<関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会 理事会・総会>(平成27年5月22日)

 当日15時半から開催された組織委員会理事会では、平成26年度事業報告、収支決算(案)に続き、大会期間や基本構想、ロードマップの原案が提出、了承されたほか、大会マスコットの公募や関西経済同友会からの提言などが披露された。

<関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会 理事会・総会>(平成27年5月22日)

概要

□日時:2015年5月22日(金) 15:30~理事会、16:30~総会
□場所:理事会 大阪国際会議場10階 1009会議室、総会 3階 イベントホール
□参加者:大商 佐藤会頭(組織委員会副会長)、井戸関西広域連合長(組織委員会会長)、
        森関経連会長(組織委員会会長)ほか
□概要:以下の通り。

 当日15時半から開催された組織委員会理事会では、平成26年度事業報告、収支決算(案)に続き、大会期間や基本構想、ロードマップの原案が提出、了承されたほか、大会マスコットの公募や関西経済同友会からの提言などが披露された。

 井戸会長からは、2017年ニュージーランドのオークランドで開催される第9回大会の場で来る第10回2021年関西ワールドマスターズゲームズの概要を参加者に披露・紹介できるよう準備を進めていきたい、と挨拶があった。また飯泉徳島県知事からカルチュラル・オリンピアード(オリンピック開催都市で行われる文化プログラム)を謳った事業内容が少ないとの意見が出され、井戸会長からは文化も事業基盤として盛り込みながら計画を策定していきたいとの回答があった。このほか、佐藤会頭からは、関西ボート連盟会長を務める立場から、「競技種目ごとに開催候補地から会場を選定する必要がある。早急に実施種目や日時などの詳細を決定し、競技団体に対して啓蒙活動を始めていって欲しい。」との要望がなされた。

 理事会で決議された大会競技期間は、従来の1都市開催ではなく広域開催となることをふまえ、2021年(平成33年)5月15日の開会式、同月23日の中締め式を経て、5月30日の閉会式まで16日間が予定されており、この会期中に国内外から5万人の参加者を見込んでいる。このほか大会テーマは「スポーツ・フォー・ライフの開花」とし、基本理念には地域の独自性や日本の伝統・文化を世界に発信し、生涯スポーツの祭典を創出していくことが盛り込まれている。

 引き続いて開催された総会には、組織委員会名誉会長の森喜朗氏も登壇。国会議員団によるラグビーの試合では年齢に応じてパンツの色を変えて体力に応じたプレーが可能になっていると披露。また森氏の地元である石川での国内版マスターズゲームスでは、多くの参加者が地域での消費活動に貢献していたと事例を紹介し、東京五輪後のタイミングで開催する関西ワールドマスターズゲームズ2021の成功に期待を寄せた。

 理事会・総会への参加を終えた佐藤会頭は、「私自身、2021年の大会にボート競技で参加したいと思っている。これまでの準備で少しずつアウトラインが見えてきているが、オール関西で理念を共有し、大会後も海外の観光客がお越し頂けるようこの大会を起爆剤にしていくことが大事だ。以前から大商が主張してきたカルチュラル・オリンピアードへの取り組みの必要性が委員会でもようやく浸透してきたことが一番の収穫だった。理事会でお会いした滋賀県の三日月知事には、独自の観光資源を掘り起こして紹介頂きたいとの思いで、関西国際空港に入国された観光客が滋賀県を周遊するような観光パンフレットの作成が必要ではないかと作成を働きかけたたところだ。」と感想を述べた。

CIMG1572.JPG「理事会で挨拶を行う井戸会長。」
CIMG1599.JPG「組織委員会名誉会長の森喜朗氏からも温かいメッセージが寄せられた。」
CIMG1609.JPG「総会では壇上で鏡開きが行われた。赤い法被が佐藤会頭」
CIMG1618.JPG「総会会場内でテレビ局のインタビューに答える佐藤会頭」