強いブランドを持つ企業は、大きく分けて3つの観点よりメリットを享受することができます。
メリット1:価格競争からの脱却や顧客との関係性の確立、マーケティング活動の効率化を実現します。
「顧客」は、企業の提供するモノやサービスに安心や期待、そして満足感を期待します。 それらを表す“旗印”としてのブランドがあれば、顧客の頭の中に「あのブランドなら安心、信頼、期待できるだろう」「また選んでみよう」といった情緒的な価値を提供することができます。
この場合の顧客は一般消費者に限りません。BtoBの仕事であっても、自社での活動を通じて顧客企業から「あの企業との取引なら大丈夫だ」と感じてもらうことにより、継続的な購買に結び付けることができます。
メリット2:自社の“らしさ”が明確になり、会社としての一体感を生み出すことができます。
「社員」は、ブランドを通して自社の方向性やビジョン、あるいは使命を知ることにより、企業全体で同じ意識や価値観を共有することができます。そして自社の強みや‘らしさ’を踏まえ、それらを拠り所とした一貫性ある事業展開につながります。
メリット3:差別化を図り、効率的なマーケティング活動の実践につながります。
ブランドを通して自社の強みやこだわり等を顧客や生活者に分かりやすく伝える創意工夫をすることにより、顧客や生活者の選択機会や購入動機を高めることができ、より効率的なマーケティングの実践が可能になります。 |