関西経済界と関西広域連合との意見交換会について(平成26年1月23日)

 佐藤会頭は、2014年1月23日(木)に開催された関西経済界と関西広域連合との意見交換会に出席し意見開陳を行った。席上、佐藤会頭は、1月中旬に香港を訪問した折の体験をもとに広域連合の活動の参考にして欲しいと以下の通り述べた。

関西経済界と関西広域連合との意見交換会について

懇談概要

□日 時:2014年1月23日(木)12:30~15:00
□場 所:大阪国際会議場 12階 特別会議室

□出席者:以下の通り(敬称略)
<関西広域連合>
 連合長  井戸 敏三 兵庫県知事
 副連合長 仁坂 吉伸 和歌山県知事
 委員    嘉田由紀子 滋賀県知事
       山田 啓二 京都府知事
       松井 一郎 大阪府知事
       平井 伸治 鳥取県知事
       飯泉 嘉門 徳島県知事
       門川 大作 京都市長
       竹山 修身 堺市長
       久元 喜造 神戸市長

<関西経済界>
  大阪商工会議所 佐藤 茂雄 会 頭
          西村 貞一 副会頭
          小嶋 淳司 副会頭
  関西経済連合会 森  詳介 会 長
          寺田千代乃 副会長
          山口 昌紀 副会長
          森下 俊三 副会長
          松下 正幸 副会長
          沖原 隆宗 副会長
          佐藤 廣士 副会長
  京都商工会議所  柏原 康夫 副会頭
  神戸商工会議所  大橋 忠晴 会 頭
  堺商工会議所   前田 寬司 会 頭  
  関西経済同友会  鳥井 信吾 代表幹事
  滋賀県商工会議所連合会  大道 良夫 会 長
  和歌山県商工会議所連合会 吉田  擴 副会長
  鳥取県商工会議所連合会  藤縄 匡伸 会 長
  徳島県商工会議所連合会  近藤 宏章 会 長

□内 容:佐藤会頭は、2014年1月23日(木)に開催された関西経済界と関西広域連合との意見交換会に出席し意見開陳を行った。
 席上、佐藤会頭は、1月中旬に香港を訪問した折の体験をもとに広域連合の活動の参考にして欲しいと以下の通り述べた。「香港では和食、和牛がブームになっているが、残念ながら神戸牛や近江牛はお店においておらず、あまり浸透していないようだ。現地で良く浸透しているのは九州方面の産品で、佐賀牛などがその好例だ。我々が売り込みに成功していない原因は、マーケット調査不足、末端までのデリバリー体制の問題、畜産農家の育成など多岐にわたり、これらを解決しないと兵庫県香港事務所の所長が孤軍奮闘しても九州に太刀打ちはできないだろう。この事例からわかるように、関西ブランドを香港に浸透させるには、関西広域連合全体で兵庫県香港事務所を支援する体制を整えることが重要。それが我々にとっての課題だ。シアトルを訪問した折にも、現地の方から堺の刃物とまぐろの解体ショーを組み合わせたイベントの提案があったが、このように、もはや総論ではなく、具体的な取り組みを実行に移すことが大事。」と問題提起を行った。このほか西村副会頭は、ロンドン五輪での事例を参考に、2020年の東京五輪では、「文化首都」を目指す関西が中心になって、文化プログラム「カルチュラル・オリンピアード」を展開することを提案したいと発言。また小嶋副会頭は、和食が世界遺産に認定されたインパクトをさらに活かす方策を考え、それらを一つにまとめてインバウンド拡大につなげるとともに、様々な産業分野でのビジネスマッチングのためのプラットフォームを活用して広域で連携していくべきだと述べた。

CIMG6667.JPG「会合冒頭挨拶を行う井戸関西広域連合長」
CIMG6680.JPG「大阪商工会議所からは佐藤会頭、西村副会頭、小嶋副会頭らが出席して意見を述べた。」