本日は大阪経済大学の創立80周年という大変おめでたい席にお招きいただき、光栄であります。そしてまた講演の機会をいただいた次第ですが、こちらの方は汗顔の至りであります。一年以上前のことでしょうか、理事長の勝田さんが会社の方にお見えになって、創立の周年事業を予定して、講演でスピーチをせよ、と言ってこられました。その時は、大阪商工会議所で取り組んでいる千客万来都市OSAKAプランというビジョンを皆で共有しようと、あちこちでPR中でしたから、これはPRの良い機会だ、と簡単に考えておりました。

　何よりもだいぶ先のことで、まだ切実感というものがなかったこと、そして私の元部下2人が本学出身だったりしてご縁を感じ、何やら悪い予感がして多少は躊躇したものの、数日後に結局お引き受けしてしまったのであります。また、本学７０周年の時、時の理事長であった井坂さんが記念の１００人講義を予定しているので、ついては貴方にもお願いしたい、と言ってこられたのですが、私は社運挽回にこれ努めていてとても余裕がありません、とお断り申し上げた経緯があります。贖罪の意識が心の片隅にあってお引き受けすることになったのかもしれません。

　いつもの講演はパワーポイントで思い付いたまま、お話をするのですが、今回は、昨日雨で終日自宅だったものですから、自分で原稿を書いてみました。映像の方はBGMならぬBGPとしてご覧いただきたいと思います。本日は「大阪を元気にするために」、と言う演題をいただいております。「大阪を元気にするために」、の後が問題です。本日は、「過去に学ぼう」、「世界に学ぼう」位にしておきたいと思います。断じて、「東京に学ぼう」なんかではありません。