しかし、思わぬ成果もあるものであります。一つは、シアトルで開催しました大阪、神戸、京都で行った企業誘致や観光のプロモーションセミナーでは、私自身もＰＲにこれ努めたわけですが、その席で運営側のスタッフがやって来て言うには、シアトルの国際会議場でマグロの解体ショーと堺名産の刃物を一緒にして展示会を企画しようとしていて、誰か紹介して欲しいと言うのです。ちょうど今回大阪からの訪問団には堺に本社のある大起水産の佐伯社長が加わっておられましたので、運よくご紹介することができたわけで、こういうラッキーな繋がりもあるわけですね。
　本当に実現するかどうかは今後の展開如何でしょうが、なるほどマグロの解体には切れ味の鋭い包丁が必要です。刃物は堺産が日本国内のみならず中国でも有名ですが、これをマグロの解体ショーに結びつけて国際見本市を企画するとは恐れ入りました。結局、MICEは企画力の勝負であると言いたいのでありまして、我々もこういった発想がすぐに出てくるように努力していかねばならない、そう言ったことを教えられたこと自体がシアトル訪問の成果でありました。　
「関西セミナーの模様」「シアトル記念式典後のパーティ」