概要

□参加者：以下の通り（順不同）
　　大阪府知事　松井　一郎氏　
　　大阪市長　　 橋下　　徹氏
　　大阪商工会議所会頭　佐藤　茂雄氏
　　公益社団法人関西経済連合会会長　森　詳介氏
　　一般社団法人　関西経済同友会代表幹事　村尾　和俊氏
　　大阪観光局理事長　溝畑　宏氏
　　大阪観光局　会長　福島　伸一氏（大阪観光局事業の運営に関するトップ会議のみ）
　　大阪府市都市魅力戦略推進会議会長　橋爪　紳也氏　（第4回水と光のまちづくり推進会議のみ）

＜佐藤会頭の主な発言内容＞

「大阪観光局事業の運営に関するトップ会議」
　冒頭、大阪観光局の事業評価体制等の変更については当該法人で実施する一方、府、市、経済界・観光局のトップ会議で事業報告・意見交換の機会を持ちながら業務運営に意見を反映していくことが確認された。また溝畑局長より今後の大阪観光局事業の今後の方向性について説明が行われた。
　席上、佐藤会頭は、「大阪観光局の運営が形骸化しないためにも、評価項目をしっかり決めてＰＤＣＡを回す必要があるし、今回のようなトップ会議を春夏秋冬年4回必ず実施して欲しい。今後の方向性についての感想を申しあげると、大勢の海外観光客が訪問されるため、現在ホテルの供給不足が顕在化しているが、私自身2～3年もすればこの問題は解消されるのではないかとみている。先ほど橋下市長がお話しされたように、行政に都市経営の発想が欠けているというご指摘は半分あたっている。今年、松井知事も参加したインテックスでのモノづくりイベントは3万5千人もの人が集まった。石積社長（リードエキシビジョン社長）はインテックスで十分だとお話されていた。ただ、今の国際会議場やインテックスでは展示場の拡張は難しく、供給力が不足しているのも事実だ。皆さんカジノ、カジノと先に言われるが、展示場が未整備では意味がない。カジノが出来ると何でもできるというものではない。行政はシンガポールのようにこうした国や都市を目指すという理念を掲げ、大阪の成長戦略という下地をだしてもらって五者懇のような場でＩＲをしっかりと議論していくことが必要だ。」と意見開陳を行った。

「第５回　水と光のまちづくり推進会議」
　推進会議の会長である佐藤会頭が議長を務めた。次回から大阪観光局長も委員として参加することになった。
　会合では、水都大阪パートナーズから平成26年度の取組み結果と事業評価結果、そして平成27年度の取組みが冒頭に報告された。次いで大阪府より水都大阪2015の実施概要と、オープニングセレモニーを8月1日に行う計画などが披露された。引き続き「大阪・光の饗宴2015」の開催概要などが報告され、イルミネーションの区間が昨年の難波までの延伸に続き、今年は梅田まで伸びて御堂筋の4キロをフルに活用して事業を展開することなどが報告された。
　当日の会合で佐藤会頭は以下のような意見を述べた。「水と光の事業はまだまだ認知度が高くない。今後は大阪観光局の溝畑局長も加わり、オール大阪でＰＲすべく力を入れていくべきだ。先ほど橋下市長からもお話しのあった大正リバービレッジの尻無川河川広場の社会実験現場を3日に視察した。私自身も小型周遊船で大正区を1周するミニクルーズを体験させて頂いたが大変素晴らしい機会であった。まさに生きた産業遺産というべき工場群や大正内港の風景を見ることができ、大阪のコンテンツとして売り出せるのではないかと感じた。ついては前回の会議でもお願いしたところだが、橋桁の高さに合わせて潜れる遊覧船の建造に向けてぜひ力をお貸し頂ければ幸いだ。また水都大阪パートナーズの今年度の事業評価が低かったことは、私も皆さん同様に感じているが、意欲的に高い目標を掲げると（達成度が下がって）低得点になることも多い。昨年に引き続き一生懸命やられていることを考えるとモチベーションの低下が懸念される。今年度は評価項目を見直し、中期的な目標と短期的な目標を組み合わせた点数化も必要ではないか。」と述べた。