食の都・大阪レストラン・ウィーク2018 2/1thu → 2/28wed 大阪らしさを味わい尽くす1ヶ月!!

“大阪らしい料理・デザート菓子”をテーマとする料理コンテスト「食の都・大阪グランプリ」。その歴代入賞作品の中から39作品を入賞者の各店でお楽しみいただけるスペシャルな1ヶ月です。かつて菜庭(なにわ)、魚庭(なにわ)とも称された「食の都・大阪」のトラディショナルな味、少しチャレンジングな味、そして大阪産(もん)の新発見・再発見をお楽しみください。

Discover the exquisite cuisine in ‘Kitchen of the nation’ OSAKA! During this special period, 39 award-winning dishes from “Osaka Grand Prix”(a professional culinary competition in Osaka that aims to produce new and original dishes which express the distinctiveness of Osaka) are offered at each of the winner chefs' restaurants. This event will provide you with the opportunity to get to know Osaka's traditional food culture, somewhat edgy yet sophisticated foods by rising chefs, as well as seasonal OSAKAMON (the agricultural products, the fishery products and the foods processed in Osaka).

食の都大阪 第8回グランプリ

和食・日本料理部門 優勝/大阪市漁業協同組合特別賞

鮨 千陽 田場 壱盛氏

食材の魅力をダイレクトに伝える

食材を穴子にしたのは「もともと自分が好きなネタだったから」。寿司ネタのなかでも炊き方が重要で、今後の勉強もかねて穴子を使おうと決めました。今回の作品では、穴子の魅力を最大限に感じていただけるよう、外巻きにしました。
さらにゴボウを使うことで、食感でも楽しんでいただけるよう工夫したのがポイントです。柔らかい食感の高山ゴボウはふっくらした穴子との相性もよく、お寿司では滅多に食べられない組合せなので、新鮮な驚きを感じていただける作品になったと思います。

炙り大阪穴子の巻き寿司
受賞作品 炙り大阪穴子の巻き寿司

口に入れた瞬間に溶けてしまうほどトロトロ食感の穴子の炙りは、「鮨 千陽」の名物でもある。本来シャキッとした食感のゴボウも、柔らかな高山ごぼうを合わせることで穴子との相性抜群な絶妙な組み合わせとなっている。
※「食の都・大阪レストランウィーク2018」では、高山ごぼうではなく、別産地のごぼうを使用いたします。

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中国・韓国・アジア料理部門 優勝

ホテルモントレ ラ・スール大阪 中国料理「彩雲」 岩竹 宏宣氏

新たな試みで定番料理の違った一面を発見

本来中国料理の団子はデザートとして食べるイメージなのですが、そこにタマネギや鴨を使用することで従来とは違ったギャップを生みだそうと考えました。私自身、試作のなかで団子を割った瞬間にふわっと香るタマネギの香ばしさや、団子の生地と鴨肉との相性に驚き、自分のなかにあった団子のイメージを良い意味で裏切れる作品になったと思っています。今回のグランプリでは、大阪らしさをテーマに、大阪の食文化を築いた千利休から連想し「粉もん」「胡麻」というキーワードを導き出しました。

利久団子 ~大阪家鴨入り胡麻団子 泉州玉葱の香り~
利久団子 ~大阪家鴨入り胡麻団子 泉州玉葱の香り~

団子の生地に海苔を練り込み餡にはたまり醤油を使用するなど、食べるごとに違った風味が感じられる味わい深さが魅力。定番の形を踏襲しながらオリジナリティを盛り込み進化させる、千利休が提唱した「わび・さび」を感じさせる逸品。

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デザート・和洋菓子部門 優勝

株式会社近鉄・都ホテルズ 天王寺都ホテル 成田 安定氏

見た目でも大阪らしさを演出

普段はスイーツに使わない食材を使用したいという思いから、里芋をメインの食材に採用しました。味付けに関しては、里芋そのものの風味が強いものではないので、その特徴を生かせるよう、さっぱりした後味となっています。
また、大阪城をイメージして作った見た目もポイントです。今回、里芋をメインにすることで、どんな食材も「スイーツに向かない」と決めつけるのではなく、チャレンジと試行錯誤を繰り返せば斬新な作品が作れるということが分かり、良い経験になったと思います。

里芋と無花果によるOsaka Tower
受賞作品 里芋と無花果によるOsaka Tower

冷やしあめを使ったり、大阪城をモチーフにしたデザインにしたりと、食材だけでなく大阪を象徴するものを多彩に盛り込んだ作品。みかんのソースを大阪城の堀に見立てるなど、見た目でも楽しめる一品は食べてしまうのがもったいないほど。

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いいもん うまいもん 大阪産もん

食の都・大阪レストラン・ウィークとは

「菜庭」「魚庭」「天下の台所」「くいだおれの街」などと称されてきた食の都・大阪の水準の高さ、奥の深さ、多様性を内外の方々に実感していただくために開催しています。
「食の都・大阪グランプリ」の応募作品1867作品の中から厳選された入賞作品はいずれも各料理人・パティシエの大阪への熱い想いが込められています。また、その多くには大阪産(もん)が使用されていますので1次産業までを含めたトータルな大阪の今・昔を味わっていただくことができるでしょう。

食の都・大阪グランプリとは

大阪の食に関係する産官学が集う「食の都・大阪」推進会議が毎年開催している大阪のプロ料理人・パティシエ対象の料理コンテスト。基本テーマは「大阪で育まれてきた食文化をふまえた上で現在進行形の"大阪らしさ"を和洋中の料理・デザートで表現すること」。大阪ならではの素材選択といかし方、旬や祭事の表現、お値打ち感、背景に潜ませたストーリー性などを中心に、完全ブラインド方式で審査しています。毎回200を超える作品応募があり、第1回~8回の応募作品累計は1867作品というグルメの祭典です。

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大阪産(もん)とは

大阪府で栽培・生産された農産物、畜産物、林産物、大阪湾で採取され大阪府内の港に水揚げされた魚介類。このほか大阪の特産と認められる加工食品「大阪産(もん)名品」もあります。

  • 大阪産(もん)の普及促進に向け、大阪府の許可を受けた料理店・生産者等は、出荷箱や袋、販売店舗のコーナー、料理店のメニューなどに大阪産(もん)ロゴマークを使用できます。
  • 大阪産もん

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