佐藤会頭の眼~講演録
Chairman’s Eye with you

2013年(平成25年)6月11日(火)

第7回日韓商工会議所首脳会議「日本の経済情勢と展望」

2013年6月11日日韓商工会議所首脳会議DSCF4251(全体写真).JPG「2013年6月11日日韓商工会議所首脳会議」 最後になりますが、先程岡村会頭がご挨拶の中で触れましたとおり、日韓経済関係は、大きな部分では相互補完の関係にあります。両国の企業がお互いの強みを活かし、経済活動を質・量ともに拡大していくためにも、両国が「一つの経済圏」を構築し、パートナーシップを深めていくことが必要であります。
 昨年韓国を訪れた日本人は350万人を突破し、過去最高を記録しました。一方、韓国からの訪日旅客は今年に入ってから順調に戻りつつあり、1~4月の韓国人訪日客は87万9千人(前年同月比36%増)で、震災前の数字を上回るまで回復しております。こうした観光交流の一層の活性化はきっと他の産業への波及していくものと思います。
 こういった意味でも、両国経済の結びつきを強める経済連携協定(EPA)は不可欠なものでありましょう。その点、今年に入って日中韓FTA交渉が動き出したことに、大きな期待を寄せております。早期の進展に向けて、政府への働きかけをしていきたいと考えております。

 私からは以上です。