずつワイン造りをできる環境を整えてきた。
 手作業で丹精込めて作られたぶどうはこの醸造所へ持ち込まれ、醸造、瓶詰めに至るまですべて自分たちの手行っており、1,500リットル(ワイン8,000本相当)入る樽が3基ある。また、ワイナリーの2階では常時試飲できるコーナーを設け、自社ワインはもちろん日本を始め、ワインショップならではの厳選された海外のワインも試飲することが可能。
さらにランチ、ディナータイムには、旬な食材をふんだんに使用した料理を提供している。我々の思いは、『ワインを日常にする』ことで、会話の潤滑油に資することだ。
そのために街のワイナリーを目指して当地でビジネスを開始した。」と紹介した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「かつて大阪ワインを試飲したことがあるが、久々に味わう大阪ワインはぶどうの個性を活かしてかなり進化していた。レストランでは大阪産の牛肉料理を提供するなど、地産地消にもこだわりが感じられる。都市型ワイナリーというコンセプトも斬新だ。機会があればまた立ち寄ってみたい。」と述べた。
CIMG6690.JPG「ワイナリー2階からワイン醸造用の樽を撮影」 

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2014年1月13日~15日 香港・深セン視察

P1040458.JPG「キャセイパシフィック航空本社を訪問した佐藤会頭以下の使節団」 佐藤会頭は、1月13日から15日にかけて香港を訪問した。
 今回の訪問は、2010年7月に香港貿易発展局のマーガレット・フォン副総裁を訪問したのをきっかけに、フォン副総裁がその後2度に渡って来阪された経緯もあり、佐藤会頭が、小嶋副会頭、安藤新関空会社社長ら一行15名を率いて自ら香港を訪問。今後の大阪と香港の一層の貿易・経済協力強化に向け、香港貿易発展局と大阪商工会議所の間でMOU(覚書)を締結するとともに、交通インフラの強化、ライフサイエンス・ヘルスケア分野、食ビジネスの交流拡大の可能性などを探った。




P1040460.JPG「次期COOのルパート・ホッグ氏に更なる増便と北米路線の開設を求めた。」 訪問を終えた佐藤会頭は、「香港のように人を集める仕組みを作る努力をもっと日本もすべきであり、その意味で香港でのフォーラム視察などは刺激的なものとなった。香港貿易発展局とのMOUは形式的なものではなく、実行に向けた検討会も開催するという項目も盛り込んだため、速やかに具体策を実行していきたい。USJへの外国人観光客のうち香港からの来場者数は3番目。今回エアポートプロモーション活動の一環で訪問したキャセイパシフィック航空には、USJ「ハリーポッター」エリアのオープンに向けた増便要請をしようと下交渉を進めていたところ、昨年末に2月からの増便が発表されたため、お礼に伺うことになった。また、3月に就任する次期COOのルパート・ホッグ氏との懇談では香港発・関空経由の北米便の就航をお願いしたところ、北米便も含めて、さらなる増便の可能性を早速検討すると大変前向きなお返事をいただいた。本年は、短期的にはUSJの「ハリーポッター」エリアのオープン、大坂の陣400年プロジェクト、中長期的な取り組みとしては香港との関係性強化など、期待をもてる1年にしていきたい。」と述べた。また同行したフジオフードシステムの藤尾政弘社長は、「数十年前、香港には夢があると感じたことを改めて思い返した。ぜひ香港に店舗を出してみたい。」と意欲を見せたほか、MICE戦略に関心を持つ大阪国際会議場の清水専務は、年間の国際会議誘致件数をあと10件ほど増やせるよう努力していきたいと述べた。
P1040563.JPG「香港貿易発展局では年間を通じて様々なイベントを開催し海外から多くのMICE客を誘致している。写真は香港ファッションウィークの会場」 今回キャセイパシフィック航空への訪問にあたってはUSJや兵庫県の代表者も参加。また一行は滞在中、深センの蛇口新区に建設中のショッピングモ-ルを視察したほか、香港貿易発展局の案内で、コンベンション施設や開催中のイベント(アジア金融フォーラム、香港ファッションウィーク、ワールドブティック)を視察するとともに、MICE戦略の進め方などについて幹部と意見交換を行った。このほか、インターグループの前田専務の案内で、香港に設立された英国系の私立インターナショナルスクール「ハロウ・インターナショナル香港校」を視察し、グローバル人材育成の現場も見学を行った。




P1040784.JPG「MOU調印に先駆けて香港貿易発展局の幹部より、MICE戦略の進め方についてヒアリングを行った。」P1040839.JPG「香港貿易発展局と大商との間で調印されたMOU。左がマーガレット・フォン副総裁、右が佐藤会頭」


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2014年1月7日 うるま御殿(大正区)

CIMG6565.JPG「 「第1回大正ものづくりフェスタ」の模様などについて報告を受けた佐藤会頭(左から2人目)」 1月7日、佐藤会頭は大正区のうるま御殿を訪れ、筋原章博・大正区長、西川典男・西支部長(大商議員)らと懇談を行った。
 懇談には㈱アオキの青木豊彦会長や途中から地元選出の国会議員である佐藤茂樹氏(厚生労働副大臣)らも加わり、大正区のみならず大阪のモノづくり企業の現況や宇宙開発などについて様々な意見や情報交換の機会となった。
 会場となったうるま御殿は、南恩加島の交差点南東角からすぐのところに立地し、手軽に沖縄料理を楽しむことができる店舗としても著名。また席上、大正区役所が中心となって実施した「第1回大正ものづくりフェスタ」の模様などが話題となった。
 西支部の西川支部長は、「西支部管内だけでも、6区合計すると35万事業所、49万人の人口があり、なかでも大正区は’ものづくり’で伝統のある地域。
 当支部では、西部エリアの企業間交流によるブランド創出事業にも力を入れて取り組んでいる。」と語った。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「大正区では、区役所が率先して大正ならではのモノづくりによるおもてなしに熱心に取り組んでおり、大変感銘を受けた。また西支部が地元に密着した素晴らしい活動を展開していることを嬉しく思う。」と述べた。
CIMG6575.JPG「うるま御殿では沖縄民謡ショーが開催され好評を博している。写真左は飛び入り参加の筋原大正区長」

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2014年1月6日 大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション (中央区)

 1月6日夕刻、佐藤会頭は大阪城西の丸庭園を舞台に12月中旬から始まった大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションを視察した。
 同イベントは大阪観光局が新たな冬の風物詩を作ろうとハウステンボスの協力を得て初めて実施したもの。

1月7日大阪城3Dマッピング視察_0456.JPG「西の丸庭園には観客席が設けられ、光のエンタテインメントを楽しむことができる。」 2013年12月14日の点灯式には本会議所から倉持副会頭が出席したのに続き、今回は佐藤会頭が現場を視察。
 3Dマッピングによる立体映像投影では、大阪城天守閣の西側がスクリーンとなり、色鮮やかに7変化する光のエンターテインメントショーが繰り広げられた。
 同ショーの観覧席が設けられている西の丸庭園では、同時開催されている「ジュエル イルミネーションンショー」や「光のビッグブルー」などを楽しむ多くの見物客で賑わっていた。視察を終えた佐藤会頭は、「冬の期間、夜の大阪城にこれだけの集客が実現したのは初めてではないか。まずは成功と言える。大阪城の観光資源としての潜在力を改めて実感することができた。今後の更なる集客に向けて海外エージェントへの周知PR、迎賓館の有効活用や大手門周辺との連携などに取り組んでほしいが、3Dマッピングは2度、3度と回数を重ねてイベントノウハウを積み重ねれば、歴史的建造物と現代IT技術のコラボによる名物エンターテインメントとして定着するだろう。」と語った。
 イベントは2014年2月16日まで開催されており、大阪観光局ではこの機会に多くの観光客に大阪城に足を運んでもらうよう呼び掛けていいる。会場には数多くの屋台も並んでいる。
CIMG6408.JPG「光の芸術により大阪城が大変身」

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2013年12月27日 ㈱USJ 「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」 (此花区)

 佐藤会頭は、12月27日に㈱USJの田中功取締役(大商・議員)のお招きにより、同社が年末年始に開催しているプロジェクト「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」を視察した。
 同イベントは、クリスマス前後に開催しており、40名以上の出演者によるショー形式のプログラムと30台以上のプロジェクターによる光の3Dマッピングショー、そして世界一の光のクリスマスツリーの点灯などを組み合わせて11月中旬から1月第1週まで開催されているもの。

CIMG6500.JPG「有田順一・オペレーション本部部長(左)から 「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」について佐藤会頭(右)に説明が行われた。 」 屋外イベントのため当日の天候に合わせた形で実施されるが、視察当日も多くの来園者が詰めかけ、USJならではの大規模な仕掛けを盛り込んだ光と歌のエンターテインメントショーを存分に楽しんでいた。
 説明を行った有田順一・オペレーション本部部長は、「当社のクリスマス・ナイトショーは、演出、ストーリー、パフォーマンスなどあらゆる面でそのクオリティが高く評価されている。」と紹介。
 視察を終えた佐藤会頭は、「まさにUSJならではの演出で、家族連れの来場者もみんな満足感が高いのではないか。3Dマッピングを投影する建物とも距離が近く、左右に広がる立体映像に迫力がある。園内を視察したが、来場者が何度も足を運びたくなる仕掛けが随所に見受けられ、2014年もハリーポッターなどの新たなアトラクションでさらなる動員増が期待できるのではないか」と語った。

CIMG6507.JPG「30台以上のプロジェクターによる光の3Dマッピングショーにより建物が彩られた。」

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2013年12月5日 田辺三菱製薬㈱戸田事業所(埼玉県・戸田市)

12月5日、佐藤会頭は埼玉県にある田辺三菱製薬株式会社の戸田事業所を視察し、加賀研究本部長(代表取締役・専務執行役員)らと意見交換した。
 同社は、大阪市中央区に本社を置く老舗の創薬メーカーで、「医薬品の創製を通じて、世界の人々の健康に貢献します」という『企業理念』と、「国際創薬企業として、社会から信頼される企業になります」という、『めざす姿』の実現に向けて、創薬事業を展開している。
DSCF1193.JPG「田辺三菱製薬㈱戸田事業所の研究室を視察する佐藤会頭(中央)」 今回視察した戸田事業所は昭和35年に開設。現在は国内に4つある同社研究拠点の1つとして、薬になる原石を探し出すための探索スクリーニング、申請へ向けた前臨床実験などの研究が日々行われている。
当日は、同事業所内で動物施設や薬理実験室などの施設を視察して回った。
 加賀研究本部長らから、「新薬の候補となる化合物約61万個から、実際に薬として国から承認を取得できるのは25個程度(1/25,000の確率)であり、新薬を上市するまでには10年以上の時間がかかる」との説明を受けた佐藤会頭は、「1つの薬を誕生させるまでの研究者の皆さんの情熱と労力に感服した。創薬を含むライフサイエンス関連分野は高齢化の進む我が国では最も注力すべき事業のひとつであり、大商としても重点項目と位置付けている。今後も情報交換させていただきながら、同分野の発展に協力していきたい」と述べた。
DSCF1196.JPG「同社研究室前で加賀研究本部長(右)と記念撮影する佐藤会頭(右から2人目)」


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2013年12月3日 関西工事測量㈱ (箕面市)

CIMG6281.JPG「3Dレーザースキャナーによる計測技術による地下構造物などを紹介する中庭社長(右) 」 佐藤会頭は、12月3日に建設・建材部会に所属する関西工事測量㈱を訪問した。同社は現代表取締役の中庭和秀氏が阪神淡路大震災の発生を機に復興を支援したいとの高い志の下、1995年(平成7年)3月に起業。
 3Dレーザースキャナーによる計測技術を得意としており、既存の建物・土地および空間を3次元で詳細に計測するサービスを提供。例えば、離れた場所から交通規制や足場の設置なしに橋桁などを安全に計測できるほか、複雑に入り組んだ地下空間ビジュアルに表現することも可能。
 こうした技術力活かして新開発したのが今年度のものづくり日本大賞の優秀賞(製品・技術開発部門)を受賞した「ひび割れ計測システム KUMONOS」。工事現場で距離や角度を測る機器「トータルステーション(TS)」の技術を応用して100メートル先のひび割れを計測できるシステムを開発した。
 中庭社長は、「コンクリート構造物の寿命は50年と言われている。例えば20年後には50年を超える橋梁が半数を超え、老朽化が深刻な社会問題になる。崩壊事故を未然に防ぐには定期検査による劣化の把握が必要だが、従来のハンドスケッチによる計測では正確さに欠いていたのが実情だった。
CIMG6257.JPG「KUMONOSによる計測を視察する佐藤会頭」 そうした折に経年変化の把握が正確かつ安全・容易にできるひび割れ計測システムKUMONOSを市場に提供した。ひび割れの成長を定期的に継続して観測することにより適切な予防措置が可能になってくる。
 KUMONOSは昨年10月ドイツでの測量分野の海外見本市への出展を機に、ロシア、マレーシア、タイ、アメリカなどで商談が進んでいる。
 今後は建築物をつくることに加えて守ることでも貢献していきたい。当社では、このほか東日本大震災後に、目印のない円柱構造物などを計測できるBAUM STATIONも開発し、斜杭打設管理の行程簡素化などにも取り組んでいる。」と説明した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「KUMONOSの特許出願から認可まで短時間だったと伺い、高精度な” ひびわれ計測技術”が社会ニーズをとらえた画期的な発明であったと再認識した。と同時に内外で新たな需要を開拓していこうというチャレンジ精神には感服の至りだ。今後の世界展開を楽しみにしている。中庭社長の関西の復興に貢献したいという思いに加え、世界の人命を助けたいという信念が会社の成長を支える原動力だと感じた。」と述べた。今回の訪問には西支部の西川議員・西支部長も同席した。
CIMG6261.JPG「ひび割れ計測システム KUMONOSにつき説明。右が中庭社長」CIMG6285.JPG「ひび割れ計測システム KUMONOSを前に記念撮影。右から佐藤会頭、中庭社長、西川議員・西支部長」

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2013年12月1日 大阪 光の饗宴 2013 (中央区・大阪市役所正面前)

CIMG6212.JPG 。「開宴式で挨拶を行う佐藤会頭。壇上座席は右から松井知事、橋下市長。」 2013年12月1日から2014年1月19日まで開催される「大阪 光の饗宴2013」のオープニングイベントに佐藤会頭が出席した。
 同イベントは大阪の都市ブランド向上、発信力強化、内外観光客誘致を目指し、大阪・光の饗宴実行委員会(松井一郎委員長)が今年度初めての企画として大阪市中心部の8つのエリアで展開される光プログラムが連携し、官民一体となって実施するもの。
 開宴式には、松井・大阪府知事、橋下・大阪市長、エリアプログラム代表者らも登壇し、会場となった大阪市役所前には大勢の市民でにぎわった



CIMG6228.JPG「点灯式に臨む佐藤会頭(右から二人目ほか)」 開会に先立って行われた打合せ会で挨拶を行った橋下市長は、「市内一体化で実施し、民間企業にもイベントを盛り上げて頂きたい。事業の質、規模では他都市に負けていないと思うが、情報誌ではイベントのランキングで上位にランクされないことも多く、大阪観光局でもっと頑張ってPRして頂きたい。今後は御堂筋イルミネーションをミナミまで伸ばしていきたいと考えている。」と語ったほか、主催者の一員として挨拶を行った佐藤会頭は、「これまで大阪の水都魅力向上にも熱心に取り組んできたが、今度は光の都。饗宴とはおもてなしの酒盛りのこと。光の饗宴はやがて食の都につながるだろう。水、光、食の三位一体が揃えば内外から大阪への観光客が来る。ワールドマスターズゲームズ開催の成功は間違いない。」と挨拶を行った。
 この後行われた点灯式では、大阪市役所庁舎正面に、大阪の伝統文化をモチーフにした光と影のアート「大阪文化・光絵巻」が投影された。「大阪 光の饗宴2013」のコアプログラムとなるOSAKA光のルネサンス2013は、大阪市役所から中之島公園を舞台に12月25日まで、また御堂筋イルミネーション2013は、淀屋橋交差点から新橋交差点(長堀橋)まででを開催場所に1月19日まで行われ、いずれも17時から点灯される。
CIMG6229.JPG「大阪の伝統文化をモチーフにした光と影のアート「大阪文化・光絵巻」が市役所庁舎に投影された。」CIMG6232.JPG「OSAKA光のルネサンス2013の入口前で大阪観光局の加納局長(左)と記念撮影」

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2013年11月29日 LIVING & DESIGN 2013 (中央区・グランキュ-ブ大阪)

CIMG6139.JPG「ミラノにも出展した大阪芸術大学デザイン学科学生の椅子作品を視察する佐藤会頭(左)」 佐藤会頭は、11月29日にグランキューブ大阪で開催されているLIVING & DESIGN 2013を視察した。
 主催者であるプロダクトデザイナーの喜多俊之氏は、「今回で5回目となるが、本年の出展企業113社のうち半数以上が新規出展の企業だ。建築家の妹島和世氏をお迎えしてのセミナーでは600名を超える参加者があった。住空間を彩る多様な商品・デザインは今後の成長産業になりうると実感している。石川県の輪島商工会議所が出展している輪島塗食器、姫路城にも使われている伝統のいぶし瓦を使った壁材、和歌山木材による小さな木のモジュールによる癒し空間、納戸化した住まいを取り戻すリノベッタ・プロジェクト、ミラノにも出展した大阪芸術大学デザイン学科学生の椅子作品など、どれも面白い素材ばかりであり、今回も充実した内容になった。出展者同士の商談も非常に盛んであり、イベントが果たす経済効果も相当なものになるだろう」と説明した。
CIMG6144.JPG「納戸化した住まいを取り戻すリノベッタ・プロジェクトにつき喜多氏より説明を受ける。」 また喜多氏は、11月にイタリア生まれのカフェ・ブランド「CAFFE PASCUCCI」が御堂筋に新規店舗を開業したと紹介。同店舗は喜多氏が監修した店舗デザイン、家具、照明、食器などを取り入れており、イタリア文化の漂うエスプレッソ・コーヒー店をぜひご覧頂きたいとプロジェクトを披露した。
 これに対して佐藤会頭は、「暮らしをドレスアップする住宅資材・建材、インテリアが日本全国から集まっており、年々充実した企画になっていることに今後のますますの発展を予感する。住空間に変化を持たせる仕掛けを充実させ、産業化をすすめることが内需振興につながることが分かった。イタリア・ミラノでは、自宅でホームパーティを開いてよく友人を招くことから住まいの洗練化が定着していると聞くが、近いうちにミラノの家庭を訪ね、その雰囲気を味わってみたいと思う。」と感想を述べた。


CIMG6187.JPG「石川県から参加 輪島商工会議所のブースで輪島塗食器について説明を受ける。右端が佐藤会頭」CIMG6194.JPG「LIVING & DESIGN 2013の会場内で喜多氏(左)より説明を受ける佐藤会頭(右) 」

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2013年11月14日 キララ九条商店街、ナインモール九条商店街、割烹あお木 (西区)

CIMG5879.JPG「キララ九条商店街にて仕出料理栗山(栗山㈱)を訪問。」 佐藤会頭は、14日に割烹あお木(西区本田)を訪れ、西支部の西川支部長、松田副支部長らと懇談を行った。
 今回の目的は、西区千代崎エリア(京セラドーム大阪周辺)の再開発進捗状況視察を前に、地域の商店街の客足動向などを実際に見聞するのが目的。
 割烹あお木での懇談前には、キララ九条商店街、ナインモール九条商店街を徒歩で視察し、商店街への来訪者状況や店舗の雰囲気などを体感した。
 懇談の席上、松田副支部長らは「九条地域では、平成21年3月の阪神なんば線開業で周辺地域からの買いまわり客が増えているものの、イオン大阪シティドーム店や大型ホームセンターなどの開業などにより、今後客足が鈍っていくことも想定される。
CIMG5872.JPG「ナインモール九条商店街を視察する佐藤会頭」地域の商店街における今後の売上げは先行き不透明であり、その動向を注意深く見守っていく必要がある。割烹あお木は、西支部とご縁ができる以前から、地域では良く知られた日本料理店。昔から商店街関係者も良く利用してきた老舗だ。こうした店舗営業を継続していくことが地域の繁栄には欠かせない。」と紹介した。
 これに対して佐藤会頭は、「九条一帯は戦火を免れ、いまも下町の風情が感じられる街並み。商店街ウォッチャーとして、有名な卵屋さんが営業を継続されていることが確認でき安心した。近隣には京セラドーム大阪やイオン大阪ドームシティ店など大型施設、さらにはマンションが相次いでオープンしている。
 また川口には今後開発が期待されるウォーターフロント、加えて木津川東部には先般訪問した専門学校なども数多く立地しており、南北、東西とも交通の至便な西区エリアに新たな変化の予兆を感じている。今後もを定点観測的に訪れていきたい。」と語った。
CIMG5883.JPG「割烹あお木にて記念撮影 右から灘本専務、西川支部長。左から店主の藤井氏、佐藤会頭。」

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2013年11月14日   イオンモール大阪ドームシティ店 (西区)

CIMG5897.JPG「阪神電鉄なんば線「ドーム前駅」と直結する地下店舗入口に設置されている防潮トビラを視察。」 佐藤会頭、西支部の西川支部長、松田副支部長らは、西区千代崎エリア(京セラドーム大阪周辺)の再開発進捗状況を視察した。
 同地区では5月31日にイオンモール大阪ドームシティ店が開業。
 また10月19日には大型ホームセンター「スーパービバホーム」がオープンするなど地域を取り巻く環境が大きく変わろうとしている。そこで11月14日には京セラドーム大阪に隣接したイオンモール大阪ドームシティ店中心に視察を行い、見聞を広めた。
 当日案内を行ったイオンリテール㈱執行役員西近畿カンパニー支社長の若山 昇氏(大商議員)は、「先の東日本大震災では、イオン石巻店も被災したが、店内におられたお客様を3階に誘導して避難させてほか、自宅を罹災された方の避難先としてもご利用頂いた。
 大阪ドームシティ店はこうした経験を踏まえて、防災対応型店舗の国内1号店としてスタートした。災害時には地域の防災拠点としての役割を担えるよう地下には防潮トビラなども設置している。また効率的なエネルギー利用などを通じて地球環境を守る“省エネ”に取り組むとともに、建物の耐震性や津波対策を強化し、非常時でもエネルギーを確保できる災害に強いショッピングモールを目指している。」と紹介を行った。
CIMG5907.JPG「1階食品フロアでイオンリテール㈱執行役員の若山昇氏(右)から説明を受ける佐藤会頭(左)」 視察を終えた佐藤会頭は、「大阪湾に近いエリアであることから防災対応に配慮した施設となっていることが良く理解できた。周辺の商店街の売り上げに影響がないとは言えないが、地域の住民から信頼・安心を得るための投資を随分行っておられると感じた。」と述べた。
 イオンモール大阪ドームシティ店は、ファッション、グルメから生活に必要なサービスまで、計126の専門店が集結。銀行やクレジット、保険サービス、ペットショップ、カルチャー教室、クリニックなど、周辺住民の生活をサポートする機能も充実。1階食品フロアは、大型ワインコーナー、直火窯で焼く「窯焼きピザ」なども展開している。



CIMG5935.JPG「店舗へのエネルギー供給体制について模型を使って説明が行われている。」CIMG5946.JPG「屋上に設置されているガスコージェネの省エネシステムを視察する佐藤会頭(右)」

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2013年11月14日   住江織物㈱ (中央区)

CIMG5841.JPG「京阪電鉄の10,000系車輛に提供されている座席用布地も披露された。」 佐藤会頭は住江織物㈱を訪問し、同社4階のショールームなどを視察した。
 席上、同社の吉川一三代表取締役社長は、「当社は1883年に当時の大阪・住吉村で手織りの緞通工場を立ち上げたのが始まり。2013年に創立100周年を迎えた。主要株主は高島屋、日本生命、丸紅などであり大阪に縁の深い企業だ。現在、私自身インテリアファブリック業界の会長を務めているが、ピーク時と比較すると業界の取扱い高や加入企業数は相当数減ってきている。
 現在カーペットとシート布地(輸送機械向けなど)の両方を取り扱えるのは当社ぐらい。
 売上のうち、自動車用内装材が約55%、インテリア関連が40%強を占めている。このほか袱紗はじめ美術工芸品を取り扱っているのも当社の強み。日本の国会議事堂の赤絨毯などは当社の特注品だ。
CIMG5847.JPG「JR九州の豪華車輛「ななつ星」の座席シートなどに採用された布地について説明がなされた。」 最近では先般の伊勢神宮遷宮行事に際しても工芸品をご奉納させて頂いた。近年は海外進出する自動車メーカーにも対応して米国、メキシコ、中国、タイ、インドなどで現地生産を行っているほか、JR九州の豪華車輛「ななつ星」などにも当社の内装材が数多く採用されている。このほかインテリア部門ではウォルトディズニー社のキャラクター関連のカーペットやカーテン、各種製品も取り扱いを開始した。
 業界を取り巻く経営環境は決して良いとは言えないが、当社では特に環境マネージメントに注力しており、リサイクルタイルカーペットでは世界トップクラスの再生材比率を達成している。こうした実績が認められ、日本政策投資銀行の環境格付融資で最高ランクを取得している。」と最近の業況を語った。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「環境、健康、リサイクルをテーマに掲げて室内環境改善やリサイクル材の活用、環境負荷の低減など環境ビジネスに積極的に取り組んでおられる経営姿勢に感銘した。消臭性に優れたインテリア機能商品の開発などは時代のニーズを的確にとらえている。そのような中、手織りが欠かせない美術工芸品分野の伝統技術を守りぬく決意をされていることが立派だ。リビング&デザイン展などを有効活用して頂き、次の100年を目指してほしい。」と語った。
CIMG5851.JPG「美術工芸品について説明を受ける佐藤会頭(左)と吉川社長(右)」CIMG5860.JPG「ディズニー関連のカーペットやカーテン、クッションなどの展示物を紹介する吉川社長(左)」

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2013年11月13日  ㈱OSK日本歌劇団 (中央区)

CIMG5763.JPG「研修生のダンス授業風景を視察する佐藤会頭」 佐藤会頭は、㈱OSK日本歌劇団の髙世麻央氏、牧名ことり氏、中嶋健治支配人、豊田崇克取締役らの案内で、ネクストウェアビルの7階にある歌劇団事務所と5階の稽古場を見学した。
 髙世麻央氏、中嶋健治支配人、豊田崇克取締役らは、「OSKを継続して運営していくためには、研修生の確保も重要な課題であり、この稽古場で研修生へのダンス授業や声楽のトレーニングなどを行っている。公演が重なる年末年始は稽古場の確保も大変になる。また地域との交流を深めるため、例えば高槻市にはボランティアで訪問ダンスの出前授業なども行ってきた。こうした地道な努力により、子供やその母親など新たな世代のファンづくりに成果がでてきた。おかげで12月に行う高槻市制70周年記念のイベント公演のチケットは発売即完売となった。
 現在ではこの取組みを大阪府下の衛星都市に輪を広げようと取り組んでいる。またオ・セイリュウのように若手が定期的に発表できる場もできてきたが、OSKの本拠地となる常設舞台を持つことが今後の長期的な課題だ。現在は100周年に向けてOSKのマーケットをどうやってさらに創出していくかに取り組んでいる。そのためにも多くのファン層にOSKのプレゼンスをPRしていく必要があり、例えば天才ジャズピアニスト松永貴志氏とOSK日本歌劇団のスペシャルコラボレーション映像などをOSKチャンネルで限定無料配信するなどの試みも始めた。
 このほかにも、来年度は幼稚園のアフタースクール事業にも取り組む予定だ。現在の団員は37名だが、世代交代なども視野に入れて運営していく必要がある。
CIMG5771.JPG「中嶋健治支配人(左)からOSKの団員別スケジュールにつき説明を受ける佐藤会頭(右)」 昨年OSK日本歌劇団90周年誌「桜咲く国で」を刊行したが、これまではOSKの歴史をとりまとめた冊子がなく、作成には相当な苦労を重ねたが、先人の苦難の歴史を振り返る良い機会になった。」と説明を行った。
 視察を終えた佐藤会頭は、「これまでOSKを支えてこられた豊田崇克取締役の熱意に改めて感銘を受けた。OSKブランドは大大阪時代から続く有形資産であり、無形資産でもある。将来世代に受け継いでいくべき貴重な文化だ。新たなファン層の開拓などを実践する団員各位のご努力、さらには劇団を支える様々なサポーターの方々に深甚なる敬意を表したい。本日、研修生や団員の皆様の稽古風景などを見せて頂き、一つの公演が多くの努力の上に成り立っていることを改めて学ばせて頂いた。そして何よりネクストウェア社の社員の皆様の多大なるご貢献にも改めて感謝したい。」と語った。


CIMG5778.JPG「年末年始の公演準備に忙しい㈱OSK日本歌劇団」CIMG5793.JPG「㈱OSK日本歌劇団の髙世麻央氏、豊田崇克取締役より福井県武生市での最新の活動状況などが説明された。」

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2013年11月13日 ネクストウェア㈱ (中央区)

CIMG5755.JPG「IT業界の動向について熱心に説明するネクストウェア㈱の豊田崇克代表取締役社長(右)」 11月13日、佐藤会頭は、ネクストウェア㈱の豊田崇克代表取締役社長を訪問し、意見交換を行った。
 席上、豊田社長は、「ITバブル全盛の28歳のころ、今の会社をMBOで引き継ぎ20年以上が経過した。現在の従業員は300名で、拠点は大阪、東京、名古屋にある。ご承知の通り、IT業界は汎用機(サーバー)からパソコンへの第1次ダウンサイジング時代、そして今ではタブレット、クラウド世代に突入するなどすごい勢いで変化と淘汰が進んでおり、昔の技術にしがみついていると会社は立ち行かなくなっているのが現状だ。
 そのような中、当社の強みはイングレスというリレーショナルデータベースマネジメントシステムを導入し、データベース管理ノウハウを蓄積していたことだ。
 そのため単なるコストダウンの相談のみならず、社会とどう向き合い、顧客に何を納品できるかという視点に立ってソフト開発の受託業務を行ってくることができた。ここ10年間で3度ほど大きな波があったが、今はリーマンショック後にどう会社を変えていくかが最大の経営課題。そこでシリコンバレーにある米企業と提携し、全てのシステムをクラウド化するモダナイゼーション化の方向を目指している。
 このほか心掛けているのはコンテンツを自ら作るDNAを社内に取り込むこと。とりわけ日本では光通信用ケーブル機能の管理システムが秀でており、当社のソフトも海外に輸出できるほどまでになってきた。光ファイバーなど通信インフラの整備が整い、デバイスフりーの時代が来ると、コンテンツそのものの重要性がさらに増してくるだろう。
 また現在当社では、自治体向け税金滞納徴収システムの販路拡大や新規に設立される大学向けのソフト開発にも注力している。そこで優秀なソフト開発者を確保しようと、18年前から全国の高専生を対象にプログラミングコンテストを主宰し、人材発掘に努めてきた。私自身、現在一般社団法人コンピューターソフトウェア協会の副会長を務めているが、大阪にはソフトウェアの会社が少なくなってきており残念だ。ITは重要な社会インフラに近づいてきており、プロダクトアウト的でなく徹底してカスタマー向けのソフト開発に取り組む姿勢が必要とされている。」と述べた。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「豊田社長の会社はメーカーから小売業まで全業種がターゲットとなる。また国内外の通信ケーブル会社への管理ソフトの提供をふまえ、OSKなど大阪文化のコンテンツの価値に着目するなど先を見据えた経営努力を行っていることに驚かされた。業種柄、顧客データなどのリスク管理が重要となってくるが、クラウド化が進めばリスクヘッジに繋がっていくことも理解できた。デバイスが変わる度に、マーケット自体もその都度生まれ変わる厳しい業界だが、豊田氏はそれらに柔軟に対応できる洞察力を兼ね備えたリーダーだ。」と感想を述べた。

CIMG5786.JPG「ネクストウェア社幹部より受託している病院の電子カルテ化などのシステム開発につき説明を受けた。」CIMG5795.JPG「ネクストウェアビルの前で記念撮影。左から佐藤会頭、㈱OSK日本歌劇団の髙世麻央氏、ネクストウェア㈱の豊田崇克代表取締役社長」

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2013年11月6日 OSAKA STYLING EXPO 2013 リビング部門 (中央区)、11月8日 ファッション部門(北区)

CIMG5603.JPG「日本列島のデザインを模ったネックレスなどに見入る佐藤会頭(MSAKAZU HORI DESIGN 堺市のブース)」 佐藤会頭、灘本専務は、6日に高島屋大阪店で開催されている「OSAKA STYLING EXPO 2013 リビング部門」を外海実行委員長の案内で視察した。
 同イベントは11月6日から12日までの7日間にわたり、デザインに優れたリビング分野の消費を展示・販売するもの。
 今回は73社の応募者の中かから選ばれた25社が出展。このうち15社が新規の展示企業となった。
 当日佐藤会頭は、㈱ジャンクション(西成区)が企画・製造を手掛ける古い地図や余り生地などを活かしたスマートフォンカバーや特別出展のオプスデザインのブーズなどを熱心に視察した。
 その後、高島屋大阪店の催事企画で出展していた島之内フジマル醸造所のワイナリーコーナーに立ち寄り、2013年版大阪産ワイン生産の取り組みなどをヒアリングした。
CIMG5606.JPG「淀川の鵜殿にあるヨシを使った照明器具。昨年にも出展し、その後イタリアの展示会にも参加と報告があった。(アトリエMAY) 」CIMG5625.JPG「島之内フジマル醸造所の藤丸代表(右)より2013年産大阪ワインの試飲を勧められる佐藤会頭(左)」














 また8日にはグランフロント大阪北館の1階で開催されたファッション部門を視察。
 同イベントでは在阪アパレルメーカーなどの協力を得て2014年春夏の新作商品をファッションショー形式で紹介。新進・独立系ブランドなどを合わせて計21社22ブランドが披露された。
 両イベントの見学を終えた佐藤会頭は、「今回も大阪らしいライフスタイルの商品が視察でき、見るだけで時間を忘れてしまうほどだ。日常の生活に潤いをもたらす関連商品が数多く展示されており、来場者にとっても関心を深めて頂けたのではないか。また出展者の方にとっても消費者のニーズをくみ取る絶好の機会であり、今回の展示やショーへの参加を機に、ぜひ販売チャンネルの拡大に繋げていってほしい。」と述べた。
CIMG5714.JPG「ファッション部門のオープニングイベントには佐藤会頭、外海実行委員長はじめ大勢の関係者が集合した。」CIMG5694.JPG「メインステージから出てランウェイを颯爽と歩くモデル」
CIMG5710.JPG「21社22ブランドの衣装を着たモデルが勢揃い。」