ブランドというと広告宣伝を大規模に行える大企業しか取り組めないと考えるかもしれませんが、資金や人材面で制約を受けやすい中小企業こそブランドを基軸にしたアプローチが必要です。
中小企業のブランド構築の目的は差別化を図り顧客や生活者に選ばれ続けるための‘企業力’を高めることです。従来通りに事業を続けるだけでは何も生まれません。自分たちの強みやこだわり、他と何が違うか等を明確にし、それを製品やサービス等を通じて顧客へ分かりやすく、印象的、そして効率的に伝えることが必要です。また、企業として社員の拠り所となる価値観を示し、トップと社員が一体となってより強い企業体質をつくることが必要です。これを推進するのがブランドであり、その地道な活動の積み重ねにより、強いブランドが生まれ、企業力が高められます。 |