第103代 メルボルン市長
ロバート・ドイル氏
メルボルンが、世界で最も住みやすい都市として取られる要因の一つは、経済活動を優遇する姿勢だと言われておりますが、革新的で「機敏な」都市として、常に未来に目を向けて、更なる繁栄の確保に繋がる方策の実践を図っております。730億(オーストラリア)ドルの規模を持つメルボルン経済は、過去6年間において、200億ドルの成長を遂げました。
このような成長を遂げる中、観光業、宿泊・飲食サービス業、小売業、医療サービス業、法務や不動産といった専門サービス業、そして、建設業(特に持続可能な建設・改修分野)において、77,000人の雇用が新たに創出されております。
雇用創出の鍵となる要素には、雇用主からみた投資の見返りがあると思いますがそれはまさに、企業が成功を見出しているからこそ雇用が増加しているといえるでしょう。2013~14年にかかる過去12カ月の期間で、メルボルンは世界最大規模の小児科学、循環器学、後天性免疫不全症候群、糖尿病に関する4つの会議を開催しております。
このような主要イベントに市が1000万ドルを投資したことにより、大勢の方々がメルボルンに訪問していただき、市の恩恵は6000万ドルに達しております。また、市内の格式の高い劇場では、2017年まで開催イベントが予約されております。
また、メルボルンは、ヨーロッパと米国の中間点に位置しており、アジア太平洋圏の主な国々や貿易相手の営業時間と重なる有利な時間帯にあります。
皆様と大阪でまた、お会いし、メルボルンが人とビジネスにとって住みやすい都市であることについて、より深く意見交換ができることを、心から待ち望んでおります。