「平成26年度在阪支社長・支店長と大阪商工会議所役員・議員との懇談会」(平成27年3月2日)
概要
日時:2015年3月2日(月) 11:00~13:15
場所:ホテルニューオータニ大阪2階 鳳凰の間
出席者:佐藤会頭、小嶋副会頭、倉持副会頭、常議員、議員関係者、在阪支社長、支店長など計206名
概要:以下の通り
佐藤会頭は今回で9回目となる平成26年度在阪支社長・支店長と大阪商工会議所役員・議員との懇談会に出席し、歓迎の挨拶を述べるとともに参加した支社長らと交流の機会を持った。冒頭、佐藤会頭は、「私自身が講演をさせて頂いたのは第3回の懇談会であったが、その時よりも相当参加人数が増えており、支店長・支社長の皆様の交流や人脈作りの場として定着してきたのは嬉しい限りだ。今日講演をお願いしている大起水産の佐伯会長は、産地の大切さを魚にも履歴書がある、という言い方で早くから主張されていることが物語るように豊かな感性の持ち主だ。皆様にもきっと参考になるものと思う。」と挨拶を行った。
当日講演を行った佐伯会長は、「昭和35年、叔父を頼りに愛媛県の西条市から来阪した。大阪というところは、自分の器を磨いて頑張っていけばその分商売も大きくすることができるところだと親から教えられたこともあり、身を立てて一花咲かせてやろうとの思いで来阪した。夜学に通いながら朝早い時間帯の商いである魚屋のビジネスを学び、昭和50年、30歳の時に会社を興した。昭和53年には卸売の会社も立ち上げた。その後大手百貨店などとも取引ができるようになり売上も少しずつ伸びてきていたが、10年前に魚をベースにした飲食業として寿司を提供する決断を行った。魚を売るための仕掛けとして考えたが、物販と飲食の二つの歯車で会社を展開することにより年商が100億円を超えるに至った。“街のみなと”、“天下の台所”といった思いを形にする上で、鮮度を維持しておいしいものを提供する産地直送にこだわってやってきた。鮮度がご馳走という創業当初の信念は今日もいささかもぶれていない」と述べた。
懇談会終了後、佐藤会頭は、「今日は創業者の実際の体験談を皆さんに直接聞いてもらえる機会となり大変良かった。佐伯会長は大阪・関西を拠点に今後関東圏にも進出、大阪で育てたビジネスモデルを全国に広げようというチャレンジ精神旺盛な企業家精神に深く敬意を表したい。」と感想を述べた。当日は200名を超える参加者が熱心に名刺交換などを行った。