2012年4月10日 株式会社エンジニア(大阪市東成区)、コドモエナジー株式会社(旭区)、そば処ます枝(旭区)

 4月10日、大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭はエンジニア(大阪市東成区)(平成23年度全国発明表彰 日本商工会議所会頭発明賞を受賞)とコドモエナジー(同旭区)(平成23年度ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞)を訪問し、モノづくりを支える会員企業の経営トップと情報交換を行った。


20120425◎エンジニア.JPG「高崎充弘社長(右から2人目)から製品試作について説明を受ける佐藤会頭(左)」 ■エンジニア
 最初に訪問したエンジニアの髙崎充弘社長は、同社のヒット作「ネジザウルス」シリーズ(ねじの頭部がつぶれたり錆びたりしたものをしっかりはさんで外すことができる工具)の新機種投入で今年度は10万本を超す大幅な売り上げ増を達成したと話した。
 同商品は世界市場でも独自性があり、今後海外市場の獲得にも取り組んでいきたいと語る一方、今回の消費者市場参入の成功は、顧客愛用カードから拾い上げた少数派意見に対応した製品改良、さらにはパテントとデザインの融合化がカギになったと分析した。




20120425◎コドモ.JPG「岩本泰典社長(左から2人目)は、有田焼の伝統技術を応用してエネルギーフリーの蓄光発光タイルを開発」■コドモエナジー
 2004年にコドモエナジーを立ち上げた岩本泰典社長は、有田焼の伝統技術を応用した高輝度発光畜光タイルなどの製品を開発。産業総合技術研究所関西センターと産学官連携により品質向上に努めていると語り、今後は、電力に依存しない発光機能を持った新しい建材として、避難誘導板など様々な用途に活用の場を広げていきたいと抱負を語った。
 また岩本社長が代表を兼務するアルファユニット(同旭区)は、製造業向けに品質管理検査などの代行業務を展開。全国のメーカー向けに24時間体制で対応。リーマンショック後の厳しい生産調整の時期も気合いと根性を礎に乗り越えてきたと語った。


20120425ます枝.JPG「佐藤会頭はそば処ます枝を訪問し、店舗改装状況などを視察した。」 ■ます枝
 佐藤会頭は、1月15日に朝日放送のラジオ番組(大商が「磯部・柴田の日曜のびのび大放送」内で提供している大商の情報を発信するコーナー「イソベっちの、前へ前へポッポー」)にゲスト出演した、そば処ます枝(同旭区)の宮崎道夫氏を訪ね、ラジオ出演に対して感謝の意を伝えた。

2011年3月25日 天下の台所 ざこばの朝市

2012年3月25日 天下の台所 ざこばの朝市 視察写真.JPG「強風の中、安治川沿いの遊歩道で開かれたイベントを視察。」 第1回「天下の台所 ざこばの朝市」が、大阪市中央卸売市場の南エリア(安治川沿いの遊歩道)で実証実験を兼ねて行われた。開催当日(平成24年3月25日(日))は、強風で肌寒さが残る中、約2千名が来場。「競り」体験や海鮮バーベキューなどを楽しんだほか、朝市で新鮮な魚介類などを買い求める市民で賑わった。本事業は、大阪市中央卸売市場周辺の活性化を目指した取り組み。佐藤会頭は、水都大阪の新たな観光資源として定着していくことを期待していると語った。

2011年2月6日 塩野義製薬株式会社 医薬研究センター(豊中市)

20120225◎塩野義.JPG「手代木社長から医薬研究センターの概要と研究活動につき説明を受ける」■塩野義製薬
  6日、大商の佐藤茂雄会頭、灘本正博専務理事は、塩野義製薬のシオノギ医薬研究センター(豊中市)を訪問し、手代木功副会頭(同社社長)らと意見交換した。
  同センターは、これまで4カ所に分散していた同社の研究機能を統合して昨年8月に開設。当日は、最新鋭の設備を備える研究棟を視察し、新たな医薬品開発に向けた研究活動に関する説明を聞いた。
  医薬品開発は、昨年12月に指定を受けた関西イノベーション国際戦略総合特区の対象となる事業分野の一つ。佐藤会頭は「特区の活用には、『ビジネスマッチング』がカギになる。大商としても取り組んでいきたい」と語った。

2012年2月1日 通天閣観光株式会社(浪速区)

20120201通天閣で豆まき④.JPG「大大阪時代の賑わい復活をと勢い良く豆まきを行う佐藤会頭(中央)」 佐藤会頭は、2月1日(水)に開催された2012年通天閣「節分福豆まき」のイベントに参加した。本年の行事は、新世界100周年と銘打っておこなわれ、劇団創設90周年を迎えたOSK日本歌劇団から高世麻央氏らも参加。佐藤会頭は、「大大阪時代の賑わいを復活させるためには、事業の「鬼」も必要。福は内、鬼も内の心意気により、全員参加で大阪経済を盛り上げていきたい」と挨拶、福袋に入った福豆を大勢の来訪者に撒いた。イベントの主催は、通天閣観光株式会社(西上雅章社長)。本会議所では、なにわなんでも大阪検定の今年度3級のテーマ問題を「100周年を迎える新世界と天王寺動物園にまつわる今昔」に設定。大大阪時代の世情を振り返る機会を提供している。

2012年1月30日 日立造船株式会社 築港工場(大正区)、大阪市環境局東淀工場(東淀川区)

20120225日立造船.JPG「築港工場(大正区)を訪問し、環境分野の次世代成長ビジネスへの取り組みをヒアリング。」■日立造船築港工場、 大阪市環境局東淀工場
  1月30日、大商の佐藤茂雄会頭、灘本正博専務理事、西田賢治常務理事・事務局長は、日立造船の築港工場(大阪市大正区)や、同社が焼却炉を設置した大阪 市環境局東淀工場(同東淀川区)を訪問し、古川実副会頭(日立造船会長兼社長)や同社幹部らと意見交換した。
  同社では、古川会長兼社長の下、造船業から環境分野へのビジネスモデル転換を積極的に推進。今回の訪問では、築港工場で次世代成長ビジネスをにらんだフレ ネル式太陽熱装置や有機EL製造装置、さらには津波対策のフラップゲートなど、最先端技術開発の状況について説明を受けた。
  また、大阪市環境局東淀工場を見学した佐藤会頭は、「周辺の環境に十分配慮した建物の外観に驚かされた。焼却炉で発生する余熱を活用して発電し、売電も可 能となっている。こうした設備を東日本大震災による『がれき処理』のみならず、アジアの新興国でも幅広く活用してもらいたい」と感想を述べた。

2012年1月18日 関西商品取引所(西区)、マロニー株式会社(吹田市)
 JR吹田駅操車場跡地エリア(吹田市)

20120225◎関西商品CIMG0980.JPG「岡本安明理事長(左から2人目)から旧立会場について説明を受ける佐藤会頭」■関西商品取引所
  1月18日、大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭らは、関西商品取引所(大阪市西区)を訪問した。
  同取引所は、昨年8月に「コメ」の先物市場を72年ぶりに復活させるなど、江戸時代の堂島米会所の流れを汲む西日本唯一の取引所。懇談では、同取引所の岡 本安明理事長はじめ、岡本昭・岡安商事代表取締役らから「国際競争力のある大型取引所を目指し、取引所の統合・再編により機能強化を図ってきた」との説明 を受けた。
  その後、コメ先物取引が行われている前場第3節システム取引や旧立会場を見学した佐藤会頭は、「先物取引発祥の地である大阪にとって、関西商品取引所はなくてはならない機関。今後もアジアに開かれた商品市場として活躍の場を広げてほしい」と感想を語った。


20120225◎マロニーCIMG1006.JPG「河内幸枝社長(中央)は、経営のIT化により製造現場の改革にも取り組んでいると語った。」■マロニー
  1月18日、大商の佐藤茂雄会頭は食品製造業のマロニー(吹田市)を訪問した。同社の河内幸枝社長は、「創業者である父の後を受け、社長就任後25年かけ て『家業から企業へ』と経営改革を進めてきた。特に生産現場との融合化を進めるためIT化に注力し、経営の効率化、透明化に努めてきた。自社商品の完成度 が高かったことから独自市場の開拓に成功。主婦感覚に視線を置いたCM戦略で培ってきた自社ブランド力と品質の相乗効果により、直近の年商は、社長就任時 と比べてほぼ倍増した」と語った。
  今後の課題として、河内社長は、「冬季に偏る需要を平準化するため、夏場や健康志向の消費者をターゲットとした商品の市場開拓を挙げる一方、今後の成長に 向け、長野県に国内4カ所目となる新工場を立ち上げるなど、製造拠点のリスク分散化も進めている」と述べた。



CIMG0990.JPG「近接するメロード吹田ビルから操車場跡地エリアを見学」■JR吹田駅操車場跡地エリア
 平成24年1月18日(水)、佐藤会頭は、吹田市岸部のJR操車場跡地を見学した。同エリア一帯は、吹田市民病院や国立循環器病研究センターの移転候補先として取り上げられており、医療関係の企業立地の可能性、交通アクセスや周辺環境などの実態把握が目的。そのため、当日はメロード吹田ビルの38階より全体の把握に努めた。

2012年1月13日 株式会社羽柴(北区)、田淵電機株式会社(淀川区)

1月13日(金)、佐藤会頭、灘本専務理事、西田常務理事らは、㈱羽柴(北区)と田淵電機㈱(淀川区)を訪問し意見交換を行った。
20120125◎羽柴.JPG「白川基光社長(中央)の案内で社内を視察する佐藤会頭(左)」■羽柴
 最初に訪問した㈱羽柴は、ソリューションビジネス分野のシステム開発やブロードンバンド運営などを手掛け今年30期目を迎えるIT企業。代表取締役の白川基光氏は御堂筋オープンフェスタのインターネット放送を受託し地元貢献にも積極的に取り組んでいる。
 佐藤会頭との意見交換で白川社長は、「常に自社の経営理念である“全てに感謝する経営”を念頭に事業を展開してきた。7年前に社内コンプライアンス委員会を立ち上げ、クライアントの情報管理等を積極的に推進。来る2月のベトナムミッションに参加し、同国でのソフト開発の可能性を見極めて前に進めたい。」と抱負を述べる一方、日本では、首都圏直下型の大震災も想定されることから、わが国の中枢機能と経済機能の2極バックアップ体制が整備されるよう是非国に働きかけて欲しいと要望を行った。




20120125◎田淵.JPG「大商議員である田淵暉久会長(左)は、当日自社のベトナム進出事例などを紹介した。」 ■田淵電機
 田淵電機㈱は、1925年福島区大開町で創業。昨秋、本所議員に就任された代表取締役会長の田淵暉久氏、貝方士利浩社長の下、自然エネルギー分野での先進企業を目指し「EneTeLus」事業を積極的に展開。
 懇談で田淵会長は、「トランス製造、電源事業を経て、現在では太陽光パワーエネルギー事業(太陽電池や燃料電池が発電した直流電力を交流電力に効率的に変換)に注力し国内工場でシステム生産を行っている。
 既存の電子部品製造は海外生産にシフトしており、現在の生産拠点体制を構築するまで、国内外10カ所で進出・撤退を体験してきた。ベトナム田淵電機は、2008年7月に北部バクニン省の工業団地に会社を立ち上げ。労働集約型の高周波トランスの量産製造を進めるべく従業員1,500名を雇用。このほか中国、タイなどで生産を行っている。」と紹介し、長年の海外展開で得た現地進出の秘訣を披露した。

ページの先頭へ