「エッカート・ヴュルツナー  ドイツ・ハイデルベルグ市長との懇談」(平成27年4月14日)

 冒頭、佐野吉彦氏(安井建築設計事務所代表取締役社長)、田邊 隆一氏 (日本電産株式会社監査役/元外務省大阪大使)からエッカート・ヴュルツナー  ドイツ・ハイデルベルグ市長のご紹介がり、その後、意見交換が行われた。

「エッカート・ヴュルツナー  ドイツ・ハイデルベルグ市長との懇談」(平成27年4月14日)

概要

日時:2015年4月14日(火) 10:30~11:30
場所:3階貴賓室
来訪者:Dr. Eckart Würzner (エッカート・ヴュルツナー) ドイツ連邦共和国ハイデルベルグ市長
    Ms. Nicole Huber(ニコル・フベアー) ハイデルベルグ市ジェネラルマネージャー
    佐野 吉彦氏 (安井建築設計事務所代表取締役社長)
    田邊 隆一氏 (日本電産株式会社監査役 元外務省大阪大使)

主な懇談内容:以下の通り
 冒頭、佐野吉彦氏(安井建築設計事務所代表取締役社長)、田邊 隆一氏 (日本電産株式会社監査役/元外務省大阪大使)からエッカート・ヴュルツナー  ドイツ・ハイデルベルグ市長のご紹介がり、その後、意見交換が行われた。
 席上、同市長は「ハイデルベルグ市の人口は約15万人。市内には600年以上も前に創設されたドイツで最も古いループレヒト=カールス大学があり、医療・ライフサイエンス分野の研究も盛んだ。今回の訪問目的の一つは京都大学内にハイデルベルグ大学のオフィスを設けて今後、関西地域との交流を深めていくことにある。ハイデルベルク市ではこれまでにも国際的な専門分野連携や交友ネットワーク充実に積極的に取り組んできた。1976年に設置されたハイデルベルク・クラブ・インターナショナルはその活動の一環であり、世界の主要都市と国際的な協力関係を促進するべく、私自身が会長をつとめている。」と紹介を行った。

 これに対して佐藤会頭は、「大阪・関西は、国家戦略特別区の指定をうけ、大阪商工会議所でも先端的な医薬品・医療機器等の研究開発・事業化を推進している。次世代医療システム産業化フォーラムでは医工連携で具体的な製品化の事例も出始めている。ハイデルベルグは「アルト・ハイデルベルグの思い出」で有名で、大学時代から諸先輩憧れの地であるのは知っていたが、メディカルの分野で有名だとは正直存知あげなかった。今後は医療やライフサイエンス分野で交流を深めるチャンスがあれば素晴らしいと感じた。ぜひ機会があれば一度訪問してみたい。」と応じた。

 懇談を終えた佐藤会頭は、「ハイデルベルグ大学と同附属病院で、合計約15,000人が働くなど、ドイツ最先端のバイオテクノロジー中核拠点となっていることが理解できた。特に生物学、細胞研究などに強みをもっており、今回の京都大学との連携に加えて、私自身が理事を務める国立循環器病研究センターとの連携なども有益ではないか。一度話をしてみたい。」と感想を述べた。

CIMG0767.JPG「佐藤会頭(右から2人目)にハイデルベルグ市について紹介するエッカート・ヴュルツナー市長(左から3人目)」