「水都大阪を語る夕べ」(平成26年12月12日)
概要
日時:2014年12月12日(金) 18時40分~21時
場所:東天紅大阪天満橋OMM店
当方参加者:佐藤会頭、佐伯議員、宮城専務ほか
会合参加者:山本・毎日放送最高顧問(関西経済同友会)、堀井・関西・大阪21世紀協会理事長、水都大阪オーソリティ、水都大阪パートナーズなど推進団体関係者など60名
会合内容:八軒家浜や中之島エリアの動きについて今後の水辺利用の在り方を含めて情報や意見の交換を行った。
当日は八軒家浜の再開発を担当した株式会社HTAデザイン事務所の高原浩之代表がゲストとして招かれ、八軒家浜の街開きに至るまでの苦労を振り返りながら今後の展望について語った。
高原氏は、「平成13年から水都大阪の再生事業がスタートした。再開発の設計にあたっては、地域住民とも十分に対話を重ね、陸と水の調和性や親和性、建屋の窓ガラスの角度を工夫することで大川が近くに見えるような仕掛け、さらには水辺に人が集えるスペースの提供などに配慮しながら最終形をとりまとめた。(構想から8年ほどかかったが)平成20年10月の京阪電鉄中之島新線の開業に引き続き、翌年3月に川の駅はちけんやがオープン。その年の8月から水都大阪2009が開催された。これをきっかけに様々なイベントや取り組みにより八軒家浜周辺が賑わいを取り戻しているとお伺いし大変喜んでいる。自らの設計事務所も八軒家浜を見渡せるビルに移した。」と語った。
また席上、主催者の山田代表から、中之島では水辺利用の具体的な実績として、中央公会堂北側の対岸に川床を活用した中之島LOVE CENTRALもオープンするなど新たな動きが出てきていると報告された。
会合に参加した佐藤会頭は、「八軒家は古くから物資の集散地として栄えてきた水陸の結節点。中之島新線の開業時に併せて、元の形に戻すのではなく、八軒家浜が水都大阪のランドマークになるようものを創造しようと長年アイディアを温めてきた。その後、青色LEDを使った天の川イベントなども発案したが、淀川を経て京都に繋がる八軒家浜は、熊野詣の陸の起点であり歴史的にも交通の要衝。八軒家浜が活性化することで、大阪の街が川に向かって開かれる起爆剤になればとの思いで今日まで開発を見守ってきた。八軒家浜や中之島エリアがさらに発展し、東洋のマンハッタンと呼ばれる日が来るのを楽しみにしている。」と感想を述べた。