「㈱青木松風庵 青木啓一会長との懇談」(平成27年4月28日)

 佐藤会頭は、大阪商工会議所を訪問した㈱青木松風庵の青木会長と懇談し、同社における大阪土産開発への取り組みなどにつき意見交換を行った。

「㈱青木松風庵 青木啓一会長との懇談」(平成27年4月28日)

概要

□日時:2015年4月28日(火) 16時50分~17時20分
□場所:大商3階応接室
□来訪者:㈱青木松風庵 代表取締役会長 青木啓一氏、専務取締役 青木智子氏
 随行者:㈱高映企画 代表取締役 横田真治氏、プロデューサー 衣川剛史氏
□応対者:大阪商工会議所 佐藤茂雄会頭

 佐藤会頭は、大阪商工会議所を訪問した㈱青木松風庵の青木会長と懇談し、同社における大阪土産開発への取り組みなどにつき意見交換を行った。今回の懇談は佐藤会頭と40年来懇意であった㈱高映企画の横田社長が同社の宣伝CMを手掛けていたことから実現したもの。当日は太平サブローさんが出演する青木松風庵のブランド商品みるく饅頭「月化粧」の新作TVコマーシャルも披露された。

 席上、青木会長は、「当社は昭和59年に大阪南部の泉南郡岬町で創業し32年目を迎えた。お菓子作りは素材を超えられないが私の信条。納得する素材だけを吟味し、自ら全ての商品開発を行っている。とりわけ当社では創業以来100%自家製餡にこだわり続けている。またお菓子は鮮度が命であり、元旦から大晦日まで365日休まず毎朝5時から年中無休で製造。さらに、よりよい状態でお菓子をお客様にお届けするため、店舗と工場を受発注オンラインシステムで結んで対応している。現在の店舗数は大阪地区19店舗、和歌山地区8店舗、子会社である天平庵が奈良に6店舗、そして東京に3店舗ある。おかげさまで2011年からモンドセレクション(※)において、みるく饅頭「月化粧」が金賞を連続受賞。TVのコマーシャルなどとタイアップしてブランド力向上にも努めている。一方で平成26年2月に岬工場(床面積2,206.69㎡)を新たに稼働させ商品供給力も向上させてきた。おかげさまで商品も100品目を越え36店舗で42億円の年商を上げるまでになってきた。広島の菓子博で月化粧が内閣総理大臣賞を頂戴できたこともあり、JR東海でも取り扱って頂けるようになった。まだまだ大阪発の手土産となるようなお菓子が少ないので、従来の概念にとらわれることなく新感覚のお菓子を世に発信していきたい。」と述べた。(※モンドセレクションは「世界食品オリンピック」とも言われ、世界各国の最上品質の製品の更なる向上を目的とした権威あるコンテスト。)

 これに対して佐藤会頭は、「北海道産「白金時」等にこだわって餡づくりをされていると伺い、会長が自ら商品開発への熱い情熱をお持ちの方であることを実感させて頂く機会となった。製餡業を営んでおられる北見商工会議所の会頭にもぜひご紹介申し上げたい。月化粧のヒットにより、大阪のみならず全国で活躍できる地歩を固められつつあることも理解できた。仙台の菓子製造会社が東京銘菓「※※」と名付けて販売することで売り上げを伸ばしているとお聞きしたが、ブランド力や発信力のある大阪産手土産を増やしていきたいので是非ご協力をお願いしたい。そのためにもまずは一度岬工場を見学させて頂きたいので宜しくお願いしたい。」と述べた。

CIMG1012.JPG「 佐藤会頭(左)と懇談する青木啓一会長(右)と青木智子専務(中央)」
CIMG1011.JPG「当日随行した㈱高映企画の横田社長(左)と衣川プロデューサー(右)」
CIMG1015.JPG「モンドセレクションにおいて金賞を受賞したみるく饅頭「月化粧」。駅売店で手軽に買える4個入りのパッケージなどもある。」