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大商ニュース   2021/6/25号



事業継続支援策の強化を 中堅・中小・小規模企業対策を要望

 大阪商工会議所はこのほど、「令和4年度中堅・中小・小規模企業対策に関する要望」を菅義偉首相はじめ経済産業相、中小企業庁長官ら政府・与党関係者や、大阪府知事、大阪市長らに建議した。今後、政府で本格化する来年度予算要求の策定への反映を目指し、要望する。要望は会員企業へのアンケート調査や部会・支部代表者の意見などを踏まえ、中堅・中小企業委員会(委員長=更家悠介・サラヤ社長)が取りまとめたもの。4本柱で構成し、全53項目。
 第1の柱「コロナ危機下の事業継続支援策の強化」では、資本支援や雇用調整助成金の特例措置の延長など、観光関連、飲食、宿泊業などをはじめ、経済的苦境にある中小企業等への事業継続支援策に万全を期すことを求めた。
 第2の柱「アフターコロナに向けた成長・飛躍への強力な支援」では、
「事業再構築補助金」の使い勝手の向上やデジタルやグリーン分野への進出を促す新たな類型の創設、「小規模事業者持続化補助金」「ものづくり補助金」「IT導入補助金」をアフターコロナの反転攻勢を支える補助金として新たに位置付けることを提案した。また、サイバーセキュリティ対策への支援強化や、スタートアップの創出・成長、越境ECを含むオンライン商取引への支援などを要望。
 第3の柱「弱体化する地域経済を支える中小企業等の体力回復」では、
コロナ禍で対応が遅れる事業承継への支援強化、中小企業等の実態を考慮した最低賃金水準の設定や、女性、シニア、外国人材など多様な人材の活躍支援、商店街活性化・まちづくり支援の拡充などを盛り込んだ。
 第4の柱「中小企業関連税制の一層の拡充」では、中小法人の交際費の損金算入特例の拡充・延長や、コロナ禍で令和3年度に限り措置されている土地に係る固定資産税の据え置き措置の延長などを求めた。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


大阪万博に向け夢洲で実証実験 9件が実験実施候補者に

 大阪商工会議所は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会とともに、万博の会場である夢洲における実証実験の公募を、1月18日~2月19日実施した。提案があった39件のうち、10件が最終選考を通過し、採択を受諾した9件が実験実施候補者となった。
 公募の対象は、先進的なまちづくり、IoTやロボットテクノロジー、自動運転、ドローン、AIなどの分野で、革新的な製品、サービスなどの開発を目指す実証実験。実験可能期間は2022年秋頃まで。万博に向けた機運醸成の一環として、企業などによるイノベーション創出の促進のため実施した。1月13日に開催した公募説明会は635人が視聴した。
 39件の提案は、外部有識者ら5人で組織する選考委員会(座長=広瀬正・大阪府立大学特任教授)による1次選考(書類選考)と2次選考(プレゼンテーション)で選考され、10件の提案が最終選考を通過。9件が採択を受諾し、実験実施候補者となった。
 実験実施候補者による提案は大商、大阪府、大阪市が設置する実証事業推進チーム大阪(チーム大阪)に推薦済み。チーム大阪では案件の実験内容や実験場所などの協議・調整を順次実施している。



【問合せ】産業・技術振興担当TEL6944・6300


優良商工従業員を表彰 8月27日まで 推薦受け付け

 大阪商工会議所はこのほど、「優良商工従業員表彰」被表彰者の推薦受け付けを開始した。
 同表彰は1970年に開始、被表彰者は2万686人に上る。昨年度は200人が表彰された。多数の利用企業から、社員の「励みになる」「定着につながる」と好評を得ている。
 「永年勤続優良従業員表彰」(勤続満25年以上対象、前年度表彰126人)、「中堅優良従業員表彰」(同10年以上対象、同40人)、「年度最優秀従業員表彰」(同3年以上対象、同34人)の3種類の区分で表彰推薦を受け付けている。
 推薦書式と記入例はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/Jigyou/yuuryou/)からダウンロードできる。推薦書の提出期限は8月27日。
 表彰式典は11月5日午前に大商・国際会議ホールで開き、大商会頭名の表彰状が授与される。推薦者分担金は2万2000円(1人当たり税込み、記念品などに充当)。大商会員限定。

 大阪商工会議所が実施する今年度の「優良商工従業員表彰」の区分と被表彰者の資格は表のとおり。



【問合せ】研修・採用支援担当TEL6944・6421


12月12日に大阪検定 テーマは「世界遺産百舌鳥・古市古墳群のある街」

 大阪商工会議所は12月12日、「第12回なにわなんでも大阪検定」を、大阪府立大学中百舌鳥キャンパス、大阪工業大学大宮キャンパス、りそなグループ大阪本社ビル、大商、アジア太平洋トレードセンター(ATC)で実施する。今年のテーマは「世界遺産 百舌鳥・古市古墳群のある街」。
 大阪検定は、大阪の持つ歴史・文化の奥深さを再発見することで、郷土愛と誇り(シビックプライド)を醸成することを目的に2009年度から実施。これまで約3万7400人が受験している。
 試験種別は初級と上級の2種別で、受験料は初級が4200円、上級が6300円。企業・団体は、10人以上の申し込みで受験料が1割引になる。小中高生は初級受験料が無料。
 家族チームで初級試験の平均得点を競う「家族対抗・大阪力No.1決定戦」は、小学生の部に加え、中学生の部を新設。高校生チームで初級試験の合計得点を競う「高校生対抗・大阪力No.1決定戦」も実施する。
 申し込み締め切りは10月19日。受験要項(申込書付)は6月下旬から大商、大阪府内の主要な書店などで配布する予定。詳細はホームページ(https://www.osaka-kentei.jp/)に掲載。
企業・団体は、10人以上の申し込みで受験料が1割引

【問合せ】大阪検定事務センターTEL6944・7728


食創造都市 大阪推進機構 トップ会議で意見交換

 食創造都市 大阪推進機構(事務局=大阪商工会議所、大阪観光局)は3日、同機構の共同代表である大商の尾崎裕会頭、大阪観光局の溝畑宏理事長によるトップ会議を開き、識者から意見を聞いた。
 出席者は同機構顧問の生駒京子氏(関西経済同友会代表幹事)、プロデューサーの澤田充氏(ケイオス)、鈴木裕子氏(Office musubi)、シニアアドバイザーの辻芳樹氏(辻調理師専門学校)、アドバイザーの門上武司氏(あまから手帖)、勝見博光氏(グローバルミックス)の8人。オンラインで集い、大阪・関西万博に向けての同機構の方針と戦略について意見交換した。
 同機構は、昨年度7人のシェフのコラボによるポップアップレストランやシェフ達の学びの場「シェフズアカデミー」などの事業に取り組んできたが、SNSなどでの発信が不十分であると指摘された。また、食の街大阪をどのターゲットにどのように打ち出すべきかなどの戦略に関しても具体的に意見交換した。今後は、同会議で出された意見を集約し、大阪・関西万博に向けた方針・運営に生かしていく。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


医療従事者を食で応援 企業からの協賛募集

 食創造都市 大阪推進機構(事務局=大阪商工会議所、大阪観光局)は、新型コロナウイルスの脅威が続く中、最前線で闘う医療従事者を食で応援する「困ったときほど美味しいものを!」プロジェクトを昨年7月から実施している。現在は全国から集まった医療従事者に少しでも元気になってもらおうと、大阪コロナ重症センターの医療従事者へ週1回のペースで夕食を届けている。実施期間を8月末まで延長することを決め、引き続き支援を行っていく。
 同活動を周知し、支援を求めることで持続的な運営を行うため、今年2~3月までクラウドファンディングを実施し個人からの協賛金を募った。今回の延長に伴い、再度クラウドファンディングを実施し、広く支援を呼びかける。1口5000円から。募集は7月31日まで。詳細はホームページ(https://camp-fire.jp/projects/view/438273)に掲載。
 同プロジェクトに賛同いただける企業の協賛を改めて募集している。申し込みは1口10万円から。大商で受け付ける。

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


マクロミクロ――スイートピー

 スイートピーが好きで、ここ数年は毎年、種から育て春に咲く花を楽しんでいる。この原稿が掲載される頃は咲き終わっているが、原稿を書いている6月初旬は最後のピーク。名残惜しい思いでいっぱいだ。
 好きな理由。花の形が可愛らしく色が豊富。色は咲くまでわからないのでワクワク感がある。周囲に絡みつきながら伸びるつるの先に、ときおり植物らしからぬ意思が宿っているように感じられる点にも魅かれる。
 昨年の晩秋に蒔いた30個の種から年末頃、27本の芽が次々と姿を現した。27色の花が楽しめると胸が躍った。どんなひ弱な株でも何色が咲くかわからないので、間引くことなく大事に育てた。
 4月上旬から朱、ピンク、濃紫、薄紫、白をベースに、濃淡の違いで色とりどりの花が咲いた。少しでも多くその色、姿を残したいと、スマホで写真を撮りまくり、悩みに悩んで選んだお気に入りの一枚は、スマホの背景画面に納まっている。
 2カ月以上、目を楽しませてくれたスイートピーとももうすぐお別れ。来シーズンもベランダと食卓の彩り、心の癒しを求めて植えるのは間違いない。(C)


第1回ビジネス講演会 ワークマン式「しない経営」

 人気の新業態店舗「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」を展開し、ワークマンの好業績を支える立役者、土屋哲雄専務取締役が、「しない経営」「エクセル経営」の手法で改革を実行し4000億円の空白市場を切り開いた秘訣や組織運営などについて、自身の体験談を交えて率直に語る。事前申込先着順(原則1社につき1人)。無料。

【日 時】8月27日(金)11:00~12:30
【場 所】大阪商工会議所
【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


「大阪の至宝」2022年カレンダー 早期割引受け付け開始

 大阪商工会議所は、大阪中之島美術館の協力を得て発行・販売する「『大阪の至宝』2022年カレンダー」の購入受け付けを開始した。
 来年2月にオープンする「大阪中之島美術館」は、世界に誇る美術やデザイン作品を6000点以上所蔵。今回はその中から、マリー・ローランサン、ミュシャなど12点の名品を厳選し掲載する。社名を印刷でき、取引先への贈答、PRツールとして好評。
 8月20日までに申し込むと早期割り引きが適用され、会員向けの販売単価は、吊り下げ型610円、卓上型390円(税・送料込み、会員価格、50~199部注文の場合)。部数に応じて価格が異なる。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/calendar2022/)に掲載。

【問合せ】会員組織担当TEL6944・6277



◆お知らせ
 大阪商工会議所では、新型コロナウイルス感染の拡大防止に向けて、事業を中止・延期をする場合があります。その場合にはホームページの「セミナー・イベントカレンダー」(https://www.osaka.cci.or.jp/event/)などに掲載します。

◆個人情報の取り扱い 大阪商工会議所が主催するセミナーなどの参加申込書にご記入いただいた情報は、大商からの各種連絡・情報提供に利用するほか、講師には参加者名簿として提供します。


大商のがんばる会員さんを紹介します!

◆スタジオを開設しエクササイズをプライベート&オンライン指導
 バレエダンサーのジュリオ・ホバスは「ダンサーのためのヨガ」としてジャイロキネシス®を創始した。その派生型で専用マシンを使うのがジャイロトニック®だ。それらの認定トレーナーの青木陽子さんは、大きなスタジオを時間借りして指導していたが、コロナ禍で困難に。そこで昨年10月、ドイツ製の専用マシンを輸入し、西区靭本町にスタジオ「Soleil」(ソレイユ)(https://soleil-st.com)を開業した。
 1対1のプライベートレッスンで3密を回避。スタジオの消毒も時間にしばられず徹底し、オンラインクラス用の映像機材も常置できる。
 自身の体調と側弯症の改善に役立ったジャイロキネシス®・ジャイロトニック®をさらに普及させようと、青木さんは挑戦を続ける。

◆国産にがりと有機栽培大豆で丁寧に作る、大豆本来の味のお豆腐
 食品偽装に大量の農薬使用問題。日本の食糧事情は、実は良い点を見つける方が難しい。この問題に一石を投じたいと、大量生産ではなく本当に安心して食べられるお豆腐を作ることにしたのが「まるしん豆冨店」である。
 あべのベルタ(大阪市阿倍野区)地下1階の店舗には、自然栽培の農家から直接仕入れた大豆を、毎日丁寧に加工した商品が並ぶ。大豆本来のうま味や健康成分が凝縮された商品には「ここのお豆腐を食べたら、もう大量生産品には戻れない」とファンの圧倒的な支持を得ている。
 マルシェなどの出店イベントにも定期的に参加。健康志向の高まりもあり、完売御礼の回も少なくない。明確なコンセプトで圧倒的な差別化を図る。小規模店舗の王道的な戦略が機能している事業者である。


4―6月期 業況、2期連続マイナス 先行き小幅な改善見込む

 大阪商工会議所はこのほど、関西経済連合会と共同で四半期ごとに実施している「経営・経済動向調査」の結果を発表した。調査は5月10~26日、1570社を対象に実施し、375社から回答を得た。
 足もと4~6月期の国内景気BSI値(「上昇」から「下降」の割合を引いた指数)はマイナス28・6と10期連続のマイナス。先行き7~9月期は0・8、10~12月期には20・4と改善を見込む。
 自社業況は、4~6月期のBSI値がマイナス15・8と2期連続でマイナス。先行きは7~9月期にマイナス0・8とマイナス幅が縮小し、10~12月期には9・5と小幅な改善を見込む。
 今年度の経営上の懸念事項は、「国内需要の低迷」(57・9%)、「事業・営業活動への制限・規制」(54・9%)が上位。製造業では「国内需要の低迷」に次いで「原材料・商品等、仕入価格の上昇」(52・9%)が上位を占めた。
 業務のデジタル化を進める上での課題について尋ねたところ、「IT人材の確保」(50・9%)が最多。以下、「デジタル化に向けての自社業務の整理・手順の変更」(45・6%)が続く。
 詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/Bsi/bsi_82.pdf)に掲載。

【問合せ】企画広報室TEL6944・6304


近畿経産局長から施策功労者感謝状
大阪府中小企業再生支援協議会の支援実績・取り組みに対して

 大阪商工会議所が国の委託を受けて実施している大阪府中小企業再生支援協議会事業の活動に対し、2日、近畿経済産業局の米村猛局長から感謝状が贈呈された。
 今回の表彰は、全国で唯一過去5年間連続して国からA評価を得るなど、長年にわたり多くの支援実績をあげ、中小企業の事業再生・活性化に貢献していることや、昨年度の新型コロナ特例リスケにおける相談対応(325件)が評価されたもの。統括責任者である豊永喬氏に近畿経済産業局長施策功労者感謝状が贈呈された。

【問合せ】大阪府中小企業再生支援協議会(事業承継・再生支援担当内)TEL6944・5343


コロナ禍での事業継続支援 新型コロナ特例リスケ

 大阪商工会議所が国から委託を受けて実施している大阪府中小企業再生支援協議会は、新型コロナ特例リスケ支援を強化している。
 新型コロナ特例リスケとは、新型コロナの影響を受けて苦しい業況にある中小企業が、簡易・迅速な手続きで最大1年間の返済猶予を受けられる特例支援。特例リスケが成立すれば、企業は返済負担が軽減されて資金繰りが楽になるほか、特例リスケ支援完了後も、協議会から継続支援のサポートが受けられるというメリットがある。
 昨年4月以降、143件の特例リスケ支援が成立、「協議会が間に入って金融機関と調整してくれるので、ありがたかった」などと喜ばれている。
 相談は事前予約制。秘密厳守。相談無料。

【問合せ】大阪府中小企業再生支援協議会(事業承継・再生支援担当内)TEL6944・5343


天神祭ご協賛お願い 伝統文化継承のために

 大阪の夏の風物詩である「天神祭」渡御行事がコロナウイルス感染拡大の影響により、昨年に引き続き中止となりました。それに伴い、大阪商工会議所の奉拝船も取り止めいたします。
 しかしながら、天神祭渡御行事保存協賛会から、各種神事などの継承を途絶えさせないために支援の要請がありましたので、今年度もご協賛を会員企業の皆様にお願い申しあげます。日本三大祭と称される天神祭の伝統文化継承のため、何卒ご協力のほどお願い申しあげます。詳細はお問い合せください。
<募集要項>協賛金=1口1万円~

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


会頭コメント

大阪府の緊急事態宣言解除について

 今年3月の感染再拡大から3カ月をかけ、大阪府民や事業者が一丸となって感染者の減少に努めた成果があらわれた。これまでの努力を無駄にするような感染の急拡大は二度と起こしてはならない。
 リバウンドに繋がりかねない急激な経済再開は避けるべきであり、「まん延防止等重点措置」に移行する判断が示されたことを評価する。併せて、感染力の強い変異株が流行する懸念は残っており、国、大阪府、大阪市には充分な医療提供体制の確保に継続して取り組まれたい。
 度重なる社会経済活動の抑制により、飲食業、観光業、旅客運送業等に関連する事業者は疲弊しており、国・自治体の支援策を命綱として耐え忍んでいる。引き続き事業活動に制限を強いられる事業者には、一層の支援をお願いしたい。
 資金繰りは時間との勝負であり、国、大阪府、大阪市には、支援の迅速化、見える化を進め、事業者が予見可能性をもって事業を継続できるよう、対策を講じていただきたい。また、事業再開時に求められる支援を拡充し、再び成長軌道に戻るまで事業者を支え続けていただきたい。
 大阪商工会議所においても、経済活動の正常化に向け、苦境にある中小企業支援に引き続き全力で取り組むとともに、ワクチン接種の加速にも協力する。(6月17日)


常議員会開く

 大阪商工会議所は18日、第7回常議員会を開き、①会員加入②「令和4年度中堅・中小・小規模企業対策に関する要望」③医療従事者・飲食店どっちも応援プロジェクト「困ったときほど美味しいものを!」の企業協賛のお願いおよび個人向けクラウドファンディングの実施④「天神祭渡御行事保存協賛会への協賛」⑤第3回通常議員総会に上程する議案⑥委員会委員委嘱の承認⑦副支部長の選任の同意――について、審議し、了承した。
 また、①3号議員・常議員の辞任報告②「第12回なにわなんでも大阪検定」の実施③長期化するコロナ禍の企業への影響と大阪商工会議所の取り組み――について報告した。

 なお、常議員会後の会員数は、法人2万1589、団体970、個人6700の合計2万9259となった。
◆副支部長の選任
東支部=西村盾彦・一般社団法人東成工業会会長
(6月18日)


なにわなんでも大阪検定―大阪力をチェック!<11>

 「なにわなんでも大阪検定」で過去に出題された問題をご紹介します。ぜひチャレンジしてください。
◎「実力判定試験―公式ホームページで模擬問題に挑戦できます。
 https://www.osaka-kentei.jp/mogi/

<今回は「古墳」に関する問題>

【問い1】<第11回初級>
 2019(令和元)年、世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群は、三つの自治体にまたがって分布していますが、次の組み合わせのうち正しいものはどれでしょう?
①堺市・松原市・太子町
②堺市・松原市・藤井寺市
③堺市・羽曳野市・藤井寺市
④堺市・羽曳野市・太子町

【問い2】<第7回2級>
 高槻市の北方にある阿武山には乙巳の変(大化の改新)で活躍した人物の墓として有名な阿武山古墳があります。被葬者といわれている人物は次のうち誰でしょう?
①聖徳太子  ②天智天皇
③藤原鎌足  ④蘇我入鹿

【問い3】<第6回1級>
 高槻市にある安満宮山古墳では、卑弥呼が中国に使いを送った頃の中国の年号が刻まれた鏡が出土しています。その年号とは次のうちどれでしょう?
①正始三年  ②景初三年
③嘉平三年  ④青龍三年







解 答
【問い1】③堺市・羽曳野市・藤井寺市
【問い2】③藤原鎌足
【問い3】④青龍三年

【問合せ】地域振興担当TEL6944・6323


注目のクラウドソーシング 戦略的な活用法紹介 セミナーと個別相談会

 大阪商工会議所は7月19日、クラウドソーシングの戦略的な活用方法を解説する「クラウドソーシング活用のためのセミナー&相談会」を開く。
 クラウドソーシングとは、インターネットを通じて企業と個人が直接つながり、仕事の受発注ができるサービスのこと。「ウェブ制作」「翻訳」「チラシ・デザイン作成」などの業務を低コストで発注することが可能。67万社以上の企業が利用しており、今注目のツールといえる。「自社にない専門知識やスキルを活用したい」「即戦力になる人材を探している」事業者の皆様は必見。
 クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークスのクラウドテック事業部エリア営業担当の瀬尾晃平氏がクラウドソーシングの戦略的な活用方法やサービス内容、導入メリットなどを説明する。セミナー後には、個別ブースで担当者に直接質問できる相談会も開催する。
 午後2時~4時40分、大商で。無料。定員60人。事前申込制。セミナーのみ、相談会のみの参加も可能。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202105/D40200928025.html)に掲載。

【問合せ】流通・サービス産業部TEL6944・6440


貸会議室 初回利用料半額キャンペーン
オンライン会議に対応 コロナ感染対策も充実

 大阪商工会議所は、貸会議室1室分の利用料を、初めての利用、または5年以上利用していない会員向けに、半額で提供するキャンペーンを実施している(7階の国際会議ホールは除外)。
 大商の貸会議室は、通常20人から720人まで収容できる14の会議室があり、セミナーや研修、社内会議から株主総会、会社説明会、展示会や商談会、講演会など様々な用途に利用されている。
 すべての会議室にはインターネット回線を装備しており、オンライン会議やオンラインセミナーの開催も可能。
 また、飛沫感染防止ボードや消毒液、非接触型体温計も常備しており、コロナ感染防止の設備も整えている。
 館内6階の喫茶・レストランではランチや喫茶の他、会合用の弁当・飲料類の注文、宴会も可能。
 貸会議室の利用にあたっては、会場専任の担当者が会場見学やレイアウトなどの相談に応じる。貸会議室の詳細、申し込み方法などは、大商ホームページ「貸会議室」で公開。

【問合せ】管理担当会場係TEL6944・6268


事例で学ぶ 経営革新計画の作り方

 大阪商工会議所は8月6日、大阪府内の中小企業や個人事業者を対象にセミナー「新規事業・補助金活用に役立つ経営革新計画の作り方」を開催する。
 コロナ禍を乗り越えるためには、新製品・新サービスの開発・生産、新規事業分野への進出などのビジネスモデル構築や経営力強化に取り組む必要がある。その際、大阪府が承認する「経営革新計画」の策定が有効で、同計画には中小企業庁に関連する補助金などで採択のポイントとなる事業の新規性・革新性を要領よくまとめる仕組みが組み込まれており、各種補助金の事業計画作成にも役立つ。
 同セミナーでは豊富な支援実績を持つ専門家が新規事業の進め方や計画書策定のポイントなどをわかりやすく解説するとともに、昨年度の承認企業が事例を発表する。午後2~4時。大商で。無料。定員60人。事前申込制。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6471


実務に役立つ情報提供 無料の専門相談

 大阪商工会議所経営相談室は、大阪府内の中小企業や創業志望者を対象に、弁護士や社会保険労務士、税理士など専門家が、助言や実務に役立つ情報提供を行う無料専門相談(表)を実施している。
 「ものづくり補助金」をはじめとする事業計画作成や「経営革新計画」策定などの支援、「同一労働同一賃金」など働き方改革への対応、高年齢者の雇用と処遇、契約・交渉、損害賠償、トラブル対応、債権回収、経理処理や決算、資金繰り、税制、ウェブサイト改訂、SEO対策、IT導入補助金、販路開拓の進め方などの相談を受け付けている。
 予約優先。面談・電話とも可(「知的財産」は面談のみ、「IT」はオンライン相談も可)。お気軽にご利用を。


【問合せ】経営相談室TEL6944・6472


企業PRに動画活用 製造業向けセミナー 7月14日

 大阪商工会議所北支部(支部長=寺内俊太郎・大阪冶金興業社長)は7月14日、「ものづくり企業の『動画』活用『準備編』~withコロナでのPR戦略とは?!工場見学も動画?」を開催する。また、当日の録画をユーチューブでも配信する。
 初めて動画作成に取り組む製造業の事業者に焦点を合わせ、コロナ禍での企業動画を活用した効果的な販売促進や販路開拓の手法を学ぶ。講師は情熱の学校のエサキヨシノリ情熱ブランディング・プロデューサー。
 午後2~4時、北支部で。定員20人。ウェブ配信は7月21日午後1時~同27日午後5時。定員100人。いずれも無料。事前申込制。

【問合せ】北支部TEL6130・5112


活躍する女性リーダーたち<28>
大阪大学 接合科学研究所 准教授 梅田 純子 さん  理系女性研究者の裾野拡大

 大阪商工会議所は、企業で活躍する女性役員や管理職を応援する「大阪サクヤヒメ表彰」を2016年度に創設。当欄では、20年度に実施した第5回受賞者を紹介する。

 今回は大阪サクヤヒメ賞を受賞した大阪大学接合科学研究所の梅田純子准教授。
 梅田さんは海外商社勤務などを経験後、東京大学特任研究員として民間企業への技術特許移転モデル構築を担当。大阪大学特任研究員として文系出身者ながら理系の道に入り、3年後に工学博士を取得。接合科学研究所創設以来初、かつ唯一の女性専任常勤教員として助教職に7年間就いた後に現職。2018年に男女協働推進センター女性リーダー・次世代育成部門長に就任。総勢500人超が参加する女子中高生向けイベント全般のマネジメントを行い成功に導くなど、男女協働推進に貢献。20年に女子大学院生の組識を設立、理系女性研究者のすそ野拡大を目指した活動を開始した。
 「他人との比較ではなく、昨日より少し成長した自分を認めること。自信のなさを理由にチャレンジをあきらめないで」とエールを送る。


オンライン経済講演会「佰食屋」の中村社長が講演 8月4日

 大阪商工会議所北支部(支部長=寺内俊太郎・大阪冶金興業社長)は8月4日、経済講演会「『佰食屋』の働き方改革は今、~afterコロナの時代に向かう新しいビジネスモデル」をオンラインで開く。
 1日100食限定の飲食店がワークライフバランスとフードロスゼロを実現した新しいビジネスモデルと今後のビジョンについて、minittsの中村朱美社長が講演する。午後2時~3時30分、Zoomで視聴。無料。定員100人。事前申込制。詳細はホームページ(https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202106/D51210623015.html)に掲載。

【問合せ】北支部TEL6130・5112


2021.06.29
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