2014年4月28日 堂島浜 眞 (北区)

佐藤会頭のアイパッドで岩間天ぷら料理長を撮影2.JPG「佐藤会頭がアイパッドで撮影した岩間天ぷら料理長」 4月28日、佐藤会頭は、4種類(和食、寿司、天ぷら、鉄板焼き)の日本料理を楽しめる堂島浜 眞 (北区)を訪問し、山本眞史店長らと意見交換を行った。
天ぷら料理長の岩間邦章氏は、「当店は、天ぷら、寿司、鉄板焼きには、いずれもカウンターがあるので、お客様の目の前で料理し、出来立てをそのままサーブするのが特徴。店内も日本庭園の枯山水をイメージした壁画など、和の心感じさせる空間をお客様に味わってもらっている。」と店内を紹介し、日本人のみならず海外からの賓客がお越しになられても十分に日本らしさを堪能してもらえることができる。」と説明。
 懇談を終えた佐藤会頭は、「食の都・大阪。そう言われてきた大阪ですが、本当にそうだろうか。素朴な疑問を抱いて食の都・大阪の真の姿を追い求めています。どの店に入っても、当たり外れがない。東京から赴任してきた転勤族の皆さんはそう言います。
 でも、それは事実であっても、何か物足りない。上方料理の大阪とか、和風料理、割烹料理の大阪とか冠がないではありませんか。割烹料理の店が多いのが大阪だそうですが、京都のように強くアピールすることを好まない料理人が多いせいか、声なき声の名店はこちらが探求しなければなりません。
 天ぷら専門店はないものか。天ぷら、うなぎ、寿司、トンカツは東京が美味い、との先入観を打ち破ってみたい。それが私のテーマです。今回は、大阪でも東京でもリーズナブルで一級の味を誇る店を常連にしている株式会社ソプラの白川社長の紹介で、大阪は堂島浜の「眞」という天ぷらの店に行ってみました。
「眞」。リーズナブルな値打ちのある天ぷらでした。季節のネタも揃っていました。
ここの良さは、隣が和風、ステーキのコーナーがあって、ハシゴもできること。一度、試してみたいものです。
食の都・大阪の底は浅いのか、深いのか。探求は緒についたばかりです。」と感想を述べた。
堂島浜「眞」情報は以下の通り
(〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜2-2-28 アクシスビルB1階 TEL・FAX/06-6147-2733)

CIMG8305.JPG「堂島浜「眞」の入口」CIMG8326.JPG「店内の雰囲気を紹介するチラシ」

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2014年4月5日 大阪国立文楽劇場(中央区) 人形浄瑠璃文楽 「菅原伝授手習鑑」 鑑賞

CIMG8311.JPG「4月公演 人形浄瑠璃文楽 「菅原伝授手習鑑」のチラシ」 佐藤会頭は、4月5日に中央区にある大阪国立文楽劇場を訪問した。
本年は国立文楽劇場が開場して30周年にあたる記念の年。
 5日から始まった文楽4月公演は、七世竹本住大夫引退公演の初日となったことから、終演後には満員の観客席から惜しみない拍手が送られた。
 当日劇場を訪れ鑑賞した佐藤会頭は、「有限会社文楽せんべいの村上社長のご案内で、国立文楽劇場で開演中の菅原伝授手習鏡を鑑賞しました。夜の部でしたが、老若男女が長蛇の列をなして入場していました。
 「こんな光景は最近見たことがありません」と村上社長。それもそのはず。CIMG8316.JPG「国立文楽劇場に掲げられた幟 」
大阪では、この公演をもって竹本住太夫が現役を引退。もう見れない、聞けない情感たっぷりに演じる桜丸切腹の名場面を記憶にとどめておこうと思うのは人情というものでしょう。
加えて、文楽劇場の入場者が行政側が示している目標値を下回って補助金がカットされるというので、そこは人情の浪速っ子、それでは行ってやろう、となっているのだそうです。
 シビックプライドに火がつき、新たな文楽ファンが誕生しているとすれば、それはそれで、嬉しいことです。
シビックプライド健在。行政側は、沈滞して久しい大阪ではあるが、まだまだ捨てたものではないと気付き、元気印大阪に注入する精神にしてほしいものです。
これほどのお客様がいるのなら、それで良いのだ、というのが結論であれば、シビックプライドはやがて、しぼんでしまうことでしょう。それが恐い。」と感想を述べた。
 大阪商工会議所では、大阪府、大阪市などとともに昭和43年以来大阪国立劇場(仮称)の建設を国などの関係機関に働きかけ、昭和56年に建設着工にこぎつけるなど、大阪国立文楽劇場の開場に寄与してきた経緯がある。
CIMG8319.JPG「国立文楽劇場外観」CIMG8313.JPG「はじめての文楽など、文楽愛好者の裾野を広げる取り組みも行われている。」

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2014年4月8日 学校法人トラベルジャーナル学園(ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪、大阪ブライダル専門学校)

CIMG7993.JPG「学校法人トラベルジャーナル学園の入学式で激励する佐藤会頭」 佐藤会頭は、4月8日に大阪市内のホテルで開催された学校法人トラベルジャーナル学園の入学式に出席、新入生を激励した。大阪市西区に校舎のあるホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪、大阪ブライダル専門学校(高田直樹校長)には、今年度11ヵ国・地域から外国人留学生46名を含む合計592名が入学。2年間のカリキュラムでは、旅行科、ホテル科、テーマパーク科などに分かれて実践的な教育が行われる。希望者は2年進級時に約10ヵ月間の米国シアトル校での研修も用意されている。(米国に留学の場合は履修期間が3年) 
 入学式の席上、佐藤会頭は、「入学おめでとう。若い皆さんの目の前には、2020年の東京オリンピックをはじめ、ラグビーワールドカップ、ワールド・マスターズ・ゲームズなど国際的なビッグイベントが控えています。
また2017年にはスポーツ・文化版のダボス会議が日本で開催されることも決まっており、これから活躍できる大きな舞台が皆さんの前に数多く待ち構えているということです。ぜひこれらを目標に勉学に励んで下さい。
そして本日の入学に際して、三つの力について、お話ししたいと思います。
CIMG7991.JPG「ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪、大阪ブライダル専門学校の高田直樹校長による挨拶」 一つ目は、教えを乞うて学び、身に付けるということです。教えを乞うて、と申し上げましたが、これは教えられるだけの受け身では身につきません。働き掛ける力を発揮できるようになって頂きたいということです。疑問に思うこと、分からないことは先生、先輩、同期生に恥ずかしがらずに聞くことです。これを働き掛ける力と言いますが、今の若者はこの力が弱いのです。どうか働き掛ける力を養って下さい。今日は引っ込み思案になっていなかったか、寝る前に反省してみれば良いのです。
 次は機転を働かせる力を身に付けるということです。教室では、サービスの基本的マニュアルが教えられると思います。もちろん基本は大切ですから、これは覚えるべきです。だが、それで十分とは言えません。基本をマスターしたあとは機転を働かせる力を養うことです。よくある例ですが、急いでいるのですぐに出来るメニューは何かと尋ねて注文したのに、運んできたスタッフからごゆっくりどうぞ、と言われることほど、ガッカリすることはありません。マニュアルも機転を働かせる力が大切です。プロが陥りやすい罠ですから、是非覚えておいて下さい。
 最後に、若い人はすぐに結果を求めることが多いのですが、最初から答えだけを欲しがってはいけません。
課題はどこにあるのか、課題を見付ける力、課題を解決する力を養って頂きたいと思います。
考えることをしなくて、すぐ答えを求めては、困難を克服できません。どうか、働き掛ける力、機転を働かせる力、そして課題を解決する力を養って下さい。」と熱く語りかけた。
 入学式の視察を追えた佐藤会頭は、「以前、卒業式を視察させて頂いたことはあったが、入学式は今回が初めて。在校生に進行役を体験させるなど素晴らしいセレモニーで、改めてトラベルジャーナル学園が実践する教育システムに感銘を受けた。2~3年後の卒業式で成長した皆さんにお会いできることをとても楽しみにしている。」と感想を述べた。
CIMG7984.JPG「入学式は大勢の父兄も参加して行われた。」

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2014年3月24日 全日本空輸㈱ (豊中市 大阪国際空港)

CIMG7656.JPG「機体点検の模様を視察する佐藤会頭(右)」 3月24日、佐藤会頭は、白水政治・全日本空輸㈱執行役員大阪支店長(大商議員)の案内で、大阪国際空港にある運航管理業務現場を視察した。
 当日はANAグループの運航概要や所有機紹介に続き、格納庫にて整備中の航空機体を視察。
その後滑走路でB787型機の離陸風景などを見学後、清水克己大阪空港支店長らの案内で空港オペレーション全体のマネージメントを行うAMC(Airport Operations Management Center)を視察した。
 懇談では、「現在、全日空で保有している機材は227機。これらの整備は、伊丹や羽田、契約先の海外整備工場で行っている。
CIMG7666.JPG「離陸前のB787型機。現在全部で25機が就航中」機体整備には日常フライトの合間に行うデイリーの運航整備に加えて、飛行時間別に3段階に分けて点検を行っている。なかでも3000時間を超える機材の整備では、多くのパネルや部品を取り外し、機材裏側の確認やリベットの打音検診など緻密な点検を行っている。
こうした整備の積み重ねが、飛行品質の底辺を支えている。
操縦室内は、以前の機材であればアナログの計器が数多く、航空機関士も重要な役割を果たしていたが、最先端の機材はコンピューターがその役割を担っており、フェイルセーフの思想に基づき左右対称にデジタル機器が配置されている。
 点検では、より安全・快適なフライトのため、部品交換や改造などを行うこともある。またAMCでは、日々空港内の風速や周辺の天候などを確認しながら安全に定時運航が行えるよう運航支援を行っている。
CIMG7671.JPG「大阪国際空港の滑走路を視察する佐藤会頭(左から2人目)と白水大阪支店長(同3人目)」 例えばLC(Load Control)は、航空機への搭載物の重量配分や重心位置の確認という役割。こうした詳細な情報を出発前の機長に伝え、フライト品質の担保に努めている。
またHC(Handling Control)は、空港内スポットの使用状況の把握や割り当てに加え、定時出発に向けた作業工程のマネージメントを行っている。」などと紹介を行った。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「航空運送業が、巨大な装置産業であると同時に、きめこまやかな日々の点検や情報収集の積み重ねによって、あんしん、あったか、あかるく元気な運航の実現に結びついていることを改めて理解できた。世界でもトップクラスのサービスと安全性をクライアントに提供されていることに鉄道事業者として学ぶべきことが多くあった。交通機関の中で航空の安全が最も高い訳が良く分かった。」と述べた。

CIMG7678.JPG「前列右から2人目の清水克己大阪空港支店長が滑走路の様子を説明」CIMG7692.JPG「空港オペレーション全体のマネージメントを行うAMCを視察」

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2014年3月17日 かき小屋本舗 牡蠣船 (西区)

CIMG7451.JPG「ぽんぽん船着場内(川の駅)で期間限定オープン中のかき小屋本舗牡蠣船」 佐藤会頭は、3月17日に西区土佐堀のぽんぽん船着場内(川の駅)で期間限定オープン中のかき小屋本舗牡蠣船を訪問した。
 かき小屋本舗では水都大阪事業の振興に協力し、3月9日から4月29日までの期間限定で牡蠣船を開設。船内では広島かきなどが漁港から直送されており、五島や赤穂などの牡蠣を食べ比べできるほか、えび、あわび、さざえなどの海産物がバーベキュースタイルで味わえる。
 ぽんぽん船が係留されている船着場は、堂島川と土佐堀川が安治川と木津川に分かれるエリアに位置しており、湊橋、端建蔵橋、昭和橋に囲まれながら大阪湾に沈む夕陽を眺め、手軽に観光気分で新鮮な牡蠣を味わえるのが特徴。
 運営は一本松汽船㈱(代表取締役 一本松伸氏)が行っており、今回の会場は、地下鉄阿波座駅碓番出口から徒歩5分とアクセスも良好で、大阪生まれの作家である宮本輝氏の小説「泥の河」の舞台にもなったところ。
CIMG7454.JPG「中央奥に見えるのは湊橋。多くの橋と高速道路が交差する中之島西部地区」 一本松伸氏は、「泥の河」文学碑保存会の副会長も務めている。
 牡蠣船の体験訪問を終えた佐藤会頭は、「ここは中之島の蔵屋敷が並ぶ西端であることから端建蔵橋と呼ばれるようになったと聞いている。もう少し暖かくなれば週末のみならず、終業後の会社帰りに立ち寄る人も増えてくるのではないかと思うが、厳寒の季節にこそ、牡蠣船は似合う。WEBのみならず新聞などの広報ツールを有効活用するなど積極的にPRに努め、また提供メニューを増やすなどさらに工夫を重ねていけば中之島西部の水都魅力向上に貢献してもらえる。今後の商売繁盛を祈念している。」と感想を述べた。

CIMG7456.JPG「牡蠣船で提供されているメニューをヒアリングする佐藤会頭(左)」CIMG7458.JPG「牡蠣船入り口にあるPRチラシ」

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2014年3月17日 福島工業㈱(西淀川区)

CIMG7412.JPG「福島工業㈱のゲストルームで懇談する佐藤会頭と福島社長(左から2人目)」 3月17日に西淀川区の福島工業㈱を訪ねた佐藤会頭は、福島裕代表取締役社長らと懇談を行った。
 同社は飲食店の厨房などで主に利用される「業務用冷凍冷蔵庫」、スーパーの売場で生鮮食品などを陳列する「冷凍・冷蔵ショーケース」を中心に、フード機器の専門メーカーとして食を支え、高度な温度コントロール技術で業界をリード。製品単体の提供だけでなく、店舗の仕組みづくりの提案、様々な製品を組み合わせた厨房のトータルプロデュースを行っている。
 懇談で福島社長は、「我が社の業務用冷蔵庫は外食産業や流通小売業に数多く採用頂いている。おかげさまで2013年は年商471億円に達した。食品質向上を目指す取り組みが認められ、物流センターなどの大型冷凍・冷蔵設備も請け負えるようになってきた。
 大手百貨店の海外進出に機を合わせ、香港など東南アジア圏にもいち早く販路を広げてきた。タイの新工場は2015年夏に稼働予定だ。当社独自の冷却調理システムでは、急速冷却・急速冷凍により、菌の繁殖を抑えてフードビジネスに高い安全性と高付加価値を提供。
CIMG7423.JPG「同社の柴田部長代行(営業企画・ブランド推進部 左から2人目)から冷却調理システムやRO水生成機について説明を受けた。」 例えばパン生地の保冷・解凍・発酵を自動で行うシステムも開発している。またフードコンサルタントと連携し、RO水生成機や当社の製品を活かした冷却調理によるセミナーも随時実施している。信頼性の高い温度コントロール技術により薬用冷蔵ショーケースなどバイオ、医療機器分野にも販路を広げてきた。」と語った。
 懇談を終えた佐藤会頭は、「こんなに元気の良い会社が大阪にあるのか、と大変感激した。製品納入先の食品スーパーなどには、店舗の空調、照明に加えて、バックヤードの冷凍冷蔵庫などの電力使用量をトータルで抑制する管理システムを提供するなど取引先に具体的なメリットを創出しているが、節電を通してエネルギー分野への社会的貢献を果たしているということでもある。
 見学した調理のモデルルームには、今後ぜひ中国人のレストラン経営者の視察コースに組み込んで日本の食の安全性とともに環境に優しい調理機材を紹介していきたい。」と述べた。
 西淀川区が発祥の地である同社は今年で創立62年目で平成17年(2005年)に東証、大証の1部に上場。国内では64の営業拠点とともに滋賀と岡山に工場を設けている。

CIMG7430.JPG「調理モデルルームで福島社長(右)から説明を受ける佐藤会頭(左)」CIMG7438.JPG「パン生地の保冷・解凍・発酵を自動で行う調理機器の前で記念撮影」

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2014年3月13日 湯木美術館(中央区)

140313湯木美術館訪問.jpg「湯来美術館を訪問し館内を視察する佐藤会頭(左)」 佐藤会頭は、3月13日に大阪市中央区にある湯木美術館を見学した。
同美術館では、日本料理店「吉兆」の創業者である湯木貞一氏が収集した茶の湯の道具を収蔵・展示している。
  見学終了後、本吉兆の湯木敏夫会長、同美術館の湯木喜久郎氏との懇談では、「季節にあわせた展示や館内で茶会を開くなど、茶の世界と同館に興味を持っていただくべく取り組みを行っているが、来館者の大幅な増加になかなか結びついていないのが現状だ」との話があった。
 これを受けて佐藤会頭は、「今回訪問させていただき、大阪が誇るべき食にまつわる文化がひっそりと眠っていることを初めて知った。まずは、その存在を知ってもらうことが大切だ。
CIMG7695.JPG「平成26年 春季特別展は4月1日から「海を渡ってきた茶道具?名物記・茶会記」のポスター」例えば、周辺の文化施設などとも協力し、オープンスペースでの茶会や他の文化施設との回遊性を高めるなど、こうした文化に気軽に触れて回れる「文化の回廊」というようなエリアを作り魅力を発信してみることを考えてみてはどうだろうか」と述べた。
 湯木美術館の運営は、公益財団法人湯木美術館で1987年(昭和62年)に開館。テーマを設けての企画展覧会を春季と秋季の年2回開催している。
 平成26年 春季特別展は4月1日から「海を渡ってきた茶道具~名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗~」と題して行われる予定。室町~江戸時代初期に海外から渡来した茶道具のうち、中国からの「唐物」・東南アジアからの「南蛮」・朝鮮半島からの「高麗」を中心に展示される。
所在地は大阪市中央区平野町3-3-9。同美術館の入場は有料で、休館日は月曜日(但し祝日の場合は開館)。
開館時間は午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)となっている。
CIMG7696aa.JPG「湯木美術館外観」

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2014年3月11日 立命館大学茨木キャンパス(茨木市)

 佐藤会頭は、3月11日に立命館大学茨木キャンパスの建設地を 長田豊臣理事長、森島朋三専務理事、高橋英幸常務理事らの案内で視察した。
 立命館大学では、JR茨木駅に近接する旧サッポロビール大阪工場の跡地を190億円で買収。総工費400億円をかけて新キャンパスの建設を進めており、来年4月にキャンパス開きを行う予定。長田理事長や森島専務らは、「滋賀のびわこ・くさつキャンパスは理工系の学部を中心に現在1万7千人の生徒が在籍しておりやや過剰感がある。
CIMG7350.JPG「工事事務所棟で、長田理事長(右から3人目)から茨木キャンパスの概要について説明を受ける佐藤会頭(左から3人目)」 今回の大阪進出は、これまでの内部留保をどのような形で新規投資を行うのかといった観点から理事会で議論し決断するに至った。阪神圏や南大阪エリアからもアクセスが良好なことから、少子高齢化が進むなか新たな受験者層の掘り起こしにつながるものと期待している。新キャンパスの面積は9.9万㎡。校内には1階から3階まで幅10m、長さ200mのコンコース(廊下)を設置。開放的なつくりで「学びの場」を見える化させていく。
2015年4月に経営学部、政策科学部の授業を開始。茨木キャンパスでは、開学時に6千人、心理学などの学部を新規開設する数年後には1万人の生徒がこの地で勉学に励むことになる。学びのコミュニティ、地域連携を生み出す施設を目指しており、将来的には中小企業経営者がアジアなど海外に進出する際に当校で実践的な研修を受けられるようなカリキュラムも提供していきたい。」と述べた。


CIMG7320.JPG「建設が進む立命館大学茨木キャンパス」 茨木キャンパスの建設は竹中工務店が請負っており、建物1階部分には茨木商工会議所の事務局も入居し、約600㎡(200坪)のスペースで業務にあたる予定。訪問を終えた佐藤会頭は、「大学運営と経営(マネージメント)を明確に分離されているのは、学者でもある理事長の強いリーダーシップによるものだと敬服する。また都市共創、地域・社会連携、アジアのゲートウェイといったコンセプトを掲げて新キャンパス建設に取り組む立命館の経営スタイルは企業経営にも参考になる。
 新たな受験生のターゲットエリアとして、阪神間、南大阪、そしてアッパーミドル層の女生徒を取り込もうという明確なビジョンをお持ちであり、茨木の地が多くの若者で賑わい、街の雰囲気が一変することは間違いない。
茨木商工会議所も事務所を移設されるなど、新たな地域連携拠点としての機能も期待できる。茨木スタイルの産学連携事業が活発になることを期待したい。」と述べた。
 今回の訪問には茨木商工会議所会頭の合田順一氏(ゴウダ㈱ 代表取締役社長)や専務理事の木村正文氏も同行した。
CIMG7337.JPG「オリエンテーションやコンサートなど多目的に利用可能な大ホール」CIMG7340.JPG「茨木商工会議所入居予定スペースで竹中工務店の関係者から工事進捗状況をヒアリング」CIMG7342.JPG「建設現場で記念撮影。左から立命館の高橋常務、長田理事長、佐藤会頭、合田茨木商工会議所会頭、森嶋立命館・専務理事、木村・茨木商工会議所専務理事」

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2014年3月8日 五湯苑地熱発電所(大分県別府市)

P01_別府五湯苑地熱発電所.JPG「五湯苑地熱発電所(大分県別府市)の看板」 佐藤会頭は、3月8日に大分県別府市で開かれた五湯苑地熱発電所の竣工式に出席した。
 同発電所は、西日本地熱発電㈱(代表取締役:小俣勝廣氏)が昨年7月に着工、試運転を経て完成した。西日本地熱発電㈱は大商会員企業である不二熱学工業㈱や八千代電設工業㈱が大分県内の2社と共同出資して昨年4月に設立された。
 大分県新エネルギー導入加速化モデル事業に認定されると共に大阪の企業2社の高度の技術が活かされており、再生可能エネルギーに関心を寄せるに佐藤会頭に出席要請がなされた。
 発電機は神戸製鋼製のバイナリー発電機が導入され、温度の低い地熱などでも沸点の低い不活性ガス(代替フロン)を作動媒体として加熱・蒸発させ、その蒸気でタービンを回して発電する。
 西日本地熱発電㈱が温泉所有者に代わって事業主体となることから、有望な源泉所有者にとっても源泉使用料の還元などのメリットがあり、今後の普及促進に期待が高まっている。
P03_別府五湯苑地熱発電所.JPG「竣工式に参加した八千代電設の岩橋社長(左)、大分商工会議所の姫野会頭(中)、佐藤大商会頭(右)」 当日の竣工式には、大阪から佐藤茂雄・大商会頭、不二熱学の近藤社長、八千代電設の岩橋社長、地元からは小俣社長、ナンリ特機の南里社長ら関係者のほか姫野・大分商工会議所連合会会長、浜田別府市長、岩屋衆議院議員らが出席した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「今回の五湯苑地熱発電所の開業は、大分、大阪、神戸の企業が協業し、まさに西日本全体で新たなビジネスモデルを立ち上げた。大阪のやってみなはれ精神とご当地の勿体無い精神の結合の成果だ。地球温暖化対策や国内電力需給問題から、自然エネルギーによる発電比率の向上が喫緊の課題となっており、大分県や西日本地域のみならず日本全国に同様の方式が広く普及することを期待したい。再生エネルギーを考える課外授業としても価値がある。ただ、課題がある。別府の温泉蒸気は140℃と高く、逆に冷却しなければならない。効率化のためには規制緩和が必要だ。」と感想を述べた。

P1150151.JPG「試運転を経て本格稼働した五湯苑地熱発電所」P3080048.JPG「五湯苑地熱発電所の竣工式に参加する佐藤会頭。(右から4人目)」P3080069.JPG「祝賀会で来賓挨拶を行う佐藤会頭」

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2014年2月17~19日 東北視察(宮城県、岩手県、青森県)

 佐藤会頭は、2月17日(月)から19日(水)にかけて、宮城県、岩手県、青森県を訪問した。被災後5回目となる今回の視察では、復興仮設店舗内にある「ゆりあげ若草寿司」(名取市・閖上さいかい市場)、「あさひ鮨」(気仙沼市・気仙沼復興商店街)、「名振マザーミサンガの会」(石巻市)の3か所で、現地の方との懇談を行った。

「ゆりあげ若草寿司」のオーナーからは、「土地のかさ上げをどの程度にするか等、復興に向けた計画について、住民の中で意見が分かれ、結論が出ない。復興にはまだまだ時間がかかるだろう。また、現場視察や復興支援を目的とした観光等、県外からの来客も減少傾向にあり、復興がなされた後のことを見据え、我々自身が料理の腕を磨く等、自立する努力を重ねていかなければならない」との説明がなされた。「あさひ鮨」のオーナーとの懇談でも「元の場所に店舗を構えて営業を再開するにはかさ上げ等、対処すべきことがまだあり、しばらくは無理だろう。県外からの訪問者も少しずつ減ってきており、今回のように、被災地のことを思い出していただき、定期的に訪問いただけることは非常にありがたく、励みになる」との話があり、震災から3年近くが経過し、新たな課題も現れていることがわかった。

①若草寿司.JPG「ゆりあげ若草寿司」②あさひ鮨.JPG「あさひ鮨」③マザーミサンガ.JPG「名振マザーミサンガの会」








 一方で、各地で復興に向けた動きも見られた。
 岩手県宮古市、山田町では、京阪電気鉄道から日商・復興庁経由で現地に派遣されている担当者3名から、復興計画や現状についての説明を受けたほか、田老地区復興整備事業(宮古市)の現場を視察した。同事業は、津波により被災した住宅の高台住宅団地への集団移転を図ることを目的としたもので、現在進められている造成工事は平成27年度半ばに完了、その後住宅建設が行われる予定。


④長瀧.JPG「「道の駅 やまだ」で京阪の長瀧氏(写真左)から山田町の復興計画について説明を受ける佐藤会頭」⑤田老地区(山田 福井).JPG「田老地区の高台移転現場で説明を受ける佐藤会頭(右端が京阪の山田氏、右2番目が京阪の福井氏)」⑥田老地区を望む.JPG「移転場所である高台から田老地区を望む(左が佐藤会頭)」












 「石巻漁港」(石巻市)では、震災後、地盤沈下により陸地と海面の高さの差がほとんどなくなり、建造物も崩壊していたが、現在はかさ上げ工事が完了し、壁面にテント素材を使った仮設の市場も建設されており、水揚げやセリなどの業務が行われている。
復興仮設商店街の視察では、店舗数が増加している元気の良い商店街がある一方、周辺にスーパーマーケットなどの商業施設が建設され、閉店店舗が出ている商店街もある等、各地域の復興状況により、仮設店舗にも変化が見られた。ほかにも、津波により駅が崩壊した三陸鉄道・北リアス線の「島越駅」(岩手県)の新設現場では工事が着実に進んでおり、4月5日には南リアス線が、同6日には北リアス線が全線運行を再開する予定である。

⑦石巻漁港.JPG「テント素材を使った仮設の市場施設が並ぶ石巻漁港」⑧南三陸さんさん商店街.JPG「南三陸さんさん商店街」⑨島越駅.JPG「島越駅の建設現場」









 視察を通して佐藤会頭は、「地域によってばらつきはあるものの、復興に向けた取り組みが少しずつではあるが着実に進んでいることを実感できた。ただ、全体としては復興にはまだまだ程遠い状況であり、大商・日商として、今後も継続的に支援を行っていきたい。支援については、自己満足に陥らないよう、現地の皆様が本当に必要とされている有効な施策を行うため、これまでの支援活動に対するご意見も含め、現場の生の声を把握する努力を怠ってはいけない」と述べた。


佐藤会頭は、2011年3月の東日本大震災派生直後、地震と津波により大きな損害を被った福島県、宮城県、岩手県の大阪事務所を訪問して現地支援のニーズにつきヒアリングを重ねる一方、大阪大学の鷲田総長(当時)や各界の著名人や関係者らに働きかけ、東北の地で被災された方々に関西からのメッセージ「ささえよう日本 関西からできること」を届け、支援の輪を西日本から広げていくことをいち早く提唱。また2011年8月東北地方での現場視察を皮切りに、2012年8月、2013年6月(2回)、2014年7月と定点観測を兼ねた訪問を行い、復興進捗状況や課題等の把握に努めている。



関西からのメッセージ「ささえよう日本 関西からできること」(PDF)

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2014年2月10日   ㈱大阪木材相互市場 (港区)

CIMG7118.JPG「㈱大阪木材相互市場の会議室で花尻社長(左)から木材業界の動向について説明を受ける佐藤会頭(右)」  港区にある㈱大阪木材相互市場を訪問した佐藤会頭は、同社代表取締役社長で社団法人大阪府木材連合会の会長も務める花尻忠夫氏らと意見交換を行った。
 花尻社長は、「当社は大正13年12月の創業。港区にほぼ甲子園球場と同じ広さの24,000坪を擁しており、半分を賃貸物件として貸し出す一方、残り半分を木材用倉庫などとして活用している。
 当社が取扱う国産材は65%。その多くは奈良、和歌山、西日本各地より仕入を行っている。外材(海外からの輸入)は約35%。現在、当市場と買方契約を交わした業者は540社で、以前の半分程度だ。とくに昭和55年頃から需要が低迷し、木材店と看板を掲げていても所有する不動産を転用してガレージや賃貸マンションに切り替えているケースも多い。
 当社も最盛期には木材関連の売り上げが200億円程度あったが、現在では30億程度と大幅に減っており、不動産関連でビルを購入したり、北海道でメガソーラー事業を展開するなど事業形態が変化してきた。
CIMG7124.JPG「木材置き場内に設置されているショールーム「ウッド住まいる館」の外観」  ただ最近では木材利用ポイントの導入や消費税増税前の駆け込み需要もあり、仕入れ木材の荷動きが激しくなっており出荷も相次いだ。
日本の林業ビジネスは、ドイツなどと比べて木材を搬出する林道の整備が遅れたため、切り出しにコストがかかり、整備が進まず荒れてきている。」と状況を報告した。
 また懇談後、同社の社内ショールームであるウッド住まいる館を案内した花尻氏は、「間伐材の利用で森林を守り地域林業を活性化しようと取り組んできた。
そこで京都大学防災研究所の河田恵昭・京都大学名誉教授(現関西大学社会安全学部教授)や川瀬博教授らの協力を得て、大阪府木材連合会との共同研究により安価で簡便な耐震補強工事を開発した。耐震工法「壁柱」は、間伐材の角材を連結させ、しなやかに揺れを吸収するものだ。」と紹介した。
 懇談・訪問を終えた佐藤会頭は、「㈱大阪木材相互市場が、地域の皆さんとの木材を利用した実地教育に積極的に取り組んでいるとお聞きし感銘を受けた。また大阪選出の北川知克衆議院議員は、環境庁の副大臣でもあり、日本の森林を守っていくためにも間伐材の伐採に積極的に取り組んでもらえるよう一緒に働きかけていきたい。」と述べた。

CIMG7135.JPG「「ウッド住まいる館」で、大阪府木材連合会との共同研究により開発された安価で簡便な耐震工法「壁柱」について説明を受ける佐藤会頭」CIMG7119.JPG「港区にある同社入口前で記念撮影。」

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2014年2月10日   大阪木材仲買会館 (西区)

CIMG7072.JPG「 大阪木材仲買会館の外観をアイパッドで撮影する佐藤会頭」  2月10日に大阪木材仲買会館を訪れた佐藤会頭は、大阪木材仲買協同組合の雪本政通理事長、松山能久副会長らと懇談を行い、平成25年4月に竣工となった同会館の視察を行った。
 席上、雪本理事長らは、「当会館のある西区は、江戸時代から大阪の木材取引場として栄えた場所であり、昭和32年に建設した建物は老朽化が進み55年が経過したことから建て替えに至った。新会館は、木材利用の豊富なアイデイアと斬新な技術を取り入れた建物。
 耐火集成材「燃エンウッド」を使って施工されたビルは今回が初めてであり、耐火構造を施した都会型の大型ビルとして国内外から大きな注目を集め、開設以来11ケ月で全国から3千人を超える見学者にお越し頂いている。
 我々は新会館が木材業界のランドマークとなり、オフィスビルの木造化や内装材への利用など、新たな木材需要を掘り起こしていくことを期待している。
CIMG7074.JPG「雪本政通理事長(右)と懇談を行う佐藤会頭。建物奥がエントランスルーム」  当会館建設の母体は大阪木材仲買協同組合。当組合は昭和22年10月に創立された大阪木材買方組合が母体で、戦後の木材統制の廃止に伴い改組され、昭和26年に組合員905名のもとに設立された。
 会館の建替にあたっては、平成21年に検討委員会を立ち上げ準備を進めてきた。コンセプトは建物の中にも外にも木のぬくもりに会えるオフィスビル。
木造架構が一堂に見渡せる吹き抜け空間のエントランスは、壁面、天井をはじめ全体が木のショールームだ。」と紹介。
 建物の設計を行った竹中工務店大阪本店設計部の白波瀬主任は、格子耐震壁や樹齢120年の楢の一枚板の受付カウンター、木オニキスガラス(檜をカンナがけした薄材)による日除けなど、細部にわたり木材を活用した施工技術を披露した。訪問を終えた佐藤会頭は、「斬新なデザインのビルで驚いた。
 建物に一歩足を踏み入れると心地よい木の香りに包まれ、健康に優しいオフィスだと実感できた。木造建築には多くの制限があるが、耐久性や防火面に配慮した建物であることも十分理解できた、日本国民全体が、森や木を守るためにも国産材の使用の重要性を再認識すべき時期にきている。間伐材の利用促進をを考える上で、暖房への有効活用なども一緒に考えていきたい。」と語った。

CIMG7085.JPG「大会議室で懇談する佐藤会頭。左から2人目が竹中工務店大阪本店設計部の白波瀬主任」 CIMG7109.JPG「耐火集成材「燃エンウッド」の耐火機能について説明を受ける佐藤会頭(左)」

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2014年2月10日   宇仁繊維㈱ (中央区)

CIMG7048.JPG「布地見本と婦人服のサンプルについて説明を行う右から宇仁麻実子常務取締役、宇仁龍一代表取締役社長、宇仁栄子取締役総務部長、金原総務部課長」  佐藤会頭は、2月10日に婦人服地の製造・卸を行う宇仁繊維㈱(中央区)を訪問し、宇仁龍一代表取締役社長、宇仁栄子取締役総務部長、宇仁麻実子常務取締役(営業本部長)、金原吉隆総務部課長らと懇談を行った。
 宇仁社長は、「西脇市の老舗繊維メーカーを定年退職後、1995年に家族4人で創業し今年で15年目を迎える。これまでのビジネス体験を活かし、当社ではポリエステルなど合繊薄地テキスタイルに一点集中し、顧客提案型の営業企画と迅速な納品体制に磨きをかけて業容を拡大してきた。
 社員の平均年齢は27歳。ファッション感覚や美的センスのある美大や芸大出身者も多く、その豊かな発想を活かして婦人服メーカーの目指す商品にあった素材を提案している。日本製オリジナルテキスタイルの生地見本を常に2万点以上ショールームに常備。小ロット生産、新素材・新商品開発にも対応している。後発メーカーなのであれこれ広げず、弱者の論理でビジネスに臨み、パリの主要展示会「プルミエール・ビジョン」ではイッセイ・ミヤケさんと組んで当社ブランドを紹介している。」と近況を述べた。
CIMG7053.JPG「19階のショールームにて自社ブランド「小紋工房」のインテリア小物について説明を受ける佐藤会頭(左)と説明を行う宇仁龍一代表取締役社長(左から2人目)」  このほか同社では社員育成の観点から優良商工従業員表彰の年度最優秀表彰制度を活用し、社員モチベーション向上に役立てている。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「業歴はそれほど長くないが、社内に活気がみなぎっており、営業スタッフの教育はOJTを通じて日々実践しておられると感じた。大阪発の布地で日本から海外に発信してこうという経営姿勢に拍手喝采だ。変化のスピードがめまぐるしいファッションビジネス業界において、日本有数の織物産地である石川県内の協力工場と連携して高品質の生地製造を行うなど、日本の感性を活かした商品作りに欠かせない素材を提供しているのが強みだ。自社ブランドである小紋工房では、眼鏡入れなどインテリア小物300点を伝統ある魅力的な素材で提供するなど、船場地域で新たな風を呼び起こしている。」と感想を述べた。

CIMG7067.JPG「石川県の協力工場などの生産体制について説明を行う宇仁龍一代表取締役社長(左)」CIMG7064.JPG「本社ショールーム前にて記念撮影。左から佐藤会頭、宇仁龍一社長、宇仁麻実子常務、宇仁栄子取締役」

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2014年2月5日   ㈱アシスト (東住吉区)

CIMG6962.JPG「本社2階シュールームで中野取締役(右)からアシストの沿革について説明を聞く佐藤会頭(左)。」 2月5日に㈱アシストを訪問した佐藤会頭は、代表取締役会長の上西美智子氏、井東博子代表取締役社長、中野房己取締役・営業本部長と懇談を行った。
 上西会長らは、「当社は1969年(昭和44年)に現在地で上西建装株式会社として創業。その後1982年に現在の社名に変更、東京や福岡に営業所を設けるなど業容を拡大し、今年で45周年を迎える。
 現在の取り扱いアイテムは、階段の手すりや滑り止め、金具など約3,000点。迅速なデリバリーと親切な対応を心掛けており、本社に隣接する物流センターから日々製品納入(1日平均350件)やサンプル発送(1日平均50件)を行っている。
 当社の代表的な製品をご紹介すると、省エネ効果の優れた発光ダイオード(LED)を階段滑り止めや手摺りに組み込んだものだ。
 商工会議所の7階国際会議ホールでも導入して頂いている。このほか、 通常時に光を蓄えて発光する蓄光材を使うことで、夜間や停電時、また災害時の避難誘導として、安心・安全な歩行をサポートしているアシスト製品がある。
◎CIMG6978.JPG「発光ダイオードを組み込んだ階段滑り止め製品につき井東社長(右)から説明を受ける。」 当社の納品先は、問屋経由となる場合もあるので全てを把握することはできないが、大阪のフェスティバルホールやあべのハルカスなどでも導入頂いた。
 今年の目標は年商20億円。社員数は大阪に38人、東京5人、福岡8人。社員には年度当初に1年の計(目標)を立てさせているほか、業務改善の提案などを通じて、社員全員に営業企画のマインドを持ってもらうように心がけている。また社員同士のコミュニケーションを円滑にするため、5年おきにハワイへの研修旅行なども企画、夏には物流センターでビアパーティを行うなど、社内のチームワークを大切にしている。」と説明。
 また、なにわなんでも大阪検定の3級を2つも3つも持っている社員がいて、営業での会話に大阪の話題が役立っていると会議所事業の活用例を披露した。
 佐藤会頭は、「インテリア金物業界の経営環境が厳しいなか、創業以来、一度も赤字になっていないのは仕入れ先、販売先などのお得意先に加え、従業員も大事にする女性経営者らしい心配りの経営姿勢の賜物だと理解できた。営業部門を信頼すべき番頭さんに任せるなど、上西会長のリーダ-シップの裏側にたくましさと優しさを感じた。会長自身も大商女性会の一員として自分磨きに修練されており、女性経営者の模範となる先輩だ。後継者も立派に育てておられ感激した。本日は女性経営者デーだった」と語った。
CIMG6994.JPG「物流センターに設けられた製品加工現場を視察する佐藤会頭(中央)と右が上西会長。」CIMG7009.JPG「アシスト本社前にて記念撮影。左から中野取締役、佐藤会頭、上西会長、井東社長。」

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2014年2月5日  ゴールデンダンス㈱ (城東区)

◎CIMG6948.JPG「課題解決型医療機器開発事業について説明を行う中谷社長夫妻(左から)。」 佐藤会頭は、2月5日に城東区を訪れ、骨伝導専門メーカー・ゴールデンダンス㈱の中谷明子代表取締役社長、技術開発を担当する中谷任徳氏らと意見交換を行った。
 中谷社長は、「作曲家のベートーベンは難聴を患ったが、指揮棒を歯で噛み、ピアノに押し付けて骨伝導で音を聞き取ることで、作曲を続けることができたと言われている。
この骨伝導技術で人のために役立つモノづくりがしたいと考え、2002年に起業した。
設立当初は地元の信用金庫からの融資が頼りだった。
 業務が軌道に乗り、開発案件が増えてくるにつれて手狭となり現在のビルに移転した。当社は振動系デバイスの分野でもっとも多くの特許を取得している。この広い音域に対応した伝導技術により、外部の騒音に妨害されずにはっきりと音を聞き取ることが出来たり、逆に骨伝導で音を聞きながら耳から入ってくる音も聞くことも出来るため、高速道路の工事現場、風切音の大きな環境下など、危険な状況で働く方への通信手段として有効に活用されている。
CIMG6946.JPG「骨伝導機器をデモ体験する佐藤会頭。」 また当社では、耳をふさがず音声を聞けるヘッドフォンなどを開発。NHKの報道ニュースキャスターなどにも製品を提供している。さらに経済産業省の課題解決型医療機器等開発事業の支援を受け、関西医科大学などと医工連携。
 デザイン性に富んだ完全防水の補聴器などシルバー世代向けの製品開発も進めている。当面の課題は開発費用のペースを押さえながら新製品の販売を増やし、経営面での好循環を生み出すことだ。当社では大阪から世界初の医療機器の供給を目指しており、製造は外部に委託するファブレス形態だ。」と述べた。訪問を終えた佐藤会頭は、「骨伝導ヘッド゙ホンを体験させて頂いたが、音声がクリアで驚いた。女性経営者の感性を生かして市場ニーズを商品化しており、メイドイン大阪の医療機器を海外に広めようという経営姿勢に身震いした。今後は骨伝導というネーミングが難しいので名前をボーンサウンドなどに変えることも一案だ。大阪電気通信大学、関西医科大学、近畿大学などとの医工連携も進んでおり心強い。ゴールデンダンスという社名はインパクトがあり、人生は金メダルという思いも良く理解できた。商工会議所でお手伝いできることがあれば力になっていきたい。」と感想を述べた。

CIMG6926.JPG「同社が開発した骨伝導ヘッドフォンなどの製品の数々。」CIMG6954.JPG「本社1階にて記念撮影 左から中谷任徳氏、佐藤会頭、中谷明子社長。」

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2014年1月27日  Caffe Pascucci(カフェ・パスクッチ) (中央区)

CIMG6856.JPG「店内で大阪に進出した経緯などのく説明を受ける佐藤会頭(左)と喜多先生(右)」 1月27日、佐藤会頭はプロダクトデザイナーの喜多俊之氏が空間及び、家具デザインプロデュースを手がけ、本場イタリアから初進出したCaffe Pascucci(カフェ・パスクッチ)を視察した。
 案内を行った喜多氏は、同店が日本第1号店として2013年11月18日大阪・御堂筋沿いにオープンしたことを紹介。
 エスプレッソコーヒーなど本場イタリアのコーヒーがリラックスして飲めるよう、椅子やテーブル、ライトなどの配置やインテリアにも心を配ったと説明を行った。
 また同店舗は、御堂筋沿いに面していることから通り沿いでもコーヒーが飲めるように工夫。


CIMG6858.JPG「自社のコーヒー豆を焙煎する現場を紹介する写真なども飾られている。」 都会の中で一息つけるオアシス的空間として注目を集めそうだ。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「喜多先生の監修で設計された店舗らしく、デザイン性に富んだなかにも温かな空間演出が大変印象に残った。日本初進出の場所として大阪を選んでもらえたことに感謝したい。既に韓国などでは相当な店舗数が進出しているとのことであるが、日本国内でも大阪をきっかけに全国展開されることを願っている。ジョルジュ・アルマーニなどに続き、イタリア文化を象徴する店舗が御堂筋沿いに進出したことで、来年のミラノ万博に向けて交流を強化する弾みにになるのではないか」と述べた。
 今回の視察には在大阪イタリア総領事のマルコ・ロンバルディ氏も加わった。同店舗の所在地は大阪市中央区淡路町3-6-3 NM プラザ 御堂筋ビル1F。


CIMG6860.JPG「ディスプレーされた店頭販売物などを視察した。」CIMG6868.JPG「店内の椅子などについて説明を行う喜多俊之氏(左)と佐藤会頭(右)」

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2014年1月27日   大起産業㈱ (東住吉区)

CIMG6819.JPG「会議室にて懇談を行う佐藤会頭(左) 右から佐伯社長、成田部長、酒井常務」 佐藤会頭は、大起水産の佐伯保信社長(大商議員)、酒井泉常務取締役らの案内で、同社が1978年(昭和53年)に設立した大起産業㈱を視察した。
 同社は大阪市東部中央卸売市場に隣接(東住吉区)し、水産物等食料品の輸入、加工、卸売が業務の中心。また物販店向けなどに販売する寿司用酢飯などの炊飯工場も設置されている。

 佐伯社長は、「当社は元々魚屋であったが、魚をおいしく食べてもらうために寿司ビジネスを手掛けるようになった。魚のネタを活かす寿司用酢飯(シャリ)の開発にも尽力しており、冷えても翌日おいしく食べられるように米やお酢のブレンドなどに工夫を重ね、CIMG6837.JPG「大起産業の炊飯工場現場。ここでお酢が投入され、炊きあがったシャリが撹拌されていく」多くの物販店で採用頂いている。おかげで、これらの店舗では寿司ビジネスを展開することで鮮魚売り場の活性化にもつながってきているとのお話も頂いている。当社では既に年商150億円を超えているが、今後の新たな展開として冷凍寿司の開発にも着手しており、チキンラーメンの寿司版となるようなパッケージも開発の最終段階だ。これは、今までの考え方を変えて、シャリは湯せんの蒸気で解凍する仕掛けだ。このほか店舗展開のキーワードとなる”天下の台所”の商標も取得し登録。併せて酒類販売の許可も取得し、店舗内で新鮮な魚介類やお米に合う日本酒もセットで提供する計画だ。」と述べた。
 佐伯社長と懇談した佐藤会頭は、「魚のネタを単品で売るよりも寿司としてセットで売る発想に始まり、日本の食文化をトータルで売り込もうというスケールの大きな発想が素晴らしい。冷凍寿司の開発が軌道に乗れば日本文化を世界中に発信できる絶好の機会になる。ぜひ応援させて頂きたい。」と語った。


CIMG6842.JPG「寿司用酢飯(シャリ)の製造工程につき説明を行う佐伯社長(中央)」CIMG6853.JPG「大起産業㈱前にて記念撮影。右から佐伯社長、佐藤会頭」

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2014年1月27日  タマノイ酢㈱ (堺市)

CIMG6778.JPG「応接室にて懇談を行う佐藤会頭(右から2人目)と播野勤社長(左から2人目)」 堺市に本社のあるタマノイ酢㈱を訪問した佐藤会頭は、代表取締役社長の播野勤氏、取締役製造担当の播野貴也氏、執行役員マーケティング部長の谷尻真治氏らと懇談を行い、社内を視察した。
 1907年(明治40年)6月創業のタマノイ酢では、各種お酢関連製品の製造販売を展開。
 取扱い商品は、はちみつ黒酢ダイエット、すしのこ、パーポー、穀物酢、米酢など。同社の播野勤社長は、「今から1600年前、応神天皇の頃、お酢は和泉の国、堺の地に伝わった。その流れを汲むタマノイ酢の称号は豊臣時代に遡ることができる。
 明治40年、タマノイ酢を始め5つの蔵が集まり会社が誕生。
 今年で107年目を迎えた。現在では上海、シンガポール、香港、ニューヨークにオフィスを設け、海外でもブランド浸透に努めている。
CIMG6781.JPG「タマノイ酢㈱が開発してきた製品群」 近年の生産量はほぼ横ばいで年間40万キロリットルだが、黒酢など付加価値をつけた製品や、大阪では酸味もやや甘目にするなど地域特性に合わせた商品作りも行っている。また酢の持っている隠されたパワーを引き出すべく健康食品やライフサイエンス分野(がん予防)などへの進出や研究開発にも取り組んできた。
 そのため入社した人材を専門家に育てるフューチャーメディカルコースも設け、これまでに社内で医師3名を誕生させた。大和郡山にある工場・研究所では、一般の方にも広く製造過程を見学してもらえるようにしている。」と説明を行った。
 懇談を終えた佐藤会頭は、「これまでに蓄積した資産を活かし、次の世代へと価値ある製品開発に取り組む姿勢に学ばせていただいた。
 本社ビルには、社員に斬新な発想を促すフィットネスのジムがあるなどユニークな取り組みが随所にあり、会社の文化風土に感服した。お酢は日本酒に酢酸菌を加えて作るとのことだが、食を豊かにするのみならず、ライフサインエス分野にも繋がることを改めて教えて頂いた。かるしお寿司が病院食として喜ばれる日は遠くない。」と述べた。

CIMG6810.JPG「播野勤社長(右)からこれまでの取り組みにつき紹介を受けた。」CIMG6782.JPG「本社ビル内部には、社員に斬新な発想を促すフィットネスのジムが設けられている。」

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2014年1月23日  フジマル醸造所 (中央区)

CIMG6685.JPG「フジマルワイン醸造所を訪問して大阪産ワインについて紹介を受ける佐藤会頭(右)」 佐藤会頭は、27日に大阪産のぶどうを使ってワインを製造しているフジマル醸造所を視察した。同醸造所では、4年前から当地(中央区)で大阪産ワインの製造を開始。
 今回の訪問は、佐藤会頭が昨年11月6日にOSAKA STYLING EXPO2013が開催された高島屋大阪店で島之内フジマル醸造所のワイナリーコーナーに立ち寄り、2013年版大阪産ワイン生産の取り組みなどを藤丸社長からヒアリングしたことから実現したもの。
 案内を行った同醸造所の尾下氏は、「オーナーの藤丸氏は自らワインを製造するノウハウを吸収するため、ニュージーランドのワイン製造メーカー(クスダ)などで知識の吸収に努めてきた。その後カタシモワイナリー(柏原市)のバックアップを受け、2010年から委託醸造という形でぶどう作りから醸造までを開始した。
 大阪の柏原市や太子町は元々ぶどう作りが盛んな土地柄であるが、耕作者の高齢化や後継者不足が進んで、斜面などのエリアでぶどうを栽培する方が減ってきており、我々はこれらの耕作放棄地を少しずつ借受けてぶどう作りを始めた。
CIMG6688.JPG「佐藤会頭(左)に自社のワイン造りの経緯について説明する尾下氏(右)」 今では1.5haでぶどう栽培を行い、デラウェアなど数種類を作っている。ご存じのように、ぶどうは収穫までにかなり時間のかかる作物。当初の3年は実がならないこともあり、経営を安定させるため8年前には母体となるワインショップの開業から始め、少しずつワイン造りをできる環境を整えてきた。
 手作業で丹精込めて作られたぶどうはこの醸造所へ持ち込まれ、醸造、瓶詰めに至るまですべて自分たちの手行っており、1,500リットル(ワイン8,000本相当)入る樽が3基ある。また、ワイナリーの2階では常時試飲できるコーナーを設け、自社ワインはもちろん日本を始め、ワインショップならではの厳選された海外のワインも試飲することが可能。さらにランチ、ディナータイムには、旬な食材をふんだんに使用した料理を提供している。我々の思いは、『ワインを日常にする』ことで、会話の潤滑油に資することだ。
 そのために街のワイナリーを目指して当地でビジネスを開始した。」と紹介した。
 訪問を終えた佐藤会頭は、「かつて大阪ワインを試飲したことがあるが、久々に味わう大阪ワインはぶどうの個性を活かしてかなり進化していた。レストランでは大阪産の牛肉料理を提供するなど、地産地消にもこだわりが感じられる。都市型ワイナリーというコンセプトも斬新だ。機会があればまた立ち寄ってみたい。」と述べた。
CIMG6690.JPG「ワイナリー2階からワイン醸造用の樽を撮影」

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2014年1月13日~15日 香港・深セン視察

P1040458.JPG「キャセイパシフィック航空本社を訪問した佐藤会頭以下の使節団」 佐藤会頭は、1月13日から15日にかけて香港を訪問した。
 今回の訪問は、2010年7月に香港貿易発展局のマーガレット・フォン副総裁を訪問したのをきっかけに、フォン副総裁がその後2度に渡って来阪された経緯もあり、今回は佐藤会頭が、小嶋副会頭、安藤新関空会社社長ら一行15名を率いて自ら香港を訪問。今後の大阪と香港の一層の貿易・経済協力強化に向け、香港貿易発展局と大阪商工会議所の間でMOU(覚書)を締結するとともに、交通インフラの強化、ライフサイエンス・ヘルスケア分野、食ビジネスの交流拡大の可能性などを探った。




P1040460.JPG「次期COOのルパート・ホッグ氏に更なる増便と北米路線の開設を求めた。」 訪問を終えた佐藤会頭は、「香港のように人を集める仕組みを作る努力をもっと日本もすべきであり、その意味で香港でのフォーラム視察などは刺激的なものとなった。香港貿易発展局とのMOUは形式的なものではなく、実行に向けた検討会も開催するという項目も盛り込んだため、速やかに具体策を実行していきたい。USJへの外国人観光客のうち香港からの来場者数は3番目。今回エアポートプロモーション活動の一環で訪問したキャセイパシフィック航空には、USJ「ハリーポッター」エリアのオープンに向けた増便要請をしようと下交渉を進めていたところ、昨年末に2月からの増便が発表されたため、お礼に伺うことになった。また、3月に就任する次期COOのルパート・ホッグ氏との懇談では香港発・関空経由の北米便の就航をお願いしたところ、北米便も含めて、さらなる増便の可能性を早速検討すると大変前向きなお返事をいただいた。本年は、短期的にはUSJの「ハリーポッター」エリアのオープン、大坂の陣400年プロジェクト、中長期的な取り組みとしては香港との関係性強化など、期待をもてる1年にしていきたい。」と述べた。また同行したフジオフードシステムの藤尾政弘社長は、「数十年前、香港には夢があると感じたことを改めて思い返した。ぜひ香港に店舗を出してみたい。」と意欲を見せたほか、MICE戦略に関心を持つ大阪国際会議場の清水専務は、年間の国際会議誘致件数をあと10件ほど増やせるよう努力していきたいと述べた。
P1040563.JPG「香港貿易発展局では年間を通じて様々なイベントを開催し海外から多くのMICE客を誘致している。写真は香港ファッションウィークの会場」 今回キャセイパシフィック航空への訪問にあたってはUSJや兵庫県の代表者も参加。また一行は滞在中、深センの蛇口新区に建設中のショッピングモ-ルを視察したほか、香港貿易発展局の案内で、コンベンション施設や開催中のイベント(アジア金融フォーラム、香港ファッションウィーク、ワールドブティック)を視察するとともに、MICE戦略の進め方などについて幹部と意見交換を行った。このほか、インターグループの前田専務の案内で、香港に設立された英国系の私立インターナショナルスクール「ハロウ・インターナショナル香港校」を視察し、グローバル人材育成の現場も見学を行った。





P1040784.JPG「MOU調印に先駆けて香港貿易発展局の幹部より、MICE戦略の進め方についてヒアリングを行った。」P1040839.JPG「香港貿易発展局と大商との間で調印されたMOU。左がマーガレット・フォン副総裁、右が佐藤会頭」

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2014年1月7日 うるま御殿(大正区)

CIMG6565.JPG「 「第1回大正ものづくりフェスタ」の模様などについて報告を受けた佐藤会頭(左から2人目)」 1月7日、佐藤会頭は大正区のうるま御殿を訪れ、筋原章博・大正区長、西川典男・西支部長(大商議員)らと懇談を行った。
 懇談には㈱アオキの青木豊彦会長や途中から地元選出の国会議員である佐藤茂樹氏(厚生労働副大臣)らも加わり、大正区のみならず大阪のモノづくり企業の現況や宇宙開発などについて様々な意見や情報交換の機会となった。
 会場となったうるま御殿は、南恩加島の交差点南東角からすぐのところに立地し、手軽に沖縄料理を楽しむことができる店舗としても著名。また席上、大正区役所が中心となって実施した「第1回大正ものづくりフェスタ」の模様などが話題となった。
 西支部の西川支部長は、「西支部管内だけでも、6区合計すると35万事業所、49万人の人口があり、なかでも大正区は’ものづくり’で伝統のある地域。
 当支部では、西部エリアの企業間交流によるブランド創出事業にも力を入れて取り組んでいる。」と語った。訪問を終えた佐藤会頭は、「大正区では、区役所が率先して大正ならではのモノづくりによるおもてなしに熱心に取り組んでおり、大変感銘を受けた。また西支部が地元に密着した素晴らしい活動を展開していることを嬉しく思う。」と述べた。
CIMG6575.JPG「うるま御殿では沖縄民謡ショーが開催され好評を博している。写真左は飛び入り参加の筋原大正区長」

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2014年1月6日 大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション (中央区)

1月7日大阪城3Dマッピング視察_0456.JPG「西の丸庭園には観客席が設けられ、光のエンタテインメントを楽しむことができる。」 1月6日夕刻、佐藤会頭は大阪城西の丸庭園を舞台に12月中旬から始まった大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションを視察した。
 同イベントは大阪観光局が新たな冬の風物詩を作ろうとハウステンボスの協力を得て初めて実施したもの。2013年12月14日の点灯式には本会議所から倉持副会頭が出席したのに続き、今回は佐藤会頭が現場を視察。
 3Dマッピングによる立体映像投影では、大阪城天守閣の西側がスクリーンとなり、色鮮やかに7変化する光のエンターテインメントショーが繰り広げられた。
 同ショーの観覧席が設けられている西の丸庭園では、同時開催されている「ジュエル イルミネーションンショー」や「光のビッグブルー」などを楽しむ多くの見物客で賑わっていた。
 視察を終えた佐藤会頭は、「冬の期間、夜の大阪城にこれだけの集客が実現したのは初めてではないか。まずは成功と言える。大阪城の観光資源としての潜在力を改めて実感することができた。今後の更なる集客に向けて海外エージェントへの周知PR、迎賓館の有効活用や大手門周辺との連携などに取り組んでほしいが、3Dマッピングは2度、3度と回数を重ねてイベントノウハウを積み重ねれば、歴史的建造物と現代IT技術のコラボによる名物エンターテインメントとして定着するだろう。」と語った。イベントは2014年2月16日まで開催されており、大阪観光局ではこの機会に多くの観光客に大阪城に足を運んでもらうよう呼び掛けていいる。会場には数多くの屋台も並んでいる。
CIMG6408.JPG「光の芸術により大阪城が大変身」

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